前回のブログで、我が子はミルクを飲んだ後の「げっぷ」がなかなか上手にできない体質らしいという内容に触れた。

なるほど。観察しているとたしかに「げっぷ」は得意ではなさそうだが、人間苦手なものがあれば得意なものがあるもので、「げっぷ」のかわりなのかどうか知らないが「おなら」はずいぶん立派なのが頻繁に出るようなのだ。

世の中の赤ん坊がおしなべてそうなのかどうかは知らないが、こと我が子に限ってはやたら「おなら」が出る。胃腸の中の空気さえちゃんと抜ければ良いという理屈で言えばそれが「げっぷ」だろうが「おなら」だろうが、こちらとしては何でも構わないのだが、そういうことで納得して良いのかどうか私にはよくわからない。

いずれにしても我が子は「よくそんなに出るな」というくらい「おなら」が出る。ミルクを飲んでいる最中も、もちろん出る。寝ている最中でも出る。ミルクを飲んでる最中に眠くなって白目むいて気絶しながら、それでも「おなら」だけはちゃんと出る。眠りかけてる我が子にミルクをちゃんと飲ませるために、家内や私は一生懸命に声をかけながら揺さぶったりするのだが、本人は目を覚まさないくせに「おなら」で返事したりする。

私  :「おーい、こんなところで眠るんじゃない!しっかりしろー!」
我が子:「ぶー」
家内 :「起きろー。寝るんじゃない。おーい!」
我が子:「ぷぅー」

緊張感のかけらもない。これが雪山遭難救助の現場なら、そのまま雪の中に置き去りにしてやるところである。

私 :「まるで屁コキ虫だな」
家内:「なに、ヘコキムシって?」
私 :「日本ではおならばっかりしてる人のことを差してヘコキムシって呼ぶんだよ」
家内:「じゃぁ、あなたもヘコキムシね」

南京の家内の実家でも上海の自宅でも、私と家内が寝るベッドの横に我が子のベビーベッドを置いている。つまり我が子/家内/私の順番で3人並んで寝ているのだが、どうやら夜中、私と我が子は互いに眠りながら「おなら合戦」を繰り返し、真ん中に挟まれている家内はそれもストレスの原因になっているそうだ。

我が子:「ぶー」
私  :「ぷぅー」
家内 :「うるさーい!」

まぁ、くさい仲ってことで勘弁してください。

※ミルクを飲みながら白目向いて気絶しかけている我が子「音宙(とら)」
犬も歩けば
※ミルク飲んだ後、「げっぷ」させられる我が子「音宙(とら)」
犬も歩けば