グッドコンディションのトレーニングと店長日記 -54ページ目

パワーリフターから、トライアスロンへ 松井宏典40歳



3年ぶり?4年ぶり?に会いました。2011年はパワーリフター93kg級、松井宏典。スクワット230kg挙げると、全身全霊で戦っていました。

その時の近畿パワーで、僕が新兵器だ!と言って渡した、周波数で体の動きを変える「トリノパワーネックレス」をつけさせて大惨敗させました・・・。確か土下座してる写真があるような。
とてもその時は迷惑をかけました。

それから4年の年月を経て、松井宏典は92kg→68kgあたりへ。種目も一発系のパワーリフティングから、トライアスロンへ変わりました。
だけどトライアスロンも、スイム→バイク→ランと3種目の競技には縁があるんですね(^^)

フェイスブックでトライアスロンの練習日記は大体見ていますので、イメージは想像できているので、痩せていてもなんかすごい変わったなあという印象はありません。

だけどはまったらその道に突っ込む男、松井宏典は全く変わっていません。
家にローラー、パワーマックス、自転車のバーチャルの機械など。
車もレガシーから、自転車が積めるセレナへ。毎日でも練習する根性。4時に起きて練習する根性。
まったくトレーニング姿勢は、パワーの時と変わりありません。

僕もこの仕事をして早6年。大分知識も経験も積みました。
今回は松井さんの動きを見て、改善点が見つけられるか。基礎トレーニングなどをさせてトライアスロンの結果に結び付けられるかが焦点です。

まず走ってもらいました。速攻改善点が見つかりました。
前に進む方向性が、斜め上ぐらいで前に対して動力の方向性が違う。

動画とかないんで口説明で申し訳ないですが、走る理由はものすごい単純な話ですが、前に早く到達すること。それが斜め上に飛んでいる。

これは改善できます。まずトリノックスネックレスと、サポーターをつけさせます。これは布や石にある周波数の波動を当てて、その動きをしやすくなる道具。

つけさせた瞬間動きは変わりましたが、本人は気づいていない。
口で説明してもわからない。大体の人がそういいます。


そして自転車も乗ってもらいます。暗いからわかりずらい。久しぶりに僕も自転車乗せてもらいました。ロードレーサー乗りやすいですね!こりゃ長距離乗れるわというセッティング。

そして基礎トレの一部を体験。まずタイヤがないので箱に入っている荷物を押してもらいます。
最初は好きに押してもらって、次は頭を低くして、態勢も低くしその動力を手に伝えるような意識をしてもらいます。そうすることで勝手に体幹に力が入ります。

その動作を覚えてもらって、次は綱引きの動作。

大体最初にその動作をしてもらうと、この動作



これはただ筋肉でひっぱているだけです。すぐにしんどくなるし、引く力も全然大したことないです。



それと真逆の動作。これは全日本選手権綱引きの動作。体勢をとにかく低くして、肩甲骨の真ん中ら糸が引っ張られるような動きをしています。これによって、体重を後ろに乗せてるだけで最大限の動力が得られます。あとは綱を持つ握力(これも体幹に近いところで握る)後ろにかける態勢の角度と動力で綱を引きます。

こういうことを覚えてもらってもう一度ランとバイク。

ランもバイクもとにかく前に行かないといけません。体を前に倒していくと勝手に足が出ていきます。そしてそれを上下動を少なくして、前にすたすたと走っていきます。
そして上半身・体幹の振りで足が勝手に出て行って、その結果走っているという動きにします。

そうすることで少ない動力や筋肉の力で効率よく走れるようにします。そうするとしんどくないのに早く走れたりします。
そこで周波数を変えるトリノックスを使ってより体幹の振りだけで走れるようにします。
トリノックスを使うと大体平均的に脈が10ぐらい上がりますが、これは体の隅々が動くから脈が上がります。ちなみに脈が上がらないと前に走るのはとてもしんどいです。脈が低くて走れる人は、スポーツ心臓で元の脈が最初から低いです。

バイクもやってもらいました。ハンドルに手をかけるのではなく、ハンドルを少し押し気味にして、松井さんは背中を動かすのが得意そうなので、背中からペダルを踏みまわしているイメージでやらせました。そうするとスピードのノリが格段に変わりました。

今日の朝も走ってもらって、キロ5分半のペースで、5キロ走ったそうです。脈は140-144あたりでした。これはトリノックスを使って走ってもらいました。

感想として、
① 楽に走れる
② 脈が140-144ぐらいでした。(たぶんいつもの脈より5-10多いはず)

脈が上がるのは先ほども書いた通り、トリノックスの力を利用して体の体幹が動かしやすくなります。体幹の移動や運動ができればできるほど、脈が上がります。
脈は上がるけど、体幹を使って走れて、筋肉で走っていなく、上下動も減っているから蓄積されたダメージがなく走れてると思います。

たぶん予想では10km走で1-2分、バイク40㎞で1-2分変わるはずです。うまいこと組み合わせて5分ですね!これは松井さんは言ったら悪いけど改善点があって、伸びしろがまだまだあるからです。

限界まで来ているトップアスリートの1分2分は至難の業ですが、改善点が多いマスターズアスリートは結果をはるかに出しやすいです。

そして冬場に基礎トレーニングをして、出力の動きと体幹の体力をつければ来年、結果出まくるものと期待しています。今年中にうちのジムでトレーニングしてくれるみたいで、ものすごく楽しみです!

赤穂忠臣蔵パワーまであと十日。実は2週間前、ぎっくり腰をしましたが・・



11月16日、午後11時ぐらいでしょうか。高松出張から帰ってきて、ジム生を見ていました。
そして体がなんか緩いというか刺激がほしいので、ケトルベルでトレーニングしようと、なんと28kgを選択。とても重いのですが、何とか回数はできる。そして39回目で腰が抜けるような感覚で、ぎっくり腰をやってしまいました。

いつも俺がケア、ケア、言っている人間が情けない。
しかし3年前のぎっくりのレベルが10なら、今回は6っぽい。どうにかして車に乗って、ジムから家まで7㎞の道のりを2回ほど休憩。何とかたどり着いて次の日から、いつもお世話になっている、「かぶと鍼灸院」に4日間で3回の治療を実行しました。

ちなみに次の日は向日町競輪F1初日でしたが、ここは泣く泣く欠場に追い込まれました・・・。




翌日、何とか、かぶと先生のところにたどり着いて、ぎっくり腰用の治療。

ちなみに3年前にもやっていますが、ほぼ同じ治療内容。その内容のリンク張っときます!
3年前のかぶと鍼灸院の治療や経過はこちら。

治療後、痛みがぶり返して、寝返りも打てません。しかし先生は涼しい顔!「わかります。みんなそうなっています。」おいおい、本当に治るのか?とにかく痛いというか動けないので、車で帰ることを断念。先生に家まで送ってもらって車を置いていきました。

しかし2時間ぐらいすると、何とか動けます。5時間ぐらいすると腰は曲がったままで、背骨がおかしいおじいちゃん状態ですが、何とかなります。タクシーで車を取りに行ってそのままジムに行き、指導だけして帰りました。

次の日、何とか動ける予感がして、向日町競輪F1二日目に無事仕事をして社会復帰!!
終わってからまた治療。

金曜日もう一回治療で、不安感はかなり減りました。
ここで、トレーニングで、腕立て伏せと、すり足タイヤ引き40m、懸垂ができました!!

土曜日競輪祭の販売の仕事と、佐渡ヶ嶽部屋に福岡に無事仕事に行ける!

火曜日、ウエイトトレーニング再開、ベンチプレス・フルギア180kg少しお尻が浮いて挙げきれる!!

土曜日 フルギアスクワット280kgまで持てる!基礎トレでタイヤランドセル長距離80kg1本、タイヤすり足40m1本ができる。

月曜日 ランニング いつものアップダウン激しい3.5㎞コース、怪我前より50秒早い、21分46秒を記録。

昨日火曜日 人乗せ腕立て伏せ(体重57kg)4回 懸垂12回自己新、ケトルベル24kgで40回のあと、12kgで160回でトータル200回

こんな感じで回復しました。さすがに今日はケトルベルの影響でちょっと腰が痛いが、復活できました!

ちなみに赤穂パワー前の仕上がりとして、

スクワット 280-285あたり

ベンチプレス 180差し切り。ギアを詰めればもう少しいけるかな?

デッドリフト 255 怪我する2日前がこんな状況です。


このときまだピークコンディションは入れていません。ノーギアがホンマに重かったですが、これぐらいのレベルまで行けました。

ちょっと300は厳しいかもしれないが、何とか自己ベストは出る雰囲気があるので、あと10日間頑張ってみたいと思います。


そして昨日は出し切りもえちゃんと、明石のタコがトレーニング。そして森田副支配人と、ガッキーさん。

ガッキーさんは、親指にプレートを落として、赤穂は残念ながら欠場。しかし出来る事をとベンチ頑張っています。
足挙げベンチで50kg、いつも試合であげているベストを足挙げであげれました。かといって足をつけてブリッジすると60kg行けるかといえば、行けないですが、上半身の強さが出てきました。
あとは親指の状況と相談して、いい踏ん張りができれば55kgぐらい行ってほしいですが、これは下半身から上半身に力を伝える力がないと厳しいです。
お願いだから腕立て伏せと、ケトルベル、懸垂。この3つでいいから基礎トレしてください!15分で終わります。ぜったーーーーい挙がりますから!

ちなみにガッキーさんは審判も持っていまして、いままで「コールの発声」が頼りないなあと思っていましたが、先日の学生大会でTCをしていた時に「コールをビシビシ間延びなく声を出したらいいのでは?」と気づきました。
昨日出し切りも絵ちゃんがベンチするときに、主審役をしてもらいましたが、ものすごいいい声になっている!!これは森田副支配人もすぐに気づいて、二人でべた褒め!!いいところを気付いてくれました!!


出し切りもえちゃんは、試験が終わり、その後は赤穂パワーだが、まったく気持ちが入らずの状況。サプリメントもOFFにして、気持ちも切れているので、筋肉のバキバキ感がだいぶ減っています。そんなやる気なしの状況でも
久しぶりのスクワット 80kg普通にあげれました。人生ベスト87.5kg
久しぶりのベンチ 60kg普通に上がります。近畿パワーでは55kgつぶれ。
久しぶりのデッド 130kg普通に上がります。近畿パワーでは、覚醒の覚醒で142.5kg

ベースができている。ウエイトトレーニング2か月ぶりです。基礎トレーニングとパワーマックスしかしていません。それもやる気がわいてこないモードでこれ!


そして明石のタコ君、昨日パワーマックスの踏み出しをやっていました。試験後1か月半自転車に乗っていなく、パワーマックスなんて2か月ぶり?
最初のアップ、自転車系の息の上がることが久しぶりなので、ものすごくしんどそうでした。
しかしトップ出しのもがき数値は
4kp 206回転、人生ベスト211 試験1-2か月前の状況197-205の間
8kp 161回転、人生ベスト162 試験1-2か月前の状況197-205の間
10kp 139回転 人生ベスト138 1更新!!
0.1kp 247回転 人生ベスト261(他のパワーマックスで)試験前の状況245-255

まったく試験前のオーラなしでやって、一つ自己ベスト!!基礎トレやっぱ大事です!!

そのあと出し切りもえちゃん、ケトル8kgで200回、明石のタコ君24-20-16kgの100回をやっていました。

土曜日は赤穂パワー組最終練習になります!頑張ります!!

我がジムの競輪受験生、適性試験組は4人全員1次合格!



これは3日ほど前に、ヤフーニュースに出たニュース。弊社アドバイザー、ハンマー投げの野口選手が競輪転向で適性試験を受けることに。

野口祐史選手は、今年の日本選手権ハンマー投げのチャンピオン。オリンピック金メダリストの室伏広治選手がトップをひた走っていましたが、その二着にはずっと野口選手でした。
3月に弊社アドバイザーになりました野口選手が僕に言った言葉は「室伏を倒して競輪に行きたい!」ずっとその言葉ばっかり言っていました。室伏選手は今年欠場していましたが、優勝して競輪転向です。もちろん試験があり、1次は免除。2時のエルゴメーター試験がありますが、まあこれを見たら間違いなく通るでしょう。動画をご覧ください。



これ8kpですからね。トップ199の1296Wでしょうか。足でも折れる以外は大丈夫でしょう!週に1度ほど電話もしていますが調整もうまくいっていて、学科試験のSPIも勉強しているとか。抜かりはないようです。



これは野口選手の後ろ姿。この日我がジムに競輪受験生合同練習で僕らとひたすらケトルベルを振る姿。よー練習する人です!

水炊き君

社会人憲法日本一に輝き、防衛大臣賞を受賞した水炊き君。8-9月は数値が伸び悩んでいました。練習も特にウエイトトレーニングが嫌で、何かセーブしている姿をよく見たので、ウエイトするな、基礎トレーニングをみっちりしろと指令。火曜日をガチ基礎トレーニング日、土曜日は測定日と後半基礎トレーニングに変更。そうすると10月中旬から基礎トレーニング3回目から自己ベストが連発!!
8kp20秒 190回転の1202W達成!!
6kp30秒 207回転の930W達成!!
30秒オリジナルトレーニング、終速130回転内で収まるなど、トップスピードの持続時間が劇的に向上!!
あれほど嫌がった基礎トレーニングを、今は進んで自分からやっています。まあ結果は人を変えトレーニングも変えますね!!
かなりの確率で、吉報が届くのではないかと予想しています。

出し切りもえちゃん

僕が春にスカウトし、ウエイトトレーニングとパワーマックスを中心にトレーニングさせ、9月かあは基礎トレーニングに変更し、これまた劇的に数値を伸ばした出し切りももえちゃん。
1次試験は、こちらのジムの数値では、背筋力180kg、垂直とび70センチを記録。
もちろんこの数値では落ちるはずがなく1次合格。
2次試験対策では、基礎トレーニングをばっちりやりこみ、これまた毎週自己ベストを更新して、
5kp20秒 170回転の670W、3kp30秒は、200回転を超えて、これはワット数は忘れましたがなんせ自己ベストを連発。0.1kpは245回転を記録し、自信をもって競輪学校に受験に行かせました。
基本やれといったことはぶーぶー言いながらもきっちりやりこみ、サプリメントもガチのみ、そして練習も一発の集中が格段に増して最後のほうは、オーラも感じました。プロになればいい素材になると思います。すべてを出してきたという出し切りもえちゃん。結果発表まで長いが、その期間もきっちり練習しよう。

カーディラー君

7月から我がジムに入会。去年も適性を受けていたが、1時で不合格。今年は僕が指導することになりました。まずはウエイトトレーニングと、1次対策練習で数値を上げていきます。
そして9月より基礎トレーニングも開始して数値がジム測定で、背筋力285、垂直とび83まで記録。
1次試験は見事に合格し、初めてエルゴメーターまでたどり着くことができます。
パワーマックスは伸び悩んでいました。最初測定したときは8kp20秒で1080Wでした。
それが2か月ほど続きました。カーディラー君は土曜日にパワーマックスと基礎トレーニング、その他を地元でウエイトトレーニングの練習内容でしたが、10月より地元でも基礎トレーニング、11月より火曜日もこっちに来てもらって基礎トレーニングをしてもらいました。
そうすると、これまた毎週自己ベストが出て、8kp20秒176回転1169Wを記録。0.1も250台から268まで出るようになりました。
あと練習も2回。今日も練習!さあどこまで数値を伸ばして試験に挑めるか。サプリメントもガチのみして体も大きくなっています。


技能明石のタコ君

残念ながら今年も落ちてしまいました。しかしタイムは亀のように少しづつ少しづつ伸びています。やはり体の使い方というか、心からパワーが出る体の使い方ができていない。それを基礎トレーニングによって、試験前1週間で400mのタイムが、1秒も伸びる最後の起爆剤になりましたが、ちょっと時間が足らなさ過ぎた。
1000m1分11秒8、ハロン11秒8あたりとのこと。
これといって趣味もなく、休んでいると暇すぎてジムに1週間ぐらいで戻ってきました。やはりトレーニングや自転車、スポーツの勝負事は体に合っているのでしょう。
基礎トレーニングを一緒にして、ウエイトトレーニングも並行してやらせていますが、前よりも体の出力が良くなっています。半年間びっちりさせて、次自転車乗ったらどうなるんだろうととても楽しみです。


そんな感じのわがジムの受験生でした。2次試験男子はあと1週間です!!

一緒に練習した佐渡ヶ嶽勢は?

さて菊関は僕と一緒に基礎トレーニングをしてもらっていますが、菊関は強制せず、一緒にトレーニングした人も結果と総評を。

まずは勝ち越した組


琴大龍くん 三段目27枚目 5勝2敗
最初の基礎トレーニングの時やり方がわからず、全然動けていなかったのですが、コツをつかむとすぐに動きが良くなり、見る見るうちに力強い動きをしていました。センスはとてもいいです。
稽古場の動きもよくなり、30枚目以内で初めての5勝で、来場所は自己最高位で勝ち越すと幕下昇進の位置になります。



琴隆成くん 三段目72枚目 4勝3敗
動き自体はいい松尾君ですが、やはり体が小さいので絶対的な、力強さがほしいところ。
最初は負けが込みましたが、後半盛り返し勝ち越ししました。
やはり絶対的な力がほしい力士は、ウエイトトレーニングと基礎トレーニングをバランスよく練習し、トレーニング系を入れると、どうしても疲労のレベルがものすごく高いので、その疲労を抜きながら稽古を調整する感じになります。佐渡ヶ嶽部屋は稽古は厳しいのでどうしても前半戦疲労で星が伸びない若手が多く、後半戦に疲労が抜けて星を稼げる。結局どっちが正しいかはわからないが、場所後はトレーニング重視、場所前は稽古重視でトレーニングの量を減らしていくのがベターでないかと。



琴小島君 序二段83枚目 6勝1敗

去年の九州場所も87枚目で6勝1敗で、今回も6勝1敗とものすごくゲンのいい九州場所です。
負け越しが2場所続きましたが、九州場所入りしてから基礎トレーニングを頑張ってやってくれました!前場所もそうですが、今場所もパワースピリッツを注文してくれて、気合も入っていました。次場所は勝ち越すと三段目の位置で、序二段一けた台の上位になります。
次場所が真価を問われる場所で、ここでもう一度土台を鍛えなおして、三段目に昇段して、雪駄をゲットしてほしいです。



番外編 嘉風関 小結 8勝7敗 技能賞受賞

場所前の巡業で、毎回一緒にトレーニングした嘉風関。前場所の旋風をそのままに、横綱や大関を撃破し、技能賞を獲得しました。
一緒にトレーニングして思ったのは、強くなりたいという気持ちと、真摯にトレーニングに打ち込む姿。そして自分なりにそれを取捨選択する力。動き自体もすぐに習得し、そりゃセンスと向上心があるから結果は出るなと思いました。
嘉風関の相撲を真剣に見たのが今場所が初めてで、よくしている動作が、肩を前に出して力を抜いている動作。これは菊関の今回指摘した、相撲は肩が前に行って、手を長く使えるのが絶対的に有利。背が低い嘉風関が少しでもいい状況を作るようにとできたルーティンでしょう。さすがが嘉風関と思いました。


負け越した組



琴恵光関 幕下3枚目 2勝5敗

うーん。場所前の稽古内容が良く、それに気持ちも地元九州で入っていたので、行けるかなと思いましたが残念な結果に。一度途中で電話しましたが、実際稽古や場所の踏み込みが良かったと聞きましたが、土俵際逆転が多かったとの事。
これは前のブログで指摘した、菊関の肩の位置が筋量が多く後ろになっていたといった指摘が、恵光関にそのまま当てはまるかと。
基礎トレーニングと、サプリのピークコンディションによって、特に肩周りが尋常じゃないぐらい大きくなっていました。パワーは増えるけど稼働が狭くなり、もしかすると廻しに手が届かないことが多かったのでは。
稽古場での相撲は、やはり稽古だから簡単に廻しを取らさせてくれますが、本場所になると相手も研究するからその対策プラス、肩発達しすぎによるリーチの短さが仇になっていたかも。恵光関には悪いことをしました。



琴仁成さん 三段目13枚目 3勝4敗

最初は負けがすごく混んでいました。場所4日前の稽古でひざを痛めてそこからぶっつけ本番で行きましたが、何とか3勝して来場所5勝2敗で幕下圏内に引っかかるかもしれません。
成田さんで気になった動きは、特にタイヤ押しの動作で出力が出ないのと、やはり上半身の動きが硬い事。
稽古をがっつりする方で、ケアが追い付いていないこと。これが原因だと思います。
ボール投げにしても、タイヤ押しにしても、どうしても力で動作を行うことが多いので、体幹に載せきれずに末端で動作をしてしまう。それの一番の原因は筋量つきすぎによる上半身の硬さにあると思います。
ウエイトトレーニングはガッチガチにするほうなので、実際重量もよく扱えるそうで筋肉見てもそれはうなづけます。しかし動きが少ないと怪我も多いし、力の伝達が途中で止まります。
もう年が30だし、絶対に方法を見なおしたほうがいい。
相撲の教科書にとらわれない自分の居心地のいい仕切りのポジション、弾力がありいろんな動きに対応できる上半身のしなり、いい状態の筋肉を作るには絶対的なケアの量。これがポイントだと思います。
あの体で、何で幕下1場所か理由がわかりました。めちゃくちゃいい体してるんです。だけどしなりやうまさが少ない。そして練習量が多すぎのケア不足。これだけです。
逆にこれさえ極めれば、三段目なんて対戦相手さえ運が良ければ全勝する力があります。
柔軟に柔軟に考えて来場所こそ大勝ちして幕下に行ってほしいです。

怪我して欠場組



琴太豪くん 三段目23枚目 

名古屋場所は幕下8枚目まで行きながら、稽古中の網膜剥離で全休。9月場所では、けいこ不足からか、取組中に肘を断裂して休場し九州場所全休です。
復帰は初場所か三月場所になると思いますが、絶対慌てないほうがいいです。体が万全だったら、幕下まではすぐに上がるはずです。
だけど今まで河津君は稽古をよくやる力士かなーと思っていましたが、よくよく見るとポイントが大きくずれていることに気が付きました。それは菊関から最初から指摘していましたが、それが最近の行動を見て僕も確実にわかりました。
元気な時はいつもかわいがり要員で、場所前稽古で特に地方場所はいつもかわいがりを受けてぶつかりげいこしています。
すぐに息が上がります。だけど何とか体制だけは取れますが、それの繰り返し。押し感が全くない。
基礎トレーニングさせても、本気でやってるのかという動きと、トレーニング内容。
最初は稽古が嫌いなんかなと思いました。しかしヨーク見ていると本人は確かに本気なんですが、感覚が全くない人なんです。
砂浜でタイヤを引くときに、最初は自分の好きなフォームでやれと言ってタイヤ引き50m走23秒45。
その後に僕が教えたフォームと仕切りからスタートさせると、20秒94。1本やってしんどい状況なのにタイムが2秒半変わっています。それでも本当にこれが正しいのかと怪訝そうな顔をしている。
そして他人の仕切りを見て解説すると、確かに変わってよくなってますねーと言っている。
たぶん動画をしっかりとって、大きい画面で見せてこのようによくなったと、力の伝達が変わったといって納得しないといけないのでしょう。
普段の稽古を見ても力強さや伝達がないように見えて、本場所では勝って幕下8枚目で関取射程圏まで行っている。
今の状態でそこまで行ってるのだから、伝達の仕方さえマスターしたら関取昇進は普通でないかとおもいます。

幸い僕の言うことは結構聞いてくれて、今場所夜に3回も電話をしてくれてなついてくれますので、キチンと動画を見せて、よくなった理由を目で感じてもらって、肘が治った時からバンバン勝ってもらいたいと思います



琴健勢くん 番付外

場所中は東京に残って、朝は基礎トレーニング、夜はジムワークをしているといっていました。
声は元気そうで、スクワットもやっているそうです。
よく書き込みしていただいているヨシコさんが気になる復帰場所ですが、これは本人が決める事なので、気を長くして持ってほしいと思います。ただひざの状況は確実によくなっているのは間違いなく、そうでなければスクワットなんてできないので、いい方向には向かっていっています。
どこで復帰ですかの質問は、今は無しで本人が不安感がなくなった時に出ればいいと思っています。

そんな感じの佐渡ヶ嶽勢でした。

琴奨菊関九州場所は、8勝6敗1休でした。



この写真は、場所前、競輪選手のの園田選手との一コマ。今場所の成績は、お題の通りの結果となりました。プロの世界は結果が全てですので、勝ち越したとは言うものの、ファンの皆さんには「やっぱりな。」と思わせたのは事実で、菊関をメインでトレーナーする僕としては、皆さんにまず謝りたいと思います。申し訳ありませんでした。

ただ僕としては、ものすごい収穫がある場所で、菊関自身も収穫があり、優勝できるという絶対的な自信ができました。


まず今場所を振り返りたいと思います。

1日目から5日目まで連勝!すべてがいい相撲で電車道もあり、投げもあり、きわどい相撲を物言いでひっくり返したのもあり、でもしかするとという予感さえある滑り出しでした。

そして6日目の逸ノ城戦で敗戦。9日目の隠岐の海戦で敗戦しました。

原因ははっきりしていて、逸の城戦は完全にメンタル、9日目の隠岐の海戦ではマッサージです。

逸の城戦は、5日目で連勝して、周りが完全に浮足立っていました。「行けるんちゃうか?」
菊関自身も仕上がりに相当な自信があり、逸の城は九州場所5連敗中。そこで大事に行こうと思い立ち合いを「置いてしまった」。よくピッチャーが安全にストライクを取ろうと思い、「ボールを置きに行ってしまった」という言葉がありますが、まさしくそれ。
立ち合いを見た瞬間僕もわかって、菊関といつもの電話の時に「置いちゃったねー」と悔しがっていました。これは原因はメンタルで、菊関は常に挑戦者の気持ちで行ったほうがいいです。

9日目の隠岐の海戦も、隠岐の海はなんと8連敗中。しかし前の日の電話で菊関も僕も「決して弱くはない。調子悪くはない。上位と当たって負けが込んでるだけで、白鵬戦やその途中も特に中盤から、きらりと光る場面が何回もあった。」と意見が合致していました。
 しかし、この日菊関は上半身特に首や肩周りに張りを訴えていて、そこで上半身だけマッサージしてもらう予定が、いつものケア担当のマッサーが頑張りすぎて、下半身も入念にマッサージ。それが12時あたりか。そして取り組みの時まったく出力がない。マッサージで緩みすぎです。
これは現役の選手とマッサーとでよくあることなんですが、マッサーはマッサージのプロだが、体を現在進行形でスポーツをしている人はほとんどいないので、そこら辺の動きの感覚がわからない。選手は特に菊関は、自分の体と相談がものすごい出来ている人なので、こうしたいというイメージがあるのだと思いますが、それをその日は緩みすぎてオーバーしたのが原因です。

そして横綱3連戦は、日馬富士に投げを食らって負け。その時にすねを強打!これで次の日の鶴竜戦もその痛みがあり負け。白鵬戦は前日よりコンディションが良く、かなり粘ったが、白鵬の受けの強さで、スタミナ切れで寄り切りです。
ちなみにこの10日目から12日目までの、モンゴル勢の横綱が、一番コンディションが良かったです。モンゴル勢の横綱に当たるときも、菊関には運がなかった。

そして妙技龍戦で勝ち越しができましたが、寄るときにすねに痛みが再発して、翌日より休場となりました。

怪我の具合は、びっこを引いていて痛そうですが、骨には異常なく関節の腱や筋肉には異常がないので、これは日にち薬でけがは治りそうな感じがします。それに関しては運が良かった。


そんな感じの今場所でした。僕が思う個人的な感想は

1 仕上がりは完ぺきだった。実際場所前ヘルペスが出るほどみっちり追い込み、ケアも入念にして、気持ちが本当に相撲に向いていました。
2 相撲のメンタルは、本場所の相撲でしか鍛えられない。とにかく菊関がやっちゃダメなのが、躊躇して受けること。これをするとまず負けます。

3 菊関が僕に告げたのは「今場所立ち合いで前みつや四つを取ったことがない。なんでだろう?
これを映像を見て検証しました。僕は思いました「しまったー!!」
基礎トレーニングのおかげで体力や筋肉は劇的に向上しました。実際馬力を見たら皆さんもお分かりのとおりです。しかし特に筋肉が発達して、肩が背中側により胸が張った状態に終始行っていることでした。
 肩が背中側に行って、なおかつ仕上がりがいいものだから、前みつとったれと手で廻しを取りに行きますが、物理的に考えて、背中側に肩が筋肉の発達によって、背中側によっていて、なおかつ手は長いほうでない、そのうえ手だけで前みつを取りに行くと、リーチが極端に短くなります。
 名古屋場所1勝3敗で僕が緊急で部屋に行って、「とにかく手を力入れるな、握りこむな」といった後、確か連勝して廻しを取りまくっていましたが、その時は今よりはるかに筋量は少なく、手を握らずなおかつそんな自信もない状況でしたので、肩が前側に行き力が抜けてるもんだから、リーチが長く感じてバンバン廻しに手が引っかかっていました。

次場所は今までの基礎トレーニングに加えて、筋肉に弾力と柔軟性やしなりを作るトレーニングも課していきます。もうそのメニューはできました!実験も済んで僕のイメージ通りになっています。


それにしても、横綱3人は、10日目から12日目が一番ピークでびっくりしました。あんな状態だから白鵬が優勝かと思いきや、白鵬がまさかの3連敗で日馬富士の優勝!
前場所も照るの富士が優勝と思いきやよもやの怪我で、鶴竜の逆転優勝。
15日間、心技体がそろうのは本当の至難の業で、それはどの力士も感じる事ではないでしょうか。
アスリートにとって15日間全部が調子いいことははっきり言って「無理なこと」です。
絶対波があります。その波で自分が調子悪い時でも、相手が弱い力士に当たったら勝つし、その逆で自分が調子よくても、相手がさらに上回るコンディションでなおかつ元が強いと、負けてしまいます。

菊関の横綱戦はまさしくその状況で当たり、なおかつすねの怪我が響きました。

菊関に言ったのは「必ずモンゴル勢が怪我やメンタルなどで弱っている場所が年に2場所はある。その時に自分のコンディションがばっちりだと勝てるから、その時のためにきっちり準備して頑張ろう!優勝は間違いなくできる!」と言いました。

もし僕がどの力士もトレーナーができて日本の力士に優勝できるといえるのは、菊関と稀勢の里だけです。
今のモンゴル勢だけでなく、外人にトレーナーしていいと言って可能性があるのは、碧山、大砂嵐、がが丸、栃の心、逸の城です。

共通しているのは、体が大きくて馬力があるということと、伸びしろが実際にあるからです。

北の湖理事長がなくなった今場所ですが、昔の相撲は日本人だけでして、日本人のDNAから、今みたいな大型力士はいなく、またスポーツ理論も本当に根性だけでしたので、北の湖理事長や大鵬親方が優勝できたと思います。
 そしてアメリカ旋風が来て小錦、武蔵丸、曙と突進力がある力士が誕生しましたが、そこまで優勝回数を伸ばすことができませんでした。それは受けの強さがなく、調子いい時は勝てるが、長い相撲や体に不調があるとまず勝てません。
 そのあと朝青龍からのモンゴル勢の到来です。朝青龍は二の矢、三の矢、四の矢、五の矢といった圧倒的な運動神経と体力の強さ、そして白鵬はその運動神経は朝青龍より微減だが、朝青龍より強い圧倒的な受けの強さで、相手の力を半分にもそれ以下にもしてしまい、相手がばてたところで勝負を決める強さがあります。その白鵬だけならいいですが、それ以外の鶴竜、日馬富士、照るの富士といったモンゴル勢がタイプが違いますが、抜群の運動神経を誇っています。

相撲の上位は進化していて、明らかにに今のほうが上位はレベル高いです。ただ幕下から下は昔のほうが、高い気がします。たぶん武蔵丸の横綱時代であれば、菊関は優勝はしているだろうし、もう少し運が良ければ、短命の横綱になっているかもしれません。

しかしそんなことを言っても仕方がないので、今ある現状で菊関は戦い抜かなければなりません。

次場所のキーポイントは

①さらなる基礎トレーニングと、上半身の柔軟性、しなやかさ、スピードを養う。
②常に挑戦者の気持ちを忘れない。メンタルは常に攻め!
③相撲の戦い方のバリエーションを、3パターン以上にする。

こんな感じでしょうか。相撲馬力世界一は僕ははっきり確認できました!あとはそれを勝ちにつなげるだけです。来年1月31日菊関の32歳の誕生日に結婚式があります。そこには賜杯と金杯で乾杯ができるように頑張りましょうや!!!