私が私として生きているだけで | 囚われの人生からの脱出!もっと自由に生きる心理学〜命のちから心理セラピー講座〜インナーチャイルドセラピー

囚われの人生からの脱出!もっと自由に生きる心理学〜命のちから心理セラピー講座〜インナーチャイルドセラピー

東京池袋の隠れ家的一軒家セラピールーム。公認心理師常駐。インナーチャイルドカードを使って心と対話をする技術を教える活動を通じて、多くの人が幼少期の体験の影響を無自覚に今も受けていると知りました。。それに気づいてもっと自由に生きられるようサポートしています。

こんにちは、【不安探しをやめて生きる勇気を育てる心理学「命のちから心理セラピー®講座」】主宰 心理療法家・講師のふるたてひろこです。


ある方との会話の中で感じたこと。

その方は1年に一度くらいしかお会いしないのだが、

気づけばその都度、贈り物をくださる。

何百円のお菓子とかよりはもう少し高価な、お花とか果物とか。

頂いたらもちろん嬉しいけれど、よく考えてみたら、そんな、毎度申し訳ないなあ、と思う気持ちも。

それで率直にその気持ちを口にした。
「ありがとうございます。でもそんな、いつも申し訳ないみたいです。」

そうしたらその方から返ってきた答えは意外なものだった。

「いや、だって。ふるたてさんは覚えてないかもしれないけれど、あの時私はとても助けてもらったんですよ。」

あの時って?

私にはそれが何を指しているのかわからない。

聞けば、それはもう11年も前のことだった。

それも私からしたら何も特別なことはしていない。
多分その場に一緒にいて、自然な流れでそれを何の気なしにしただけのこと。

でもきっと、それはその方にとっては特別なことだったのだ。

自分がこれまで何度も、嬉しく受け取った贈り物の秘密を初めて知って、私が思ったこと。

律儀なその方への尊敬と感謝。

そして、人はみんな、自分では知らず知らずのうちに人に影響を与えているんだろうな、ということ。

知らず知らずのうちに、誰かを傷つけているかもしれない。

知らず知らずのうちに、誰かを助けているかもしれない。

知らず知らずのうちに、互いに。

それが人と共に生きるということ。

それは自分のコントロールを超えている。

私が私としてただ生きているだけで、誰かに影響を与えている。

それが生きるということ。



今日も最後までお読みくださってありがとうございました。