多くの人に知って欲しいです
6月29日に、「舌がん、切る前に知って欲しい!!」という記事を投稿しました。↓
そしたら、この1週間で多くの方がアクセスしてくださいました。↓
自分の記事のアクセス数としては、ダントツです。
また、「いいね!」も他の記事より多くいただきました。
それだけ、注目してもらえる内容ならば、よかったです。
記事に書いたように、自分も含めて既に舌を切る手術をした人には、有用な記事ではないと思います。
しかし、これから舌がんの治療をする人には、是非是非、知っておいて欲しい内容です。
その後、いただいたコメントや自分で調べたことなどをもとにして、先週のブログでは伝えきれなかったことを補足しておきます。
ポイントは、陽子線治療(だけ)が有効ということではなく、がんにつながる動脈に抗がん剤を注入する「選択的動注」を併用することが有効だということです。
一般に「抗がん剤」は副作用が強くて大変だと思いがちですが、それは静脈から抗がん剤を入れるため全身に影響が出るからです。
選択的動注であれば、副作用は限定的になるそうです。
また、先週のブログでは医療費のことに触れませんでしたが、陽子線治療は通常の医療保険が適用されないため、かなり高額になるそうです。
しかし、「選択的動注」を併用した通常の放射線治療(=選択的動注併用放射線療法)でも十分な効果はあるそうで、その治療法ならば保険適用になります。
ただし、放射線治療の副作用はあるでしょうが、それは一時的なものだから、舌を失うことによるデメリットを考えれば、耐えるしかないと思います。
検索やリンクなどで、この記事にたどり着いた方にお願いします。
舌がんの疑いがある方は、是非、リンク先を訪れて情報を集め、どのような治療をするべきか判断してください。
すでに舌がんの治療をした方は、今後舌がんかもしれない人にアドバイスをする立場になる可能性があると思います。そのときに、舌を切らない治療法があることを伝えてあげてください。
とにかく、これから治療をする人には、かかった医師や病院にお任せではなく、多くの情報を集めてから、治療法を判断して欲しいのです。
以下、一部の情報は繰り返しになりますが、リンク先をまだ見てない方は、ご利用ください。
① 新しい治療法(切らない治療法)の専門的内容については、こちらのHPを参照してください。
中部国際医療センターの陽子線がん治療センター施設長をされている 不破 信和 先生のHPです。↓
こちらのHPから、メールで不破先生に質問や相談ができるようになっています。
切羽詰まっている方は利用されるといいと思います。
また、実際に切らずに治った人の動画が貼り付けてあります。
そして、セカンドオピニオンを受け付けてくださる「市民のためのがん治療の会」↓の紹介もあります。
② 私が切らない治療法を知るきっかけとなった「ふじごん さん」のブログは、こちらです。↓
ふじごんさんは、現在入院中で、ステージⅢの舌がんを切らずに治療中です。
今日から、いよいよ「選択的動注」治療が始まるそうです。
ほぼ毎日ブログを更新されているようなので、治療法についての患者の様子がリアルにわかると思います。
● ふじごんさんからは、次のようなコメントをいただきました。↓
舌を切除せずに
治せる選択肢もあることを
皆様に周知していただき
誰かの為になればと思っております。
陽子線治療は先進医療特約に入っていれば全額保険で支払い0円になりますよ。
③ 高額になる医療費の問題については、ベテラン舌がんサバイバーのMWさんが、彼のブログで上手く説明してくださいました。↓
リンク先を見るのが面倒な人のために、ポイントとなる部分をこちらに貼付けておきます。
陽子線の場合は、先進医療ということで通常の保険が効かないです
自分で入っている(任意の)医療保険にて、先進医療の特約をつけていないと、自己負担部分が 300万円前後と思います
先進医療特約をつけていなかったが、通常のがん保険で、初診のがん診断時に一時給付金があって、そちらで充当されたかたもいらっしゃると思います
ですが、この舌がんへの選択的動注併用の放射線療法を、先進医療の "陽子線" ではない、"通常の放射線(IMRT)" でおこなっている医療施設もあります
つまり保険適用です
先進医療の "陽子線" だけでなくて、保険が使える従来の放射線治療(IMRT)でも舌がんの動注併用の放射線治療があることも、もっと知られて良いのにな、と以前から思っていました
(超選択的動注化学放射線療法と表記されています)
そして、MWさんのブログでは、中部国際医療センター以外で、この保険適用となる「選択的動注併用での通常の放射線治療」を行っている病院を紹介してあります。
なので、必ずしも中部国際医療センターに行かなくとも治療できるということです。
これから舌がんの治療を行う人が、舌を切らずに治り、術後も食べることや喋ることに困らないことを願っています。
リブログ、リンク、その他の方法で、「切らない治療法」をいろいろな人に広めてもらえると嬉しいです。