潜在意識にインプットした願望はどのように返信があるのでしょうか。
いろんな形があるようですが、その中のひとつが夢での回答です。

夢はいまだ解明されていないことも多いのですけど、見る夢の中には潜在意識からの応答としてのものがあるそうです。
いま課題としていることへの解決策につながるような内容だったり暗示と受け取れることだったらその内容通りに従ってみるのも得策です。

マーフィーの本の中でもよく書かれている例で、旅行前に飛行機事故の見出しの出ていた新聞を夢を見てとても旅行に行く気がしなくなりキャンセルしたところ乗るはずだった飛行機が事故になった、というものがあります。
これはまったく偶然ではないということは、潜在意識のことを理解していればお分かりのことだと思います。

ただ、見る夢すべてに意味付けして夢に頼るのはダメなようですよ。
夢の中からどれが重要かも気持ちが整っていればわかるものなのかもしれません。
プラス思考という言葉は世の中に浸透しました。プラス思考に皆が興味を持つのは人は何もしないでいるとマイナス思考になってしまうからです。当然プラス思考には憧れるわけですね。

潜在意識をインプットするのにもプラス思考は大事です。だけどただなんとなくプラスのことだけを考えてみるだけでは意味をなさないのです。
どんな状況にあっても現実のことはそのまま受け入れ、将来のイメージはプラス思考で考えている、言葉で言うと簡単ですが、以外にこれが出来ないんですね。

いま、地震で大変なことになっています。この事例を地震の災害が起こった当事者になったつもりで考えてみるとわかりやすいかもしれません。

あなたは地震に遭いました。幸いなことに怪我はひとつもなく家族も無事です。ですが自宅は崩壊してしまいました。さて、あなたはこのときにどんなことをイメージできますか?

模範解答を書いてみましょう。
地震で家で壊れてしまったけど、家族はみんな無事だった。なんとかこれから住むところや仕事の再開のことは考えなければならない。体は無事だったのだから仮設住宅に住んでも仕事にいける。それにまた新しい家が建てられるわけだからそこには今まで住んでみたかった家に作り変えよう。そう思うと楽しみだ。前欲しかった書斎もある家にしてしまおう。よーし、地震で家を壊されたということはまた自分に家を建てろという意味と今回は思うことにしよう!

地震に遭ってすぐにこんなことを考えられる人はいないかもしれません。だけど最終的には地震に遭ったことさえもプラスにしてしまえば、それは確実に力になってそのイメージは実現してしまいます。それが潜在意識の活用なのです。
「思うことは実現する」とは潜在意識の働きを一番短く言い表した言葉。
ここで単純になんでも思えば実現するならなぜ苦労するの?と必ずツッコミが入りそう。
この「思う」とはただぼんやり「~こうなったらいいなぁ」という「思い」ではないということです。
何気なくふとしたときに反応できるくらいの「思い」のことなのです。

「思うことは実現する」ということは、その内容はどんなことでも実現させてしまうということです。つまり悪い結果を思い描くことも実現してしまうということを気をつけないとならないんですね。

心配する、というのはとても思いやりのあるいいことのように思えますが、潜在意識に当てはめると心配するということは悪くなることに思いをずっと抱くということなので心配しないに越したことはないと思うのです。
それでも心配はしてしまいます。ではどうしたらいいのか。そんなときはその心配事から脱してハッピーになっていることに思いやることがベストです。だって本当はそうなってほしいはずなのですから。

こうやって見ると私たちは日頃からなんとマイナスな思考を抱いているかが改めてわかりますね。
潜在意識を活用し始めると小さなことに気がつくようになります。
日頃は気にしないことに気がつくんですね。灯台下暗しといった感じの近すぎて当たり前すぎて今までは見えなかったものが見えてきます。
そうするとそんな身近に自分の願望をかなえるヒントなり答えがあったりします。

もちろん誰しも身近に答えがあるわけではないのでしょうけど、気がつくということがとても大きな潜在意識の効用でもあるわけですね。
よく言われるセリフでは「答えは自分の中にある」という言葉がこのことを言い表しています。

中谷彰宏氏の本の中にもあるタイトルです。
『答えは、自分のなかにある。』
中谷彰宏という名前聞いたことありますか?少し若い人なら「面達」知っているかもしれないです。やたらといっぱい本を出しているという印象を持っている人も多いでしょう。

中谷さんの本を読むととても勇気とかやる気がわいてきます。それは中谷さんは潜在意識のことを手を変え品を変え分かりやすく説明してくれているからなのです。例え話で説明することにかけてはとても上手です。だから読者はその気にさせられてしまいます。

中谷さんの本ではよく神様という言葉が出てきます。そのまま神様と理解してもいいです。でもこの神様とは潜在意識のことなのです。だから神様という表現に抵抗を感じる人は潜在意識と変えて読んでもいいでしょう。まったく意味は同じになります。

中谷さんの本を数冊読めば潜在意識についてとりこになってしまうことでしょう!(笑)

数百冊ある著書のなかから一冊だけ・・・
今したいことを、今しよう
潜在意識ではすべての人の意識はつながっているという話しを書きました。
このことを証明するかのような応用例を紹介しましょう。

あなたは異性からモテますか?
あなた自身のことはいいとして、どんな人がモテる人ですか?
きっとイケメンとか超可愛い子とか外見のよさをあげる人が多いでしょう。
ですけど、あなたの周りにも外見は決してパッとしないんだけど、みょーにモテるやつっていませんか?それは潜在意識の力によるものなんです。

潜在意識で人の意識はつながっています。その人の持っている意識は言葉としてはわからなくても会った相手には瞬時に伝わります。そのときに「どうせ俺はモテないよ」「私のことなんか誰も好きにならない」という意識を持っている人にはその通りに相手に伝わります。

その逆に「俺ってモテるよ」「私は魅力的でしょ」と潜在意識下で思っている人はその通りモテるのです。それもこれも潜在意識で意識がつながっていることの表れなんですね。

モテるようになるには、見かけを磨くことよりもまずはこの潜在意識へ自分はモテるということを入れることなんですね。どうです、なかなかおもしろい話しでしょ?
シンクロニシティ-って聞いたことありますか?共時性とも言いますが、簡単に説明すると、まったく因果関係のないふたつの事柄や人にある共通項が見つかったりすることです。

例えば、ある場所にとても興味も持っていたとします。そんなときにふと出会った友人と会話しているときに友人からその場所の話題が出され驚いた、という具合です。結構これに似た経験はみなさんしているのではないでしょうか。

こういう偶然をシンクロニシティ-と心理学者のユングなどが位置付けたのですけど、このシンクロニシティ-は潜在意識のなせる技なのです。
ユング曰く、潜在意識ではすべてのものがつながっている、つまり心で思っていることは知らずのうちに他のすべての人にも伝わっているということなんですね。

このことを理解すると、潜在意識のことを疑うことなく信じることが出来ます。
潜在意識に入れた願望がかなうのは、この見えないところでつながっている世界があるからなんです。別にこれはオカルトでも超常現象でもありません。日頃私たちが感じていることが潜在意識からの応答です。

どうですか、理解できる内容でしょうか?
マーフィーがキリスト教をもとに潜在意識の話しをするなら仏教系ではないのでしょうか・・・
ございます。無能唱元がその人です。仏教に馴染の深い人にはこちらの方が理解しすいかもしれません。
無能さんのほんでは潜在意識のことを阿頼耶識(あらやしき)と呼んでいます。もちろん潜在意識のこととして説明されています。所々図解もされているので立体的にその話しもわかるようになっています。具体例も同じ日本人の話しなのでイメージがつかみやすいかもしれないです。

マーフィーと無能さんどちからがいいということではなく、自分に合うニュアンスをもっている方の本を選んだほうが飲み込みが早いということです。いろいろ比べてみてくださいね。

『無能唱元の幸せを呼ぶ成功哲学』


自分の限界値は自分で決めてしまうということを書きました。
その理由は人間も動物も生命維持をするため恐怖や痛みを感じることによることからきています。とくに人間は過去のデータから比較などを自然のうちにしてしまい、「無理だ」「出来ない」という結論を出しがちになってしまいます。

なにもしなければマイナス思考に陥るのはいたって普通のことと言ってもいいのかもしれません。じゃなければこれだけプラス思考になりましょうという内容の本に興味が集まることもないのですから。

限界を感じてしまうのは仕方ないこと。ではどうしたら自分の限界値の枠を少しずつ広げて考えられるを意識すればいいのですね。今の自分より一歩ずつ限界の枠をこえたことに挑んでいく、それが1ヵ月、1年経ったときにはとても大きな枠になっているはず。そんなところから始めてみればいいと思うだけでかなり気持ちが楽になるでしょ?
潜在意識を信じるとは、自分の力を信じるということと同じ意味です。
信じる前に潜在意識というものを理解してないといけないですが、いろんな場面に力を発揮できる人は自分のことを信じきれている人です。

少し前にテレビで大食い選手なるものが流行っていました。ただ食べものを詰め込むという行為には個人的には好きになれなかったのですけど、あの上位に入る人たちは常識を超えた食べ方をしてました。

それも大柄な体の人が強いのかと思えば、小柄などちらかといえば華奢な体格の人があれよあれよと食べ尽くしていきます。
あるチャンピオンが言った言葉がとても印象に残っています。

最後は自分はこれを食べられると自分自身を信じて食べました

ここですよね。この人は常識では食べられない量でも食べられると潜在意識に入れたことでそれを実現させたわけです。
つまり自分の限界は自分で決めているというのがほとんどなんですね。機転の利く人ならもうこの話しだけですぐに応用することでしょう。