ね。Jリーガー。 どうしてカレーにお味噌汁なの?
こんにちは。 -僕は、そんな間の抜けた挨拶をしたと思う。
すると、冴木雪乃は目だけで微笑んだ。
“真夏の横断歩道で会った時と同じだ”
僕がそんなことを心の中で呟いていると、雪乃でない、もう一人の子が言った。
「あ。上杉君でしょう? 私、知ってる」
「どうも。けど、知ってるって、どうして…?」
「だって、高橋君からいつも聞いているもん。未来のJリーガーだって。
それに、高橋君に聞かなくても、ガッコの中で有名だよ」
そんな事を、マキと名乗ったその子が言った。
「そうなんだ」
マキの言葉に反応したのは、僕ではなく、雪乃だった。
「『そうなんだ』って、雪乃。あんた、ついこの間、その話したばっかじゃん」
「あ。うそ。あんまり聞いてなかったかも ごめん、マキ」
“素直なんだな”
僕は、雪乃に対し、そんな印象を持った。
僕が見ていたせいか、雪乃と目が合った。
すると、雪乃が口を開いた。
「ね。Jリーガー。
どうでもいいけど、どうしてカレーにお味噌汁なの?」
これが、雪乃が僕に話しかけた最初の言葉だった。
この先、何億語と言葉を交わすことになる、僕と雪乃の。
僕は、その質問に答えながら、
カレーの横の味噌汁に興味を持った雪乃を
とても新鮮に感じていた。
「…ふぅん。辛いカレーにはお味噌汁が合うんだ。今度やってみよっかな」
雪乃は、そんなことを言いながら、とてもかわいらしい笑顔を見せてくれた。
僕は、雪乃に恋をした高橋の気持ちが分かるような気がしていた。
すると、冴木雪乃は目だけで微笑んだ。
“真夏の横断歩道で会った時と同じだ”
僕がそんなことを心の中で呟いていると、雪乃でない、もう一人の子が言った。
「あ。上杉君でしょう? 私、知ってる」
「どうも。けど、知ってるって、どうして…?」
「だって、高橋君からいつも聞いているもん。未来のJリーガーだって。
それに、高橋君に聞かなくても、ガッコの中で有名だよ」
そんな事を、マキと名乗ったその子が言った。
「そうなんだ」
マキの言葉に反応したのは、僕ではなく、雪乃だった。
「『そうなんだ』って、雪乃。あんた、ついこの間、その話したばっかじゃん」
「あ。うそ。あんまり聞いてなかったかも ごめん、マキ」
“素直なんだな”
僕は、雪乃に対し、そんな印象を持った。
僕が見ていたせいか、雪乃と目が合った。
すると、雪乃が口を開いた。
「ね。Jリーガー。
どうでもいいけど、どうしてカレーにお味噌汁なの?」
これが、雪乃が僕に話しかけた最初の言葉だった。
この先、何億語と言葉を交わすことになる、僕と雪乃の。
僕は、その質問に答えながら、
カレーの横の味噌汁に興味を持った雪乃を
とても新鮮に感じていた。
「…ふぅん。辛いカレーにはお味噌汁が合うんだ。今度やってみよっかな」
雪乃は、そんなことを言いながら、とてもかわいらしい笑顔を見せてくれた。
僕は、雪乃に恋をした高橋の気持ちが分かるような気がしていた。