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毎日が実験。人の気持ちがわかる人になるブログ

人の気持ちがわかるようになりたい人に教えています。
趣味はビールを飲むことと、和服を着ることと、自分の子を観察すること。
聴くチカラ検定の開発担当。

まずは現在の自分を客観的に整理します。
ワークシートの「現在の割合」というところに、あなた自身が今、各役割に対しどれだけの時間やパワーを配分しているかを書いてみます。
縦に足して、8つの役割の合計値が100%になるように記入してください。

心晴れ晴れ☆未来予想's-10-3-2


人によっては、職業人として、また親としての役割が大きくなりすぎていることに気づくこともあるでしょう。


今の状態は、望んだ状態ですか?



次に、10年後の割合という欄を使います。


10年後、あなたは何歳ですか?
自分の時間とパワーを、どのように配分して使っているでしょうか。


ここは「あるべき自分」「なりたい自分」を書くところですので、今と切り離して、最高の理想を書いてくださいね。
もちろん、欄を増やして、パートナーの分や20年後の自分を描くことも思いのままです。
未来に自由に思いをはせることで、目標が定まり、モチベーションが湧いて、今やるべきことが見えてきます。



こんな時代だからこそ、自分の将来を前向きに考えていきたいものですね。

今回は長期的な展望、目標を描いていただきましたので、次回は「目標達成法」についてお話をしたいと思います。



今回のテーマの記事

10.未来を扱うカウンセリング
未来を扱うカウンセリング

キャリアとは何をさすか

バックキャスティング 1

バックキャスティング 2


次回テーマ

11.目標達成のスキル


前回テーマ

9.相性を考える

キャリアカウンセリングは、転職や進路相談などの入り口から始まることもありますが、たとえば職場適応などの問題から発展して、将来の展望を描くところに至るケースもあります。
図1のように、一人の人の中に過去・現在・未来はつながっているので、考え方として大別することでわかりやすくはなるのですが、実際の相談の中では切り離して扱うことは非効率でもあり、不自然なことと私は思っています。


心晴れ晴れ☆未来予想's-10-1



就職や現在の職場適応といった、どちらかというと目先のことは、それはそれで大事ですが、視点としてはもっと先の将来を見つめて、「どのように生きたいか」「そのために今何を選択すべきか」を考えることが重要です。
実際には、今直面している問題が大きければ、対処療法的にそこを解決します。そして現在がひとまずOKとなったとき、ではどの方向に進みましょうか、というテーマに必ず進みます。
また、現在の問題の解決の途中で、どうしたらいいか自分でわからないという気持ちになる場合もあります。
そういうときも、今のことより、先のことをまず考えることを勧めます。
キャリアカウンセリングの考え方は、バックキャスティングモデルなのです。

心晴れ晴れ☆未来予想's-10-3-1


今を見つめて、今できることを積み重ねて試行錯誤するのがフォアキャスティング、あるべき姿・なりたい自分を先に描いて、そこに向かって計画をたて足りないものを補っていくのがバックキャスティングです。
フォアキャスティングで、寄り道や進路変更をその都度楽しむ人生も悪くありませんが、「なりたい自分」「自分にとっての本質的な幸福」を意識しなければ、なかなか納得のいくところにたどり着けないということも起こりえます。

このことから、目標達成のための時間管理術や、手帖活用法などが人気になっているのだと思います。
手帳には、今年の目標(=短期目標)を書く方が多いでしょうから、次回はもう少し先のご自身について、ライフロールの視点でビジョンを描いていただくワークをご紹介しましょう。


つづきます。

日本には、「キャリア」という概念をぴったり表す言葉もありません。

「職業」「進路」の代わりに使う場合も多いですが、意味としてはもっと広いものを指しています。


キャリアの定義もさまざまな人が行っていますが、ここではスーパーという1950年代に活躍した理論家が、定義の中核として指摘した含意をあげます。


・人生を構成する一連の出来事
・自己発達の全体の中で、労働への個人の関与として表現される職業と、人生のほかの役割との連鎖
・青年期から引退機に至る報酬、無報酬の一連の地位
・学生・雇用者・年金生活者などの役割や、副業・家族・市民などの役割も含まれる


つまり特定の職業についている状態ではなく、それも含むいろいろな役割や、働くことを通じて得られる人間的成長や自己実現を含む言葉が「キャリア」なのです。

スーパーは、生涯における各役割の始まりと終わり、相互の重なり合いを「ライフ・キャリア・レインボー」(通称、「キャリアの虹」)と呼ぶ図に表しました。


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私たちは、生涯を通じて、ライフロールと呼ばれる8つに大別される役割を、多くの場合複数、並行してこなしながら、毎日を送っています。
これらの役割のどれに重点を置き、どのようなあり方をしているのかがあなたの「自分らしさ」を形成するものといえます。


職業人としての役割に没頭しすぎる。あるいは没頭せざるを得ない。
日本の産業構造では、こういった状態の社会人を多くつくりがちです。

高度成長時代では配偶者、あるいは家庭人、親としての役割がおろそかになり、時に離婚や家庭崩壊につながったことが、次世代に悪影響を出している点もよく指摘されています。


個人として将来のキャリアを考える上では、このライフロールのバランスにも重点を置かなければなりません。
私たちは限られた人生という時間の中で、相互に影響しあう各役割にどれだけの時間を投じるかを考え、全体として自分や周囲がその人らしい幸せを目指せるよう、バランスを取ることが求められます。


いわゆる「ワーク・ライフ・バランス」という視点が、これからのキャリアを設計するに当たって不可欠であることがお分かりになるかと思います。


つづきます。

今日は未来に向かって希望が湧くテーマでお話させていただきたいと思っています。


カウンセリングや心理療法というと、まだ日本では病院で、病気と診断された人に対して行うものという印象が強いようですが、実は「療法」と呼ばれるものも実際は単なる「技法」であって、本来はもっと様々な用途で用いることができます。

心晴れ晴れ☆未来予想's-10-1


図のように、

「病気の治療を目的とする場合」

「職場や学校などの環境に適応することを目的とする場合」

「自己開発を目的とする場合」

にカウンセリングは有効であり、焦点を変えていくことでその時の目的に対応することができます。

本人の将来であるとか、未来に焦点をおくカウンセリングをキャリアカウンセリングといいます。


日本ではキャリアカウンセリングは比較的新しいものと位置付けられていますが、アメリカでは職業指導運動はカウンセリングの源流の一つといわれ、1900年代初めの急速な工業化の時代から脈々と歴史が続いています。


つづきます。

では、簡単にそれぞれの自我状態について説明します。


親のPは「権威的な父親(CP)」「養育的な母親(NP)」、子のCは「自由なこども(FC)」「従順なこども(AC)」にそれぞれ分かれており、エゴグラムは5つの自我状態で表現されます。
どの自我も、肯定的な側面・良い面と否定的な側面・悪い面があります。



権威的な父親のCP
CPはビジネスシーンでは、規律を守ったり、けじめをつけるというモラルの部分を高め、あるべき姿を追求していく姿勢の基礎になるものです。この部分が弱いとだらしのない職場であったり、評価があいまいになったり、方向性の定まらない職場になります。
しかし、CPが強くですぎてしまうと、「もっと一生懸命やれよ」「まだまだ甘いよ」「もっと早くできるだろ」など、プレッシャーが高くなりすぎ、いつもぴりぴりして発言や行動がしづらい雰囲気をつくったり、仕事の楽しさややりがいが失われていく面もあります。


養育的な母親のNP
NPは人に対して愛情深く、保護的に接する優しい母親的なことが特徴です。人情に厚く思いやりがあってや世話好き、やさしく接し、元気づけたり、面倒みがいい。
時に、人からみるとおせっかいととられることもあります。部下やメンバーを育成していく中で、過度にNPを発揮しすぎた関わりを続けると、メンバーの自立性や自主性を育むことの阻害要因になる可能性があり、自分が過剰に仕事を背負ってしまうなど、生産性の低下につながります。


合理的な大人のA
Aは事実を調べたり、人の話を聴き、客観的なデータなどに基づき、冷静に考え、判断・意思決定をします。見通しをたて、計画性があり、効率的に行動する部分です。自分の行動を「親の自我状態・P」や「子供の自我状態・C」に切り替えて効果的に人と接する部分でもあります。
マイナスにでると、感情表出がないクールで打算的な人とみられることもあります。また慎重になりすぎる、情報やデータ収集に時間をかけすぎる、物事を複雑に考えすぎる、役割意識が先行しすぎるなど、頭でっかちになってしまい行動にうまくつながらない部分もあります。


自由なこどものFC
FCは、明るく元気がよく、のびのびしています。自由であけっぴろげ。人なつっこく無邪気。天真爛漫、創造的・好奇心があり、行動力がある。そんな、まさにポジティブなエネルギー満ちあふれる部分です。
自分自身はもちろん、周囲に対してもポジティブなエネルギーをもたらします。
反面、喜怒哀楽が激しすぎることがあり、周りの人が振り回される時があります。好き嫌いをハッキリ口にすることや、行動にあらわれるので、ワガママや自己中心的と受け止められることもあります。


従順なこどものAC
ACは、親の要求や期待に添うように順応することによって身に付けた部分で、まわりや他の人にあわせ、従う部分です。ただし内心では我慢をして自分を抑えていることもあり、抑えている部分が「反発」や「反抗」として表にでることもあります。慎重でがまん強く、感情を抑えることができ、協調性が高く、受身的で、行儀よくふるまい、期待に応えようと努力する傾向が強いです。
一方で主体性がなく消極的で、他の人への依存心が強い面や、つらいことも我慢してしまい、イヤなことをイヤと言えずストレスを抱え込みやすい部分があり、反発や反抗心をもったり、現実逃避につながる場合もあります。



この自我状態は、時々の仕事の状況や環境、体調、プライベートの状況によっても変わってきます。周囲に順応しようとしたり、頭を使って問題解決をしようとすると自然と変わります。
そして、逆に考えると、自分の状態と周囲、他者の状態を知ることにより、自分の自我状態をコントロールすることで、相手とうまくやることも可能になります。


人に、自分に都合よく動いてもらうためには、まずは自分が相手のうれしいように動く必要があります。
理解するのも自分から、変わるのも自分からです。


 「過去と他人は変えられない」 けれど、 「未来と自分は変えることができる」 のです。


人との相性は、自分次第ということがおわかりいただけたでしょうか。
自分とも他人とも、うまく付き合えるようになるといいですね!



今回のテーマの記事

9.相性を考える
がんばっても気の合わない相手

相性の究極は相互理解

自己理解と他者理解のための方法 1


次回テーマ

10.未来を扱うカウンセリング


前回テーマ

8.相手も自分も大切にする伝え方