こんばんは。

 

小夜子です。

 

 

 

 

夫(夜明けさん)に拒否される側のレス妻です。

 

新婚からずっとセックスレス。

気づけば干支一周回ってました。

 

私と夫.夜明けさんが本当の意味で向き合い始めるまでの12年間の歩みを綴っていきます。

 

単なるセックスレス解消ブログではなく、

「どう生きるか/死ぬか」に真剣に向き合った私の人生のターニングポイントの記録です。

 

またレス問題に限らず多くの「噛み合わない夫婦」にも当てはまるものがあるのではないか?と予想しています。

 

 

昨日の記事にもコメントありがとうございました!

 

 


 

 

「あの時しっかりと向き合っていればもっと違った人生が歩めたのかな」とふと頭をよぎってしまう分岐点って誰にでもありませんか?

 

 

人生は選択の繰り返し。

 

 

あの時、こちらの道ではなくあちらの道を選んでいたら今頃どうなってたかな・・・と私は12年もの間、ず~~っと頭の中でぐるぐる考え続けました。

 


 

 

 一時間経過~

 

 

果たしてこの流れはどっちなんだろう。

 

そろそろ映画も終わりますけど。

 

もう23時・・過ぎていってしまいますけどぉ~~・・・・お~い。

 

 

 

早くしないと夜遅くなってしまいますよぉぉぉ。

 

あんまり遅くなってしまうと夜明けさん寝ちゃいますよねぇぇぇ?

 

 

「しよう!」と言えばいいだけなのにその一言が言えない!

 

 

こんなものなのかな?

 

 

 

私はいつしか言い表すことのできない不安をうっすら感じるようになっていました。

 

 

月に一回しか会えないのに二ヶ月も特別な理由もなくナイなんておかしいんじゃないかという気もしてきました。

 

だからといって私からこの手の話題を口に出すことは恥ずかしくてできません。

 

 

というか、それまでもともと淡泊な夜明けさんに痺れを切らして私の方から持ち掛けた事が何度かはあったのですが、

 

毎度とても言いづらいため、今夜は夜明けさんから仕掛けてほしいのです。

 

 

時刻は24時を過ぎました。

 

 

そのうちだんだんとイライラしてきました。

 

 


 

 

そもそも、遠くからやってきた彼女と一試合も交えないってどういうことなのでしょう。

それこそ礼儀というか、マナーのようなものじゃないですか?!!

 

 

 

度重なる夜明けさんの欠場に

今月こそはと・・・身支度整えてはるばるやってきた自分がなんだか恥ずかしくなってきました。

 

毛も剃ったのに~~~!

剃った意味ないじゃん!!

 

でも、言えないのです。

 

 

するとそのうち・・・

 

夜明けさんが寝室に行きました。

 

夜明けさん一人暮らしの家でしたので、シングルベッドひとつしかなく

狭いベッドに二人で入って寝ていました。

 

狭かったですが、こういう機会でしかないことなので特に狭さや寝苦しさは感じませんでした。

 

 

よ・・よし・・・!

 

今日が最後の夜!

 

明日、私は帰ります。

 

するなら今夜しかありませんよ~~!!!

 

 

・・・・・・。

 

 

 

 

し~~ん・・・。

 

 

 

いつ来るかと思っていたら・・・

 

 

 

夜明けさんはスヤスヤと眠ってしまいました。

 

 

スヤァァァッ・・・

 

 

 

え・・・・ね・・・寝るの・・?

 

寝ちゃうの!?

 

思わず振り向いてしっかり顔を確認しましたが、

ぐっっっすりと寝ていました。

 

 

スヤァァァ・・・

 

 

ここで私の女心がポッキリと折れてしまいました。

 

 

 

 

 

ぐうぐうと森の熊のように眠る夜明けさんの顔を暗闇でじっと見つめ続けました。

 

ひたすら眺めつつじっっと考え続けました。

 

 

 

この時私達の間では既に婚約を済ませていた状態でした。

 

 

結婚したら、きちんと出来るのかな・・・。

 

 

 

漠然とした不安が脳裏をよぎりました。
 

それと同時に、淡い期待も抱いていました。

 

 

 

 

 

私達はまだ若かった事もあり、身ひとつで結婚するつもりでした。

形式ばったものは全て省略し、記念にお金を使うぐらいなら

2人の新生活にとっておきたいと思っていました。

 

 

私はただ二人の将来が明るいという自信を持ちたかったのです。

 

 

 

頭の片隅にうっすらと滲み出る不安をかき消したかったのです。

 

 

 

だから今夜はどうしても夜明けさんに誘ってもらいたかったのです。

 

 

きっと二人の将来はうまくいく・・・

 

はず・・・。

 

 

 

 

この気持ちを夜明けさんは気づいているのだろうか。

一体どう考えているのだろうか。

 

 

 

眠る夜明けさんの顔を暗闇で見つめ続けながら

じっっと考え続けました。

 

すると・・・なんと表現していいのか分からない、

 

怒りのような感情が湧いてきてしまうのです。

 

 

 

人間、不安を感じると次に怒りがやってくるのか、

すやすや眠る夜明けさんの寝顔を見ているうちに

「私の気も知らないで・・・!」とムカムカしてきてしまいました。

 

 

 

時刻は1時。

 

一人で気を紛らわせようにもすることがありません。

 

無性にイライラしてしまうと同時に時計の針だけがチクタクとなる暗闇でじっと自分の内面に向き合い続けました。

 

 

どうしてこんな事ぐらいで腹を立ててしまうのか。

 

 

これまでだって、してないことはないんだから、

今回の宿泊でゼロなことぐらい、どうってことないって思えばいいだけの話なのに。

 

どうしてこれごときが許せないんだろう。

 

 

 

 

 

セックスがなくても夜明けさんが私のことを大切にしてくれているのは分かってるし、

愛情表現だってしてくれます。

 

 

 

この二日間だってしっかりと愛されていると実感は出来ているし、

 

ハグやキスやボディタッチなど、なんならずっとベタベタしていたので

それで満足できるはずなのに・・・

 

どうしてセックスがないだけでイラついてしまうんだろう。

 

 

 

セックス=愛情だとも思っていません。

 

私はしっかり愛されてると実感している。

 

 

でも・・・現に 今、私は暗闇の中で怒っている。

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

というかあなたさっきから怒ってるけど、

 

 

文句言えるほどの立場なの?」

 

もう一人の自分が言う。

 

そもそもあなたにそんな魅力があると思ってるんですか?

 

 

 

 

そんなド貧乳で短足で、セクシーのセの字もないようなスタイルでよく言えるよね。

そりゃ夜明けさんも寝るよ。

 

私が男でもあなたみたいな人、萎える。

 

あなたがもっと巨乳のナイスバディだったら寝てる場合じゃなかったんじゃないの。

 

 

あなたの何かが足りないから夜明けさんが平気で寝るんじゃないのか。

 

・・・・・・・・・

 

こんなことで腹を立ててること自体、身の程知らずな気がしてきました。

 

 

 

まるで自分が性欲の塊のような気がしてきました。

 

すやすや眠る夜明けさんこそ、

清らかな、純粋な天使なんじゃないか・・というような気がしてきました。

 

 

 

どうして、「愛されてるという実感」だけじゃ満足できないんだろう。

どうして、今私はムカついてるんだろう・・・。

 

 

子どものようにすやすやと眠るエンジェル夜明けさんの隣で

おのれの性欲と戦っている私。

 

 

・・・嫌だ。

 

 

いやいや・・・これは性欲とは違うのです。

 

 

セックスがしたい=性欲を満たしたいとは限らないし、

今私が戦っているものも己の性欲ではないはず。

 

 

 

でもこの感情に名前がつけられない。

 

言い現わすとしたら結局「性欲」になってしまうような気がする。

 

自分の欲深さに嫌気が差しました。

 

 

私も天使みたいにすやすや眠りたいのに・・・

 

 

ずっと自問自答を繰り返しろくに眠れず、

 

 

結局私がどうしたかというと

 

 

 

 

夜明け前

ついに暴挙に出ました。

 

 

つづく。