かつて自分を救った思考が自分を縛っていることに気づく | 囚われの人生からの脱出!もっと自由に生きる心理学〜命のちから心理セラピー講座〜インナーチャイルドセラピー

囚われの人生からの脱出!もっと自由に生きる心理学〜命のちから心理セラピー講座〜インナーチャイルドセラピー

東京池袋の隠れ家的一軒家セラピールーム。公認心理師常駐。インナーチャイルドカードを使って心と対話をする技術を教える活動を通じて、多くの人が幼少期の体験の影響を無自覚に今も受けていると知りました。。それに気づいてもっと自由に生きられるようサポートしています。



カウンセリングでお話を聴いていると、
「その人の信じていること」が浮かび上がって来ます。

 

この時、浮かび上がった信念に気づきやすいのは話を聴いている私は

特にそれを"信じてはいない時"です。

 

 

もし自分もそれを同様に信じていたら、
それはあまりにも当たり前のことなので、
「前提」として話の背景に退いてしまいます。

 

 

 

 

 

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例を挙げましょう!

ある人、仮にAさんと呼ぶことにします。

 

 

Aさんは人間関係の中で、
次から次へと他人の問題に巻き込まれています。

 

Aさんは自分が関わる人の問題解決を
いつも先頭に立って行います。
 

ひとつ解決すると

息をつく間もなく次の問題が起こります。
 

そうしてAさんの人生はいつの間にか、
自分のことはそっちのけで

人のことに明け暮れています。 

 


それでもAさんは
「私が出会う人は

すべて前世からのご縁なので、
その人との関わりの中で私が遭遇する問題は、
すべて私の課題ですから

やるしかないんだと思います。」
 

と言います。

 

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ここで、あなたはどう感じましたか?

 

もし違和感がなく
「Aさんの言うことはもっともだ」
と感じたならば、

あなたはAさんと共通の

信念を持っているかもしれません。


 

 

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一方、私はこう思うのです。
「ああ、Aさんはそう信じて今までやってこられたのだな」と。

 
つまり私の頭の中はこうです。

「出会う人はすべて前世からのご縁」
かどうか?

「遭遇する問題はすべて私の課題」
かどうか?

「やるしかない」
かどうか?


「わからない」ということです。

むしろ、「すべて」と言い切った時点で、
私は疑問を抱きます。

 



「〇〇はすべて~である」

というのは極端すぎて
実際にはそうである場合もあるし、
そうでない場合もあると考える方がバランス良いのでは?と思っています。


 

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もちろん信仰としては理解できますよ。

 

多くの宗教も、様々な教えも、
真理とか理(ことわり)という言葉で、

「〇〇はすべて(必ず)~である」
と述べています。

別にそれらを否定しようというのではありません。
信じたい人が信じるのは自由です。

ただ時として、
そのように自分が信じていることが、
自分を不自由にすることがある、
ということを知っておくのは役に立ちます。

人間はむやみやたらに

何かを信じたりはしません。
 

そこには

「信じたい動機」があります。


最も多いであろう動機は、
「そう信じると安心できる」
「そう信じると苦しみが軽減する」

というものでしょう。



Aさんに話を戻します。


Aさんが信じていることは、
何らかの宗教に帰依している可能性もありますし、
そうではないかもしれませんが、

いずれにせよ、
「出会う人は前世からのご縁」
だから、
「その中で生じる問題は私の課題」
であり、
「やるしかない」

のだと考えた方が

逃れられない現実を受け入れる苦しみが軽減した可能性があります。
 

それはある時点でのAさんの救いでした。


 

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ところがこの考えを見直すことは

通常なかなかありません。

 

そうすると今度は、
この考えが自分を縛ってしまうのです。

かつては自分を救った考えに囚われ、
新しい選択や行動の可能性が失われてしまうのです。




子供の頃、多くの場合

私たちは取り巻く環境を変える能力を持ち合わせていません。

だからその場で何とかしのぐしかない。

けれど、成長して大人になると、
自らが環境を変えるという選択が本来は可能になります。


ですが、子供の頃に信じた考えが邪魔をして、
自由に環境を変えることを阻んでしまう
ことがあります。


私が使うインナーチャイルドカードでは、
こんなカードがあります。

 

 

 

swordsの9


真ん中でうなだれた騎士の周囲を取り囲む
9本の剣は彼の思考です。


かつて火を噴く恐ろしいドラゴンから身を守るために打ち立てた剣たちは、
今や監獄のように彼を閉じ込めています。

ここから抜け出る方法はひとつ。

自らを守るために打ち立てた剣の存在に気づき、
自らが恐れたドラゴンの正体に目を向け、
新しい思考の可能性へと向かうことです。


そうなった姿は

↓こちら。
 

 

Swordsの10

 


 

■自分が何を信じているのか?

 

■どのような思考にとらわれているのか?

 

■それをどのように変化させることで自由になれるのか?

 

 

そんな柔軟なバランス感覚を養える講座を

心理療法家である私、ふるたてひろこが

20を超える心理療法のエッセンスを取り入れ構築しました。

 

 

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