自分の意見とは違う意見を人に言われると、嫌な気持ちになってしまう。
こんなことが思い当たる方に
今日の話をお届けします。
以前、私はこんな記事を書いたととがあります。
この中で書いたことが
今回の話にも関係があります。
「まだ読んでいない」という方は
良かったらちらの記事もお読みになってみてください。
人と自分の意見が違う。
それって具体的にはこんなことです。
Aさん
「私は山が好き」
Bさん
「私は海が好き。うん、断然海だな。
だって海は○○で△△で…」
こんなときA さんが、
「ああ、Bさん、あなたは海が好きなのね。
でも私は山が好きなんだ。」と思えたら
Aさんの心が乱れることはないでしょう。
でももしこの時
Aさんの心が穏やかでなくなったとしたら。
Bさんが自分とは違う意見を述べたことを
Aさんはこんな風に捉えたかもしれません。
- 私に共感してもらえなかった
- 私を否定された
- 私を支持してもらえなかった
- 私を攻撃された
そんな風に捉えてしまうとしたら
当然心中穏やかではいられなくなりますね。
でも、例題を少し変えて
こんなケースだったらどうでしょう。
Aさん
「1+1=2 だよ」
B さん
「1+1=5だよ。1+1=2だなんてもう古いよ。
これからは1+1=5の時代だよ!」
●私に共感してもらえなかった
●私を否定された
●私を支持してもらえなかった
●私を攻撃された
またそんな風に捉えてしまいますかね?
多分、今度は違うのではないでしょうか?
●Bさんおかしなことを言うな
●Bさん大丈夫?
●Bさんには何がそう考える理由があるのかもしれないけど、私には理解できないからスルーしておこう
●B さんにはそう信じたい理由があるんだな
となるのではないでしょうか?
2つのケースで、自分と人の意見が違うということにかけては同じなのに、Aさんの捉え方が違うのはなぜか?
もうおわかりかと思います。
「自信」があるかないかの違いです。
A さんは「1+1=2」であることに自信があります。
Bさんが何を主張しようがその自信が揺らぐことはありません。
この時、Aさんは、別に人からの共感も肯定も支持も必要としていません。
だからB さんが何を言っていても平気。
気にならないし、スルー出来る。
本来好き嫌いは個人の感覚の問題なので
これこそ正解などないわけですが
A さんの場合は「自分の感覚に自信がない」という状態なのです。
自信がないから違う意見を言われると
一気に自分が相手の影響を受けてしまうような気がして不安になります。
不安になりまるで自分が否定されたような気持ちになるから悲しくなり
それを自分への攻撃と捉えてしまいます。
そうしたらそりゃあ心穏やかではいられませんね。
でもこういう状態も
やむを得ないものです。
これまでの経験の中で
「自分の感覚に自信が持てない」ようになっているのてすから。
だから少しずつ
自分の中で起こる反応に気づいて
そうだね、肯定してほしいよね
支持してほしいよね
と自分が自分に肯定的に寄り添い、そしてこう伝えます。
あなたはあなたで
誰の影響も受けなくていいんだよ。
誰になんと言われようと、
自分の意見を曲げる必要はないのだと、自分に教えてあげるのです。
そうすれば次第に人と意見が違っても極端に反応しないようになります。
ただ「へえ、あなたは違う意見なんだね」
と心穏やかに思えるようになり、
それが特に自分への否定や攻撃でないことがわかると、次の段階へ進めます。
それは、相手の意見も自分の意見も、ただそのままにしておける
どんなに理解できない意見にも、ピシャリと排除したり、心を閉ざしたりすることなく、
ただ扉を1cmで良いから開けておこうとする姿勢のことです。
実はやがてその隙間から、いろんな光が差し込んでくるわけで、それを可能性と呼びます。
扉を開けておくお話は、またいつか別の機会にいたします。
(「採用」「不採用」に加えてハンコがもう一つ増えます😁)
今日も最後までお読みくださってありがとうございました。
自分の感覚に自信が持てるように育むなんて
一人では難しいなと思われてる方は
こちらで一緒に、制限の先にある景色を見にゆきましょう!
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