こんばんは。
小夜子です。
夫(夜明けさん)に拒否される側のレス妻です。
新婚からずっとセックスレス。
気づけば干支一周回ってました。
私と夫.夜明けさんとの12年間の歩みを綴っていきます。
長かった序章もお付き合いくださりありがとうございました。
また、皆さまの経験談を告白して頂いてることで、コメント欄もまるでひとつの物語を読んでいるかのような重みがあります。
ここでは誰も否定せず、否定されない空間にしたいです。
言いづらいことも文字に起こして脳内を整理してみることで頭が整理されたり(また逆に傷ついたり)することもあるかな・・・と思ってます。
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人生は選択の連続といいますが、誰にだってあると思うのです。
運命の分かれ道・分岐点が。
今更思い返してもどうしようもないのに、
「あの時しっかりと向き合っていればもっと違った人生が歩めたのかな」と考えてしまう
「人生の分岐点」・・ありませんか?
私は結果的に今、夫婦再生の道を選びましたが、それでも「あの時あっちを選んでいたら今頃どうなってたかな・・・」と思うことも当然あります。
遠距離恋愛
私達がまだ恋人同士だった頃の話にさかのぼります。
私と夜明けさんは平凡な学生生活を送り、
普通の恋愛を楽しみ、無事に卒業し晴れて社会人になりました。
社会人になって一度別れましたが数か月でよりを戻し、
ほどなくして私達は遠距離恋愛になりました。
私は地元に残りましたが、夜明けさんは200キロほど離れた場所で暮らし始めました。
お互い職種がまったく違ったので休日を合わせるのが難しくはありましたが、
稀に休みが合った時には仕事を終えてそのまま列車に乗り、夜明けさんのもとへと通っていましたし、逆に夜明けさんがこちらへ戻って来ることもありました。
忙しいながらも お互いなんとか時間を作って月に一度は会うようにしていました。
遠く離れてはいましたが、お付き合いは順調に進んでいました。
今から思えば
自分の選択を「これでよかったんだ」と肯定するしかないのですが、
今思えばあの時が私達の
「最初に向き合っておくべき関門」だったように思います。
振り返ると私も相当こじらせややこし乙女ちゃんで恥ずかしい限りなのですが「あの時向き合っておくべきだった関門」について書くことにします。
予兆
あの日、いつものように私は夜明けさんのもとを訪れていました。
今回は少し長めにお休みが取れたので2泊3日で夜明けさんのおうちに泊まる事ができました。
月に一回しか会えないので、一緒にいられる時間をそれはそれは楽しみにしていました。
一日目。
私が到着したのは夜でした。
夜明けさんとお外でご飯を食べて家に帰りくつろいで寝ました。
到着した当日ということもありこの日は本当に文字通り就寝しただけ。
二日目。
この日は夜明けさんとお出かけをしました。
夜はおうちでご飯を作る事にしました。
明日はいよいよ私が帰らなければいけない日です。
となると・・・やっぱり、期待しちゃいますよね?
1か月に1回しか会えない3日の最後の日ですよ?
一か月ぶりに会ったんですもの。
そしてまた来月まで会えないんですもの。
昨日は何もなかったし、
今晩は・・・あります・・よね?
実を言うと社会人になってからというもの、夜明けさんと致すことが激減していました。
まだ慣れない環境で仕事が大変だからと私もさほど気にしてはいませんでしたが、明らかにペースダウンしていました。
具体的に言うと、学生時代は3日一緒に旅行をした場合3日連続いたせる!という感じでしたが、
社会人になってからは3日一緒にいたとしても1場所あるかどうかぐらいのペースに落ちていました。
付き合いが長いと徐々にペースダウンしていくのは多少仕方がないことだとは思っていましたし、もはや私達も始終ベタベタしてる雰囲気でもありませんでしたし。
ただ、遠距離恋愛で会える機会が減っているのだから
この時ぐらいしなかったらいつするのよ!?
3日ずっとしたいとは望んでいません。
1回ぐらいするものだろうと思っていました。
だってまだ私達は23歳でしたし、周りのお友だちのお話を聞く限りでは「彼女(彼氏)が泊まりに来ているのに何もないまま終わる」というケースを聞きませんでした・・・。
しかし、夜明けさんは今日もその気がなさそうな雰囲気なのです・・・。
私はもしかすると今晩もなにもないのかもと不安になってしまいました。
とりあえず夜は、DVDを見ることにしました。
(あ、普通のDVDです・・・普通のっていうのも何ですが・・・)
映画を見るのはいいのですが、私的には映画が終わったあとのことが心配なのです!
するのかい!
しないのかい!
どっちなんだい!
気になる・・・・(ヤキモキ)
そもそも、私は世間のカップルがどのように「事」をスタートさせるのかもサンプルを知りませんでした。
意外と「はじめ方」について誰かと話したことがありませんでした。
世間のみんながどうやって事を始めるかいまいちよくわからないままでした。
漫画やドラマの世界では知ってるけど現実はそんなに綺麗なものでもなく
もともとはお互い実家暮らしの学生だったため、
私達のそれは
泥臭い「調整」の上に成り立っていました。
世論では(世論・・・・)
「くっつけばその気になる」とか、「ボディタッチを増やすとそのうち徐々に・・」とか、「玄関入ったらいきなり!」とか漫画のような展開があるらしいのですが、
実際そのような場所がなかったですし、
そもそもそれもあくまでパートナーの性欲スイッチによるというか、
導火線みたいに触れた瞬間ボっ!と火が点くタイプタイプなのか、
火をつけてもすぐに消えてしまうタイプなのかにもよりますし・・・。
そんな一触即発のようなタイプの男性だともっと気楽に誘えたのかもしれないのですが、
そういうわけにもいかず・・・
終わり方より 始め方が難しい。
始め方が確立されていないからこそ、どうしていいのか分からない部分も多く、
またシンプルに言って誘うのが恥ずかしいのです。
(ありますよね)
私たちの場合は、圧倒的に夜明けさん主導でした。
こうしてようやく誰にも気兼ねせず過ごせる「巣」が出来たというのに!
いまだに私達ははじめ方が確立されていないままでした。
だから相手の様子を見て「ど・・どっちなんだい・・?」と観察するしかなかったのです。
この時はまだ気づいていませんでしたが、
社会人2年目(お付き合い約6年)頃には
少なくとも夜明けさんは「マンネリ」状態に陥っていました。
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私はもっと早くにこの事に気付くべきでした。
そして、もっと違和感を重視するべきでした。
【つづく】
※始め方って難しくないですか・・・・?
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