いまさら知ってもですが…
先日、自分のブログに「いいね!」をつけてくださった方のブログを拝見したら、その方は舌がん治療の入院中でした。
そして、なんと舌を切らない治療法を選択したと書いてありました。
その方は「ふじごん さん」といい、その方のブログは、こちらです。↓
ブログを最初に見たときには、民間療法にチャレンジしているみたいな記事だったから、「ちょっと怪しいかも…」と思ってしまいました。
しかし、後日にまた見たら、信頼できそうな(きっとできる)医師のHPが貼り付けてありました。
このHPは、必見です。
中部国際医療センターの陽子線がん治療センター施設長をされている 不破 信和 先生↓ のHPです。
5年前、自分が退院してすぐに、移植した皮弁に腫瘍のようなものを発見し、再発を疑ったことがありました。(後で、それは単なるヤケドということがわかりました)
そのときにネットでいろいろ調べたら、舌がん(扁平上皮がん)に陽子線治療を行えば、必ずしも舌を切除する必要なはいのでは、ということがわかりました。↓
不破先生のHPによると、新しい治療法は、単に患部に陽子線を照射するだけでなく「選択的動注併用放射線療法」といって、がんにつながる動脈にカテーテルを通して抗がん剤を直接投与しながら、陽子線を照射する方法だそうです。(詳しくは不破先生のHPを見てください)
自分は医療のことは詳しくないですが、これまでの放射線療法よりは確実に進歩しているように思いました。
そして、そのHPには、舌を切らずに治療したがんサバイバーの人たちの動画が貼り付けてあります。
切らずに治るならば、万々歳だと思います。
切ったことによる後遺症については、自分をはじめ、多くの舌がんサバイバーの人たちが、ブログでぼやいています。
切ってしまった自分たちが、そのような新しい治療法のことを知っても、いまさらどうにもなりません。
しかし、これから舌がんを治療する人には、是非知ってもらいたい情報です。
舌がんを治療する多くの医師は、これまでの自分が磨き上げてきた治療法にこだわり、それを勧めるのではと思ってしまいます。
だけど、患者は新しい治療法もあることを知ったうえで、治療法(医師)を選択するべきだと思います。
やはり、医療も日進月歩のはずですから、いつまでも過去の治療法にとらわれず、患者に優しい治療法を確立して欲しいです。
そんなことをいくら思っても、自分の舌は戻りませんからね~~。
残されたわずかな舌と移植した皮弁を使って一生懸命に飲食して、お喋りして、楽しく生きたいと思っています。