「ロシア語」(ラテン文字転写) 「村山七郎訳」 『ごんざ訳』 村山七郎注
「соборныи」(sobornyi) 「大集会の、総体の」 『すよしやたと』惣様為合ったト
ごんざ訳の『すよしやたと』の『すよ』は村山七郎注のように「惣様」で(全部)という意味だ。
『しやた』は動詞の活用としてありえず(шиятта)(しやった)とかくべきところをтをひとつしかかかなかったのだろうという推測は、村山七郎教授とおなじだ。
だけど、村山七郎注のように「惣様為合ったト」であるなら、ごんざのことばでは(すよしをたと)(惣様しおうた)になるはずだ。
「Одожденныи」(odozhdennyi) 「雨に出あいたる」『あめおたと』(雨にあった)
「договорное писмо」(dogovornoe pismo)「契約書」『いよたかきつけ』
(いいあったかきつけ)
(やった)は(やる)の活用だとおもう。
「богозданный」(bogozdannyi) 「神のつくりたる」『ふぉどけんしやったもん』
(やる)は(あたえる)の意味か、(派遣する)の意味か、どっちだろう。