【前回までのあらすじ】
マイホームへの引越し直後。
自分の希望で妻に不妊治療をさせておきながら、不倫に走っていた夫の「フクオ」
不倫発覚時、直前の不妊治療が成功し、妊娠していた事が判明する。しかしフクオは「もう要らないから堕ろせば?」と中絶を希望した。
結局産むことになったものの、夫が臨月に全財産を持って夜逃げする。
どうにか行政の力を借りて、出産できたその翌日……。出産祝いとばかりに、フクオは産後すぐの妻に離婚調停を申し立ててきた。
フクオは調停でも嘘を吐きまくり、周囲を呆れさせていく。
前回はこちら↓
気を引きたい夫
しかし長男は5分もすると満足したのか、あっさり「ばいばーい!おやすみ!」と言って電話を切ろうとしました。
その大根おろしもビックリのあっさり加減に、慌てた様子のフクオ。長男の気を引こうと、
「長男くん、大好きだよ❤️」
と言ったのです。
一見、再会を喜んだ父親の言葉……。
しかしこれを聞いた私は内心、
烈火のごとく怒りました🌋
好きと言わなかった父親
実は同居していた時、フクオは長男に「好き」と滅多に言いませんでした。
👦「パパ、大好きー!!!」
と言う長男に、フクオは「はーい」とか「そっかー」と返事をするだけ
そんなフクオに、
「長男が“パパ好き”って言ってくれた時ぐらい、あなたからも大好きって言ってあげてよ」
と何度も伝えていました
しかし状況は改善せず、この話を何度も繰り返し……。実はフクオ、長男の癇癪にかなり気が滅入っていたのです。
好きと言わない理由
叱られずに育ったフクオは、子どもへの叱り方が分かりませんでした。
なので長男は「父親は我儘を聞いてくれる」と覚えてしまい、私よりフクオに強い癇癪をお見舞いしまくり
フクオはフクオで、
「長男は母親の言うことしか聞かないんだから、こっちに任せてくるな」
と私を批難していました
自分勝手に不倫をし、夜逃げをし、生活費を渋り、妻子を捨てて自由を手に入れたからこそ、無責任に言える「大好きだよ」という言葉。
しかも長男はそれを信じてしまい、
👦「大好きだって言ってくれたから、パパは帰ってきてくれる!」
と消えかけていた希望を抱いてしまう事に
しかし数日経っても何も変わらない現実に、「パパは帰ってこないの……?」とまた悲しさが蘇ってしまい、久々に夜泣きしてしまいました
見せかけの愛情
子どもに「大好きだよ」と言うのが、悪いとは思いません。
ただ同居している時には、妻に促されようと、頑なにその言葉を言いませんでした。
「自分自身や不倫女より、子供を優先するつもりはない」
「子供達のために、相場の生活費すら払うつもりもない」
「家に帰るつもりも、子供を引き取るつもりもない」
という本音を隠したまま、「パパは悪い親じゃない」と長男に思わせたい、自己満足な「大好きだよ」
言われた長男がどう思うかとか、その後母親がフォローしなきゃいけない事とか、何も考えないその態度に「この人は親を名乗る資格がないな」と改めて思うのでした
<これまでの経緯はこちら>
事の始まり編↓
不倫編↓
不倫後編↓
不妊治療&中絶強要編↓
出産編↓
調停編↓
モラハラ編↓
金銭トラブル編↓
酒癖編↓
義両親編↓
その他悪事一覧↓
子ども関連
毛穴という毛穴から嘘が吹き出しとる
(CV:心の中の千鳥ノブ)