毎日夕方頃になるとわけもなく突然泣きたくなる。


断っておくが、私の話ではない。念のために。

先日、我が子「音宙(とら)」が夜、ミルクを飲んでいる途中で突然烈火のごとく泣き出した。いつもはミルクを飲みながら途中で気持ちよくなってきて気絶したように眠りにおちてしまうのだが、この日は違った。いつもの時間に、いつもの量を、いつもの要領で、ごく普通にミルクをあげただけである。たっぷり睡眠を取った後なので眠い訳ではないだろう。ミルクを飲んでる最中だからお腹が空いたわけでもあるまい。ミルクと一緒に何か変なものを飲み込んだようでもない。どこかに身体をぶつけたりしたわけでもない。飲んだミルクを吐き出すわけでもない。熱もない。あらゆる原因を考えてみたが、どれも当てはまらない。原因はまったくわからない。

不思議に思ってネットで調べてみた。どうやら、生まれたばかりの新生児によく見受けられる現象のことで「コリック(仙痛)」と言うらしい。夕方から夜半にかけて発作的、衝動的に突然火がついたように泣き出すもので、生後2週間頃に始まり、生後6週間頃が最もひどく、生後3~4ヶ月には落ち着くという。夕方頃に始まることから別名「たそがれ泣き」「夕暮れ泣き」とも言われているらしい。なるほど。いわゆる「夜泣き」などといわれる現象も、この「コリック」の延長線上にあるのだ。

それにしても「たそがれ泣き」というのはずいぶんセンチメンタルなネーミングだ。人生に疲れた一人暮らしのOLが日曜日の夕方TVで「サザエさん」が始まるとなんだか哀しくなって泣いちゃう、みたいな(ちょっと違うか)。

だが赤ん坊の「たそがれ泣き」は、そんな甘っちょろいセンチメンタルなものではない。乙女がしくしく涙するのとはわけがちがって、全力で号泣である。ミルクを飲ませようが、おむつを交換しようが、抱っこして「よしよし」あやそうが、何をしてもおさまらない。ただひたすら大声で泣き続けるだけだ。

どうにかならないかと思って、まず原因を調べてみた。あらゆる事象には原因がある。原因がわかれば対策もあるはず。すると「三ヶ月コリックの症状と対処方法(http://www.eagleeyesoft.com/)」というサイトを発見。おお、良いタイトルじゃないか。これだよこれ。ふむふむ。

「通常、赤ちゃんは不快なこと、不安なこと、眠たい時に泣きます。つまり泣いているときは、赤ちゃんの精神状態が悪い時です。ですので、三ヶ月コリックの理由も、何かしら不快なことが起きている証拠なのですが、それが一体何なのか、実は、原因がわかっていません」

おいおい。原因わからねーのか。タイトルに「対処方法」って書いてるのは釣りネタか。

「こんな時は、あまり神経質にならずに気分転換に外を散歩するのも良いでしょう。なかなか泣き止まない場合、散歩中もずっと泣いている場合は、諦めるのも一つの手です。ほとんどの赤ちゃんに起こることなので、「そんなもの」と考え、神経質になりすぎないようにしましょう」

こらこら。諦めるのかよ。それは対策じゃねーだろ。ったくロクでもないサイトだな。などとぶつぶつ文句を言いながら続けて読んでたら、下のほうに「対策」の欄があった。なんだよ。あるじゃないか。そうだよ。知りたいのはそれだよ。なになに··

「妊娠中においての「胎教」」

って、おい。こっちはもう生まれちゃってるんだよ。もっと早く言え。っていうか、生んでからの対策はないのか。

「出産後におけるベビーマッサージ」

おおっ!これだ。なるほど。ベビーマッサージか。

「赤ちゃんの肌をベビーオイルを使ってマッサージすることで、 母と子のコミュニケーションを行うとともに、出生直後のバーストラウマを軽減させ、 さらに、身体の免疫力の向上を図る方法です。このベビーマッサージを行った赤ちゃんは、「夜泣き」や「三ヶ月コリック」の症状が、軽減、緩和される事が、報告されているようです」

参考としてベビーマッサージのやり方のサイトまで紹介してあるではないか。
http://yayoi.sakura.ne.jp/
おおおおおー。よしよし、やればできるじゃないか。そうだよ。そういう情報を探していたのだよ。さっそく「時間がないときや月齢の低い赤ちゃんに適した運動」というのを試してみた。

「左腕を下、右腕を上にクロスさせましょう」

よし、左腕と右腕とクロス・・・・と。

・・・・・・・・・・

・・・・・・・腕が短すぎて届かない(笑)


「左腕を下、右脚を上にクロスさせましょう」

だから届かないんだってば。なんだよ。ぜんぜんできないじゃないか。とかなんとか言ってるうちに、我が子が泣き出してしまった。いかんいかん。「コリック」を軽減させるはずが、誘発してしまったではないか。おかしい。どうも本末転倒である。しかもどんどん泣き方がひどくなってきた。ベビーマッサージ、まったくの企画倒れである。

「音楽でも聴かせようよ」と家内が言うので、PCでモーツアルトのピアノソナタを聴かせてみた。しかし、すでに全開状態の「コリック」はモーツァルトごときで収まるものではない。

家内:「あなたがピアノでも弾いてあげれば?」

おおっ。その手があったか。さすが我が家内。良い事を言う。そうだ。そうなのだ。私は自慢じゃないがピアノを少々かじっていて、バンド活動なんかもやっちゃっているのだ。よしパパの素晴らしいピアノ演奏で我が子のコリックを鎮めてみせようではないか。

まずは定番のカノンでも・・・・。おーっと、なんと静かになったではないか。これはすごい。やってみるものである。よし、次は中国の曲はどうだ。ピアノバラードの名曲、王菲の「紅豆」だ。おお、いいぞ。静かに聴き入っているではないか。ではここで極めつけだ。家内と結婚したときに私が作曲してプレゼントしたオリジナルのバラードを弾いてみようではないか。


あ・・・いかん・・・また号泣しはじめた(哀)



真面目にベビーマッサージの勉強でもしよう。



前回のブログで、我が子はミルクを飲んだ後の「げっぷ」がなかなか上手にできない体質らしいという内容に触れた。

なるほど。観察しているとたしかに「げっぷ」は得意ではなさそうだが、人間苦手なものがあれば得意なものがあるもので、「げっぷ」のかわりなのかどうか知らないが「おなら」はずいぶん立派なのが頻繁に出るようなのだ。

世の中の赤ん坊がおしなべてそうなのかどうかは知らないが、こと我が子に限ってはやたら「おなら」が出る。胃腸の中の空気さえちゃんと抜ければ良いという理屈で言えばそれが「げっぷ」だろうが「おなら」だろうが、こちらとしては何でも構わないのだが、そういうことで納得して良いのかどうか私にはよくわからない。

いずれにしても我が子は「よくそんなに出るな」というくらい「おなら」が出る。ミルクを飲んでいる最中も、もちろん出る。寝ている最中でも出る。ミルクを飲んでる最中に眠くなって白目むいて気絶しながら、それでも「おなら」だけはちゃんと出る。眠りかけてる我が子にミルクをちゃんと飲ませるために、家内や私は一生懸命に声をかけながら揺さぶったりするのだが、本人は目を覚まさないくせに「おなら」で返事したりする。

私  :「おーい、こんなところで眠るんじゃない!しっかりしろー!」
我が子:「ぶー」
家内 :「起きろー。寝るんじゃない。おーい!」
我が子:「ぷぅー」

緊張感のかけらもない。これが雪山遭難救助の現場なら、そのまま雪の中に置き去りにしてやるところである。

私 :「まるで屁コキ虫だな」
家内:「なに、ヘコキムシって?」
私 :「日本ではおならばっかりしてる人のことを差してヘコキムシって呼ぶんだよ」
家内:「じゃぁ、あなたもヘコキムシね」

南京の家内の実家でも上海の自宅でも、私と家内が寝るベッドの横に我が子のベビーベッドを置いている。つまり我が子/家内/私の順番で3人並んで寝ているのだが、どうやら夜中、私と我が子は互いに眠りながら「おなら合戦」を繰り返し、真ん中に挟まれている家内はそれもストレスの原因になっているそうだ。

我が子:「ぶー」
私  :「ぷぅー」
家内 :「うるさーい!」

まぁ、くさい仲ってことで勘弁してください。

※ミルクを飲みながら白目向いて気絶しかけている我が子「音宙(とら)」
犬も歩けば
※ミルク飲んだ後、「げっぷ」させられる我が子「音宙(とら)」
犬も歩けば
前回の日記に書いたとおり、いよいよ私も本格的な育児ライフが始まるのだが、これまで私は家内や子供と離れて上海で単身生活だったのであまり詳しく実態がわからなかったのだが、この旧正月休暇の1週間の間で、いかに新生児の育児に手間がかかるのかということがよぉーくわかった。

いやはや聞くと見るとは大違いで、これはもう体験した者でなければぜったいにわからないだろうなと思う。だって3~4時間おきにミルクを与えなきゃいけなくて、その合間におむつを交換して(これもだいたいミルクと同じ時間サイクル)、睡眠もとらせて、お風呂にもいれて、というのがずーっと続くわけで、我々が日常的に享受してきた「朝起きて昼間働いて夜寝る」という生活リズムは根底から全否定され、完全に赤ん坊の生活リズムにこっちがあわせていなかければならない。

我が子はまだ夜泣きがそれほど激しくないようなのでましなほうらしいが、それでも昼夜問わず3~4時間おきにミルクを与えるというのは、ただそれだけでもこれが毎日続くと相当なストレスになる。

我が子の場合誕生してまだ1ヶ月半くらいなので、1日のミルク摂取量は850ccぐらいが目安だそうだ(個人差はあるのであくまで目安)。で、3~4時間ごとに与えると1回に与える量は120ccとなる。これを1日に7回繰り返すというサイクルで育てている。もちろん1日の摂取量さえ守れば、赤ん坊が飲みたい時に飲みたい分だけ飲ませても良いのだが(そうしている家庭もあるようだが)、そういうリズムで育てていると、赤ん坊が泣いたときにその理由が、お腹が空いたからなのか、おむつ交換なのか、眠いのか、抱っこしてほしいのか、体調が悪いのか、判断しにくくなってしまう可能性がある。したがって我が家の方針としては、ミルクにしてもおむつの交換にしても、ある程度一定のリズムを決めて規則正しく行なうことにしているようだ(但しおむつの交換については、基本はミルクをあげるタイミングに併せて交換しているが、他のタイミングでも必要に応じて柔軟に行なっている)。というわけで、おかげさまで我が子はすでに3~4時間毎にお腹が空くクセがついており、育児のタイムテーブルが管理しやすくなっているようである。

だが問題は、このように規則正しく授乳していても、必ずしも毎回順調に飲んでくれるとは限らないことである。このあたりが、いくら管理システムを完璧にしたところでやはり機械ではなく生身の人間であるが故であろう(当たり前だが)。私のような子育て素人の男なんかにしてみれば、「ミルクなんてお腹を空かせた赤ん坊ならすんなり飲んでくれるだろう」などと簡単に思ってたのだが、これがそうは簡単にいかない。飲んでる途中に赤ん坊が寝ちゃったりするのだ。

「いいじゃないか眠いんだから寝かせとけば」って普通は思うのだが、それがそうもいかないらしい。飲んでる途中で寝ちゃったからいいやで済ませていると、次は1時間後くらいにまたお腹を空かせて泣き出したりというふうに、せっかく習慣づけた生活リズムがめちゃくちゃになってしまうし、育児をする側だって寝る時間がない。したがって、授乳の途中で眠ろうが何だろうが、我が子には頑張って1回のノルマである120ccはできるだけクリアしてもらうようにしている。

この120ccという量だが、順調にいけば10分や15分程度で飲み干せる量だが、ひどいときには30分以上もかかるときがある。理由は先述のとおり「途中で寝ちゃうから」だ。昼間の授乳はそうでもないが、夜中の授乳だとほぼ毎回、気持ち良さそうにミルクを飲みながらだんだん目がとろんと閉じてきて、そのうち哺乳瓶をくわえたまま白目をむいて気絶してしまうので、そのたびに我が子を起こしながら飲ませなきゃいけない。「おーい、こんなところで眠るんじゃない!しっかりしろー!」ってな感じで声をかけ揺さぶりながらの作業である。まるで雪山で遭難して眠りかけてる人を救助している気分だ。

で、無事に飲み干せたらその次は「げっぷ」をさせなきゃならない。これだって「そんなもん勝手に出るんだろ」と思ってたらそうじゃない。生まれたばかりの新生児はまだ胃腸の働きが弱いようで、自律的に「げっぷ」が出ない子が多いらしい。しかも「げっぷ」が正常に出ないと胃腸に異常をきたす原因にもなり「胃軸捻転症」などという病気にもなってしまう。我が子を肩に抱き上げて背中を軽く叩いて強制的に「げっぷ」を出させなきゃ出てこないのだ。しかも相手はすっかり満腹で完全に気絶状態だから、またもや「起きろー。寝るんじゃない。おーい」と雪山遭難現場の繰り返しになる。我が子はこの「げっぷ」がなかなかうまく出て来ない体質のようで、睡魔と闘いながらの授乳とあわせて、毎回ミルクの時間は相当な重労働である。夜中に3時間おきに起きて毎回これをやるのはそれだけでえらくストレスのかかる作業なのだ。

なーんていかにも私自身が苦労しているように書いてはみたが、実のところ大変なのは家内のほうで、私は今のところまだ育児に本格参加できていない。今までは私は我が子と離れて暮らしていたが、これからは私も育児に参加せねばならない。旧正月休暇の1週間に、育児作業がどういうものかを学ぶ事ができたので、これからは積極的に私も参加していこうと思う。

※ところで、今回のタイトルで超ワイルドな現場を想像した人。ごめんなさい。

昨日、家内と我が子を連れて上海の自宅に戻った。いよいよ家族3人の新生活が始まる。

とは言いつつも、実は南京の実家から家内の両親も一緒に付いて来てしまった。

我が子がまだしばらく手がかかる内は、当面は家内の母親も我々と同居してもらい家内の負担を減らそうということで、母親には一緒に上海に来てもらったのだが、なぜか父親のほうも一緒に来てしまっているのは、ただ単純に孫と離れるのが寂しいからである(笑)。

孫への愛情は我が子以上という話は良く耳にするものの、家内の父親の孫への溺愛ぶりは、私の想像をはるかに超えるレベルで正直言って私も驚いている。もともとはかなり厳粛で冷静なイメージの強い人なのだが、孫が出来た途端、周りがドン引きするくらいのデレデレぶりで、私は「あのお義父さんとこのお義父さんは別人じゃないのか?」と疑ったほどである。まぁそうは言っても9日からは何処も新年の仕事始めなので、それまでには父親のほうは南京に戻らねばならない運命なのだ。今朝も義父が「あぁ、もうしばらく孫の顔を見られないのかぁ···」と嘆いていると、義母から「なに言ってんの!日本のご両親はまだ顔も見ていらっしゃらないのよ!」と真面目に怒られていて、ちょっと笑えたが。

さて我が子は誕生以来1ヶ月半、南京の家内の実家暮らしだったので、生活環境が変わることへの不安がなきにしもあらずではあった。「新幹線の中で大人しくしているだろうか?」とか「急に家やベッドが変わって大丈夫だろうか?」などとあれこれ心配をしていたのだが、ふたを開けてみればそれこそ杞憂というもので、移動の新幹線の中でもぐぅぐぅイビキをかいて爆睡。駅から自宅のタクシーも爆睡。上海の自宅に着いてからも爆睡である。まぁ、まだ目が見え始めたばかりの新生児にとってみればどこで寝ようと一緒なのかもしれない。あるいは「どこででも寝られる」というのは間違いなく私に似ているともいえる。

一方、家内は出産準備以来なのでかれこれ2ヶ月半ぶりの上海である。自宅に着いて荷物を置き、すぐに必要になるものを購入するため、両親を自宅に残して私と家内の二人だけで出かけたのだが、行きのタクシーの中で「やったぁー今日から久しぶりの上海生活だ!」とえらく喜んでいた。南京では何もかもご両親が手伝ってくれるのである程度ストレスフリーだったのかと思いきや、彼女のご両親(特に母親のほう)はかなりコンサバティブな人なので、南京での実家暮らしは上海での暮らしと違って相当息苦しかったようである。しかもそれに加えて最も手間のかかる新生児の育児が重なったこともあって、さぞや南京ではストレスの溜まる日々をおくっていたのであろう。これからも当然育児は続くし、しばらくはまだ母親が同居もするのだが、それでもいわばあっちはアウェイでこっちはホームだ。気心知れた友人達も多いし、ママ友たちもいる。しかもこれからは私も一緒なので、できる限り家内にストレスが溜まらないように気を遣ってあげたいと思う。

さて、何はともあれ今日からは私自身にとってもいよいよ本格的な「子育て」が始まるということでもあるのだ。楽しみでもあり、不安でもあり。でもまぁ、やっぱり楽しみ、なんだろうなぁ。

※購入したばかりのベビーベッド。今日からここが我が子「音宙(とら)」の寝床である。
犬も歩けば
※購入したベビーベッドには「ゆりかご」にもなるサブベッドがオプションで付いていた。
犬も歩けば
※そのサブベッドでぐぅぐぅ眠る「音宙(とら)」
犬も歩けば
※音宙(とら)専用のお風呂も買いました。
犬も歩けば
2月2日の日記で引越を余儀なくされる事態について触れたが、
http://ameblo.jp/gongnei/entry-10787350717.html
実は大家がなぜ急に手持ち物件を売却してしまったのか、その理由がわかった。恐らく原因は、いま中国中で話題になっている「房産税」問題であろう。

「房産税」とは日本で言うところの「固定資産税」のことで、中国ではこれまで不動産の売買時に課税されることはあっても、保有そのものに課税されることはなかった。それが今年の1月28日から不動産の保有そのものに課税される「房産税」が、まずは上海市と重慶市の2都市で試験的に導入されることになったのである。

もちろん、この「房産税」の施行はなにも突然決まったわけではない。施行の兆候は以前からずっとあったのだ。

中国は周知の通り都市部を中心に不動産バブルが加熱しており、中国政府はかねてからこの不動産の高騰をなんとか食い止めようと、毎年のように金融や不動産関連の規制措置を次々に施行して来た。その中でも昨年度は「史上最も厳しい」と言われる不動産業界への規制がいくつも施行された年であり、年初から「房産税」導入のウワサは流れていた。ただいつ頃、どのように施行されるのかについてはウワサの域を出ず、不動産業界や消費者はやきもきしていたようだ。

この不動産業界への規制強化については、実は昨年3月に開かれた全人代において、温家宝首相が以下のように発言していた。

「金融危機対策以降、中国の不動産市場は大きく発展したが、同時に一部の都市では不動産価格が急騰し、人々は不満を抱いている。このため中央政府は2回に分けて4つの措置と11の措置を講じる。土地を囲い込んで使用しない、投機目的の買い占め、不動産価格のつり上げといった、違法·違規行為を法に依って処罰する。私は現政権の任期内にこの面を徹底的に管理し、不動産市場を健全に発展させ、不動産価格を合理的な水準に保つ決意である」

これは昨年の全人代開幕直前に、温家宝首相が中国政府網と新華網の共同取材を受け、一般のインターネット利用者とオンラインで交流した際の発言の一部だが、私はこの発言を読み、彼の不動産バブル対策への並々ならぬ決意を感じ「今年不動産業界は相当エラい事になるぞ」と内心感じていた。

そして全人代閉幕後の4月、まずは銀行ローン規制が実施された。これは、1つ目の不動産を購入する場合は従来通りだが、2つ目の不動産購入の場合頭金やローン金利が引き上げられ、3つ目の不動産購入の場合は銀行ローンを受け付けられない場合もあるとの内容だった。さらにその都市の市民でない場合、その都市で1年以上働いていた納税証明や保険記録の証明がない場合は不動産ローンを組むことができないというオマケまであった。また半年後の10月にはさらに「住宅は1家庭につき1つしか購入できない」という大胆且つ独裁的な規制を通知。あわせて不動産取引時の課税率もアップさせた。そして今年1月28日、「史上最も厳しい」と言われた2010年度不動産業界規制の総仕上げとも言うべき目玉施策「房産税」の施行がいよいよ開始されたのだ。

この「房産税」の概要は以下の通り。
●適用税率を暫定で0.6%とし、納税義務のある住居の平米あたりの取引価格が前年の新築住居平均価格の2倍以下である場合は、引き下げて暫定で0.4%とする。
●前年の新築住居平均価格は上海市統計局が毎年公布する。
●納税対象は、上海市民が上海市内で新たに購入する二軒目以降の住宅と、非市民が上海市で新たに購入する一軒目以降の住宅とする。

恐らく居住以外の目的で2つ目、3つ目のマンションを保有していたオーナーたちの多くが、慌てて売りに走ったのだろう(私たちが住んでいる部屋だけでなく、私たちの友人が借りている部屋でも同じ様な話が立て続けに起きている)。そりゃそうだ、今までは売買の時にしか発生しなかった税金が、これからは持っているだけで発生する。暫定税率は0.6%というから、たとえば500万元のマンションだと年間3万元もの税金が発生するわけだ。

だがこれで不動産投機の抑制には効果が期待されるとしても、賃貸の場合、税コストの増加分が家賃設定にそのままかぶせられるだけではないのか?恐らく現行の法律上ではオーナー側の権限が圧倒的に強く、借りる側の権利はとても弱い。オーナーが税コスト増加分を家賃に上乗せしてきても店子側はほとんど文句を言えないような気がする。

うーむ···不動産バブルの抑制はもちろん良いのだが、なんか本末転倒といった気がしないでもない···。調べてみると、賃貸物件を管理する法律である「都市家屋賃貸管理弁法」は1995年以降まったく改訂されていないらしい。要するに法律が時代についていってない。陳腐化してしまっている、ということだ。

中国でも、専門家の中には「借り手の同意がなければ家主が勝手に値上げしてはいけないことを法律化すべきだ」と提言している人もいるようである。政府の方々には、こちらのほうもぜひ早急に前向きに検討していただきたいと切実に思う今日この頃である。


※参考
http://blog.livedoor.jp/john1984jpn/archives/51748771.html
http://www.data-max.co.jp/2010/07/39_7.html
http://www.data-max.co.jp/2010/07/40_12.html
http://www.data-max.co.jp/2010/07/41_10.html
http://www.data-max.co.jp/2010/11/79_1.html
http://www.data-max.co.jp/2010/11/80_5.html
http://ch.livedoor.biz/archives/51472286.html
http://ch.livedoor.biz/archives/51525089.html
http://j.people.com.cn/94474/6905262.html

粉ミルクの話の続き。

昨日、家内と二人で実家近くの大型ショッピングモールに子供用品を買いに行った。そのショッピングモール内には子供用品専門フロアがあるためだ。当然、粉ミルクのコーナーも見て来たのだが、日本ブランドは「和光堂」と「アイクレオ(グリコグループ)」が少し置いてあっただけで、中国で最も人気の高い日本ブランドである「明治」に関しては1缶も並んでいなかった(在庫切れだったのか、取り扱ってないのかは不明)。

ちなみに店頭小売価格をみてみると、和光堂の「はいはい」が268元(約3500円)、「アイクレオ」は488元(約6300円)という値札がついていた。ちなみに価格.comで調べたところ「はいはい」の日本での小売価格は2800円~1538円、「アイクレオ」は4978円~2780円だったので、日本での最低価格を基準にすると2倍以上もの高値が付いていることになる。

これが正規輸入品なのか、個人輸入品として入ってきているのか正確にはわからないが、昨年の秋以来、輸入粉ミルクには輸入規制措置の一環として相当の関税がかけられることになったようで(ウワサでは100%の関税率という話も耳にする)、そうすると日本の市場価格の2倍というのはわかるような気もする。

中国メラミン汚染ミルク事件以降、外資系ブランドが暴利をむさぼっているため中国政府が強気の保護政策に打って出て、外資ブランドの粉ミルクに対して関税アップなどを含む規制を強化した結果のようだが、肝心の消費者はそれでも安い中国ブランドには手を出さず、どれだけ価格が高くても輸入粉ミルクを買いあさっているようなのだ。つまり政府の保護政策とは裏腹に中国ブランドへの信頼性はまったく回復していないということである。中国政府の粉ミルク輸入規制策は、結局のところ中国ブランドの保護には何の効き目もなく、ただ消費者の懐を圧迫しているに過ぎない。

一方で、中国では使用済みの日本製粉ミルクの空き缶の売買が行なわれ、日本製粉ミルクの「ニセモノ」作りに利用されているという報道もあったり、またつい最近のニュースでは、2008年に中国中を揺るがしたメラミン汚染ミルクの問題製品が複数の業者によって再利用されていることも明らかになった。
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=46091
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=48545

中国政府は輸入ブランドの規制を強化する前にやるべきことが山ほどあるはずである。

※追記ー1
現在、店頭に日本産の粉ミルクなほとんど並んでいないのは、輸入規制もさることながら、価格の高さに関わらずすぐに売り切れてしまうことも原因のようなのだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110130-00000007-rcdc-cn


※追記-2
ネットでいろいろ調べていると、どうやら中国への粉ミルクの「個人輸入」に関しては(正規の貨物輸入ではない)、衛生局と税関の2つの規制をくぐらねばならず、衛生局の見解は「1回の送付で6缶まで」がおおむね「個人で輸入する範囲」として認められており、税関では「5kgまで」が認められているラインのようだ。我が家が購入している和光堂の「はいはい」は1缶850gなので衛生局的にOKな6缶だと5100gになり、税関的には100gオーバーする計算になる。このあたりは、税関の担当者の顔色ひとつで通過したり通過しなかったりするらしい。なんともまぁ、中国的な話ではあるが。
http://blog.livedoor.jp/t99n/archives/1345281.html
明けましておめでとうございます。

今日は旧暦の元旦。旧暦が社会生活に根強く息づいている中国では、これでようやく新年を迎える。昨夜、大晦日の深夜0:00直前には中国全土で恒例の大花火合戦が繰り広げられるのだが、家内の父親は初孫が生まれた新年ということもあって、いつも以上に花火に気合いが入っていた。

私も毎年このときばかりは義理の父の花火に付き合っているのだが、さすがに毎年やっているといいかげん飽きて来て、今年は家の中で大人しくしていたかったのだが、「第一子誕生の新年だお前もしっかり打ち上げてこい」と言わんばかりに無理矢理連れ出されて、打ち上げ花火や爆竹の点火係をやらされてしまった。

始めのうち義理の父は私に点火させるのだが、途中から我慢できなくなったのか自ら点火をはじめ(中国人の男達は年越しのこの花火に全てを賭けているのだ)、だんだんヒートアップしていく。私なんか火をつけたらすぐにその場から走って逃げちゃったりするのだが、中国人のオッサンたちは堂々たるものである。点火後もすぐに走って逃げたりしない。そんなのは男のメンツにかけて許さないのだ。強烈な火花を散らしながら燃え盛る花火をバックに悠々と歩いて引き上げてくる。そのシルエットはまるでジョン・ウー監督の香港映画「男達の挽歌」の主演「チョウ・ユンファ」を彷彿とさせる。

だがヒートアップしてゆく義理父を見ていて何か嫌な予感がしていたら、中でも最も強力な連発打ち上げ花火が「ドカッ」と倒れたではないか。

断っておくが中国の市販の花火は、市販と言っても日本で売っているそれと比較にならないほど強力な火力を有しており、危険この上ない。はっきり言って花火というよりは「重火器」に近い。

周囲一面に火の玉を巻き散らかしながら地面でぐるぐる回る強烈連発打ち上げ花火。それまで花火をのんきに見物していたマンションの住人達も蜘蛛の子を散らすように一斉に逃げ惑い、一瞬、あたりは阿鼻叫喚の様相を呈していた。

それでも悠々と歩いて戻ってくる義理父の足にも1発当たったようだが(笑)
家に帰った義理の父いわく。

「いやぁー危なかったなぁ」

いや、あんただよ、危ないのは(笑)

※写真は、花火を抱える出陣前の義理父と私。これで今回購入分の約1/3。残りは初4日と呼ばれる正月4日目の夜にあらためて打ち上げるのだ。
犬も歩けば
今日は、明日から始まる旧正月休暇に向けての仕事納めだった。
(中国ではまだ2月1日だが、アメブロは日本時間設定なのでこの日記の日付はすでに2日になってると思うが)

今年の旧暦では正月は2月3日であり、大晦日にあたる2月2日から8日までの1週間が、政府が定める「法定休日」となって、中国全国が一斉に休暇となる。

私は明日(2日)の朝の列車で南京へ向かい、家内の実家で年越しを過ごし、7日に家内と我が子を連れて上海の自宅へ戻る。11月末に家内が出産準備で南京の実家に帰って以来、ずっと単身での上海暮らしだったが、これでようやく新たに我が子を加えて家族が揃うことになる。

ところが、やっと上海で新たな一員を加えた新家族の生活が始まるというのに、実はちょっとしたアクシデントが持ち上がった。なんと上海で暮らしているマンション(賃貸)の大家から家内あてに突然連絡があり、「実はマンションを売ったので出て行ってもらわなければならない」とのこと。

「寝耳に水」とはこのことである。がっくり。

そういえば実は今からちょうど1年前にも同じような出来事があっで引越をしたことがある。詳しくは私が別途書いている会社のオフィシャルブログ上に書いてある。
http://ameblo.jp/addworks-sh/entry-10784153942.html

あの時は「万博だから家賃を値上げする(しかも25%も!)」などという大家の意味不明且つ理不尽な要求に対抗しての引越だった。別にその家賃が払えないわけではなかったが、あまりにも理不尽な要求に対する弱者のささやかな抵抗の意思を込めて、同一マンション区内でスライド引越を敢行したのだったが。

だが、今回は違う。払う払わない以前の問題だ。がっくり。
(なんか我が家はこういう目に遭いやすい運命にあるのだろうか?)

だが以前のブログにも書いたのだが、この国では賃貸生活者は圧倒的に弱者である。どんな高級マンションに住んでいようがそれは関係ない(別に私が超高級マンションに住んでるわけではないが)。もちろん新たなオーナーと新たに賃貸契約を交わすという選択肢がないわけではない。だがなんだかそれも面倒くさくなった。ちょうど1年目の契約更新時期であるし、昨年10月にオフィスを移転させて通勤もちょっと遠くなっていたこともあるし、ふだんこういう出来事があると途端にネガティブになって落ち込んでしまう家内が珍しく「もういいよ、なんかもう面倒くさい。引越しよう!」と、いつになくポジティブなので(笑)、引越することに決めた。

いちおう大家と軽く交渉して、2月末で契約は切れるのだがそれを4月まで伸ばしてもらうことにはした。それまでに新しい部屋を探せばいい。今度は時間もたっぷりあるので、旧正月明けからじっくりと部屋探しを始めれば良い。

まぁ、くよくよしていてもしょうがない。新しい家族も増えることだし、部屋も一新して気持ちも一心させるとしよう。

なんかいい物件情報あったら教えてください。

日本の実家から粉ミルクが届いた。

私の実家がある町は、鹿児島県の薩摩半島にある小さな町で、父親曰く「この町は若い夫婦が少なくて赤ちゃんもおらんもんで、だから粉ミルクもあんまり売っとらんでな」とのことだった。私が前回のブログで指定した銘柄を買う為に、わざわざ隣町の大型スーパーまで車を走らせたらしい。そういう事情とも知らず、高齢の父に無理をさせてしまった。親父、申し訳ない。

さて、実際に粉ミルクを日本から宅配便で中国へ送れるのか?私も父もネットで事前にいろいろ調べてみたら実に様々な意見が飛び交っている。だがあーだこーだ言っててもしょうがない。とにかく試してみよう、ということでトライしてもらったのだが、某有名運送会社Y社の海外宅配便窓口では「受け付けられません」と断られたそうで、結局郵便局に持ち込んだらすんなりとEMSで送ることができたそうだ。うーむ、会社によっても対応はまちまちなのか?

今回の発送量は850g入りを全部で4缶。スーパーでの小売価格は1缶1800円だったそうで×4缶で7200円。これに鹿児島から上海までの送料が今回の場合7000円ほどかかっているので、合計14000円ほどのコストがかかったことになる。つまり入手コストは1缶あたり3500円。家内に聞いたところ、我が子はこの850g缶をだいたい1週間ほどで消費するらしく、そうすると年間の粉ミルク入手コストは単純計算で約20万円ちかくかかることになる(現在飲ませている育児用ミルクはだいたい9ヶ月目ぐらいまでであり、それ以降は離乳するようになるので離乳食と併用するフォーローアップミルクに変更するであろうから単純に計算通りではない)。もちろん我が子の安全のためである。金額や手間の問題ではないことは当然なのだが、それにしても決して安い買物ではない。

粉ミルクと同様の大量消耗品の類としては、他にも「おむつ」と「おしり拭きシート」がある。これらのコストについてはまだ詳細に年間コストを試算していない。家内が子供を連れて上海に戻ってきたら細かく消費量をヒアリングして年間コストを算出してみようと思うが、いずれにしても相当な消費量であることは間違いない。よく、子供が生まれた父親たちが「子供のミルク代稼がなきゃならないんで」とジョークで言う場面に遭遇するが、実はあれはわりと真剣に言っている人もけっこういるんじゃないかと、ふと世の中の父親たちの悲哀を感じてしまった。


犬も歩けば
いま中国では日本の粉ミルクの入手が困難である。

昨年末に子供が生まれて以来、基本的には授乳は母乳で行なってきたのだが、家内の体調の問題などがあり、止むなく粉ミルクに方針転換を行なう事にした。ところが、いざ粉ミルクを購入しようとスーパーに行くと、なんと日本製の粉ミルクがほとんど店頭に並んでいないのだ。日系スーパーでさえ状況は同じで、かろうじて「明治」の中国現地生産のものがわずかながら並んでる店もあるが、それさえも品薄で入手は決して楽ではない。

粉ミルクを巡る問題では、2008年に中国で起きたメラミン混入粉ミルク事件が記憶に新しい。あの事件は一旦解決したかのように見えて、実はその後も再発を繰り返している。我が家としても中国産の粉ミルクだけは絶対に飲ませたくないので、日本産の粉ミルクの入手は必須なのだが、その日本産が手に入らない。

ことの発端は昨年春から日本を騒がせた「口蹄疫問題」である。それ以前は中国でも、日本から多くの乳製品が輸入されていたのだが、この口蹄疫問題以降、日本からの乳製品関連はほとんど輸入禁止措置がとられた。その中に当然のごとく粉ミルクも含まれていたわけである。その後、夏頃に口蹄疫問題が収束し、公には輸入禁止措置が解除されたはずなのだが、実情はいまだに税関で規制がかけられているようなのである。

なぜか?

口蹄疫問題は収束したものの、ここで続けざまに起きたのが例の「尖閣諸島事件」である。あのとき世間では中国からのレアアース輸出規制問題ばかりがクローズアップされていたが、実は日本からのあらゆる輸入品が中国側の税関で「全品検査」されるという前代未聞の事態が起きており、貿易物流はちょっとしたパニック状態に陥っていた。日本からの粉ミルクも引き続き税関で差し止めされ続けることになったのである。

だが問題の本質は、実は口蹄疫問題でも尖閣諸島事件でもない。

中国では2008年にメラミン混入粉ミルク事件が起きて以来、中国ブランドの粉ミルクは決定的にダメージを受け、代わりに中国国内の粉ミルク市場の約70%を外資ブランドが占める状況が続いていた。当然のごとく日本ブランドの粉ミルクも、その信頼性・安全性の高さで一気に売上を伸ばしていった。だが外資ブランドがシェアを一気に伸ばしただけではなく、高級ミルクという名の下に価格を一気につり上げ、暴利をむさぼったたという話もある。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20101222-00000000-diamond-bus_all

http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20100628/Recordchina_20100628015.html

どうやらこういった実態が、中国政府の懸念材料になっていたようだ。

外資の独占と価格高騰を何とか是正したいと思う中国にとっては、その外資ブランドの中でも極めて存在感の大きい日本ブランドを排除するだけでも、相当なてこ入れにはなることだろう。日中貿易の不均衡を是正するために、中国で暮らす乳幼児たちがスケープゴートとして利用されたと言うのはいささか極論すぎるかもしれないが。

とはいえ、現時点では中国産の粉ミルクだけにはやはり手を出すわけにはいかない。なんとかして日本産粉ミルクを入手すべく、日本に一時帰省する人にハンドキャリーをお願いしたり、日本の実家や友人たちに頼んで少量ずつ宅配便で送ってもらうことにしたり、あの手この手を尽くしてみることにした。実際問題、ハンドキャリーにしても、宅配便にしても、どこまで可能なのかはやってみないとわからない。だが手をこまねいているよりは、あらゆる可能性にかけてみたい。もはやコストや手間の問題ではないのだ。

外資が市場を独占し暴利をむさぼっているとしても、盲目的に国内産業の保護を進める前に、国内メーカーの安全性の問題を100%クリアにしてもらわなければ、結局のところ問題の根本的な解決にはならない。消費者たちはバカではないのだ。


※我が家推奨の粉ミルクは、和光堂の「はいはい」。日本産ブランドの中でも最も高品質だそうです。
http://www.wakodo.co.jp/product/babyfood/milk/haihai/

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