潜在意識に自分の願望にインプットしても日々の気分の感じ方では落ち込むこともあります。すべてがうまくいっているように見える人でも落ち込むことはあります。ただ彼らはその処理の仕方が上手なんです。

落ち込んだことに落ち込まない。どういう意味?とか聞かれそうですが、以外にこの負のらせん階段にはまってしまっている人は多いかもしれません。どうして自分はこんなに落ち込んでいるんだろう、こんな自分は嫌だ!こんな風にだれしも一度は思ったことはあるでしょう。

でもこの「自分は嫌だ」が続くとそれが潜在意識に入ってしまいます。落ち込むこととで自分のことを嫌う必要はまったくありません。
潜在意識が上手に活用できている人は、落ち込んでも「ああ、また落ち込んだなぁ」程度にしか感じてなく、そのことでくよくよしません。それが大事なポイントです。

どうしても落ち込むことで気分も整わないのなら、自信を与えてくれたり、気持ちを整えてくれる自分の座右の書を決めておいてそれを読むのはとても有効です。
キリスト教徒が聖書をことあることに読んでいるのも同じ意味からです。
自分の聖書にあたる本を探してみると楽しいです。
先の宝地図の紹介のところで、写真などを使ってイメージを高めていく方法もとても有効ということを書きました。
それをまさに活用した潜在意識活用のキットがあります。

『楽々夢キット』

これは本というより、風景写真などのポストカードと各テーマごとの願望のイメージ解説書がセットになったイメージングキットです。写真オフィスが制作しています。写真と潜在意識を組み合わせたところは見事な組み合わせです。

写真を見るというアクションは、現地でその場面を見たときと同じ反応が脳に起こります。つまり脳においては同じ風景を写真を見てイメージするのと現地で実際みることはほぼ同じ影響があるということです。潜在意識の活用にイメージをすることが大事ということがわくわかります。

このキットでは各項目ごとにイメージ方法が作られているので同じ願望を持っていればあとは解説を読んでイメージすればいいので楽です。
項目ラインナップも誰しも願う内容が揃えられています。

お金を増やすイメージ・トレーニング
しあわせな結婚をするイメージ・トレーニング
運勢がよくなるイメージ・トレーニング
素敵な出会いをするイメージ・トレーニング

など8種類あります。私はこのうち「お金を増やすイメージ・トレーニング」を試してみていますが、お金に対してとてもポジティブになれます。一度お試しあれ!
夢ノートだったりいろんな希望をアウトプットする方法はありますが、これも方法のひとつです。

『幸せな宝地図であなたの夢がかなう』

コルクボードに自分の希望することをイメージできる写真などを貼っていき、自分だけの地図をつくろうと提唱しています。イメージすることが潜在意識を活用するにはとても大事なことは何度も述べてきましたけど、なかなかイメージできない人にはこのように写真を使うというのはとてもいいアイディアです。

この宝地図では、自分の地図をつくっておくことで、イメージが明確になり毎日目にしているだけで自分の夢を意識することができるので、成功にとても早く近づくことができるとしています。

この方法はすでにいろんなところで紹介されています。それだけ有効な方法です。実は私もこれを実行しています。作っているときなんかとてもワクワクして楽しいです。このワクワク感がしてくるものはたいてい実現してしまいます。本当ですよ。
いまプロ野球参入で話題のライブドア社長のほりえもんがよくテレビに出るようになりまた。彼は勝ち組のトップといってもいいかもしれません。
彼の生い立ちを語られるなかにも、潜在意識が活用されていると思われる箇所が随所にあります。

彼が高校生のときには自分は東大に行くともう決めていて、その割りには全然勉強なんてしてなかったそうです。さすがに受験1年前には必要な科目は本腰入れたそうですがそれも要所要所をポイントつけ効率よく仕上げて見事に合格。
彼にとってみれば東大に入ることなんてすでに決めていた当たり前のこと。それが当たり前になっただけくらいにしか思ってなかったのでしょう。だからビジネスの方が楽しいとわかるとあっさりと中退してしまっています。

普通なら「東大に入ることが最大の目標」とすごい目標と位置付けてしまうところ。でもそうすることで「東大に入るのは難しい」と知らずのうちに潜在意識に入れてしまっているのです。「東大なんて入って当たり前」と潜在意識に入れたほりえもんはもうこのときから自然と潜在意識を活用しています。

これは他のことにも簡単に応用できます。「英語は難しい」「私は泳げない」「痩せることなんて無理」こんな自分の出来ないことを決め付けているフレーズを変えてあげれるだけでいいんです。そしてそれを当たリ前のことと信じること。それだけで今思っている壁なんてぶち破れてしまいますね。
先に紹介した中山庸子さんがすすめる夢ノートを本当に形にしたものがこれです。
各項目ごとに書き込めるようになっていて、順を追って書いていけばあなたの夢ノートが簡単にできるように作られています。

これに書き込んでしばらく後から読んでみれば夢が叶ったことが多くあることに驚くかもしれません。女性向きに作られていますが、男性が使ってもいいでしょう。(でも他人に見られないようこっそりとね!)

具体的に潜在意識の活用がいまひとつ自分では出来ない人はこういったものを使うのもいいですね。

『書き込み式 わたしの夢ノート』
日頃から自分がなりたいイメージを描いたりしていると、ふとした時にとてもいいアイディアとかイメージが出てくることがあります。ほんの一瞬の出来事です。
この一瞬の脳裏によぎるイメージはとても大事です。潜在意識からの答えだったりします。

私もよくこのような一瞬のイメージが見えるときがあります。すぐ手帳などに忘れないようメモしておきます。この事柄から自分にとってどういう解釈をすればいいかは次第にいろんな出来事のなかでつながってきたりします。こういう展開になってくると本当に楽しくなります。

このちょっとしたときに出るイメージは、たいてい思っている願望などを忘れている状態のときに湧き出ます。例えば電車に乗っている時、料理をしているとき、仕事をしているときなど。

マーフィーもよく書いています。「一度、潜在意識に願望をインプットしたあとは、すっかりそのことを忘れたほうがいいのです。あとは潜在意識がなんとかしてくれることを信じていればいいのです。

潜在意識が答えてくれると疑わずに信じるというところがとても大事です。そうすればじきに脳裏に一瞬の答えが出てくるでしょう。これは潜在意識からの回答方法のひとつであって、すべてこの方式で答えがでるわけではないです。
夢が叶うという内容の本を読んでいると必ず出て来るのは、やりたいことをまず紙に書きましょうということ。書くということでまず外に思っていることを出すわけです。それだけでもとても大きな経験となって潜在意識に入り込みます。その思いが本当のものならゆくゆくは叶ってしまうという流れです。

書くこともアクションなわけです。なんてことないでしょ、紙に文字を書くことなんて。だけどそれは大きな前進なんです。まずは書くことから始めてみましょう。そこから勝ち組への第一歩が始まります。
女性にはきっと直接、潜在意識という言葉をいうよりもう少し柔らかい言い方のほうが好みでしょう。
中山庸子さんが提案する夢ノートは願望を達成するための方法として有名です。これももちろん潜在意識の活用法なのですが、ここではあまり潜在意識についての説明はありません。具体的な方法を真似ることで夢を達成しましょうという内容です。

下手に難しい話しは飛ばして直接女性にとって必要なことを語っているところも受けているのかもしれません。
中山さん自身もこの夢ノートを作りその通りに人生を開花させている方です。

『「夢ノート」のつくりかた』
記事の中でも何回か出てきたのでここで紹介しておきます。

『眠りながら成功する』

一見、どういうこと?と思わすタイトルなのでマーフィー本の中でも知られている本です。初版は昭和43年ですから超ロングセラーです。
私も潜在意識を本格的に学び始めた頃に最初に読んだ本の一冊です。本には当時直接書き込んだラインがたくさんあります。それだけ随所に潜在意識のキーワードが書かれている本です。

潜在意識は寝ているときの方が活発に活動してくれるのでこのようなタイトルの本になったのでしょう。本としては結構読み応えのあるボリュームです。本を読みなれていない人には途中挫折してしまうかもしれません。

最近に編集されているマーフィー関連の本はとても読みやすくなっています。ですけどそれもこの『眠りながら成功する』を始めとする原本を基本にされています。ある程度入門書を終わったら読まれるといいかもしれませんね。
一日のうちで何回「一生懸命」と「頑張る」という言葉を聞くでしょうか。
テレビやラジオから流れる言葉も含めてきっと聞かない日はないかもしれないですね。

日本人はこの「一生懸命」と「頑張る」が大好きです。オリンピックで好成績を残した選手に賞賛を与えるのもこのふたつのことを超えてきたということに対してのものです。
私たちの文化をひも解いてみると、どこか「やせ我慢」「辛抱」というのにどれだけ耐えられるかを人の価値のバロメーターとしてきたところがあります。長い歴史で培われたそのDNAを受け継いでいる私たちがそう簡単にそれを脱することはできません。

ですが、この「一生懸命」と「頑張る」は潜在意識を活用するときに弊害になることがらなんです。自己啓発本のタイトルの多くは「頑張らすぎないほうが成功する」とか「眠りながら成功する」など私たちの価値感と逆のタイトルをつけます。これは人目につきやすいという狙いももちろんありますが、ある意味本当のことです。

どうもこの「一生懸命」と「頑張る」やり方で潜在意識も活用しようとするので途中息切れしてしまう人が多いみたいですね。いままでの価値感を忘れたところにいままでは想像もつかなかった成功が待っているということなのかもしれません。

あなたは「一生懸命」と「頑張る」を捨てることができますか?