WEEKLY MAIL 第1290号(令和4年10月2日)発行 NO.2
NYダウは当欄予想値である28,000ドル近辺まで下がってきました。ということで、ちゃんと計算してみたいと思います。大きな調整はその上昇波動の半値押し、というパターンがこの根拠ですが、まずは上昇波動をどの期間で取るかということですが、コロナ後安値からの上昇波動、ということでいいと思います。つまり、2020年安値から2022年高値まで、2年弱の上昇波動ですね。2020年の下落は、2016年初から2019年末のコロナ直前までの上昇波動の約半値押しなので、そういうことでいいと思います。逆に言えば、この波動を重視するならば、ここから2番底をつけに行くということで20,000ドル割れも視野に入れないといけなくなりますが、さすがにコロナパンデミックで恐怖におののいた時の水準よりも下がる、ということはないと思います。あるとすれば、コロナパンデミックのような不透明感に対する恐怖以上の、実際の景気悪化、あるいは、金利上昇による想定以上の株価バリュエーションの低下を見に行くということになりますので、考えにくいというか考えたくない状況であります。 というわけで、取引時間中の安値、高値で計算すると、2020年3月23日安値18,213.65ドル、2022年1月5日高値36,952.65ドルとなりますので、この上昇波動に対する半値押しは27583.15ドルとなります。あれ、28,000ドルより下でしたね。で、同じく、終値で計算すると、安値が同日の18,591.93ドル、高値が1月4日の36,799.65ドルとなりますので、半値押しだと27695.79ドルとなります。あ、同じく28,000ドル割れだ。 2年弱の波動なので、さほど長期波動とは言えませんが、それでも誤差はそれなりに出ると思いますので、瞬間27,000ドル割れがあるかも?くらいに見ておけばいいと思います。ジャストで言えば27,500ドルは割らない、ということになります。9月30日が28,700ドルあたりですので、あと1,000ドル程度ですね。28,000ドルを割ると一段と弱気コメントの勢いが増すように思います。 日本株は強気で見ていますが、持っている個別銘柄はひどいことになっていますね。具体的にはHameeですが。それは銘柄が悪いということでしょうけど、そこまで下がらなくてもなあ、と思います。こういう、株数をたくさん持ってないから放置、という銘柄が致命的に下がるとやっぱりそれなりに痛いですね。始めから長期投資覚悟の成長株であれば仕方がないですが、このあたりは成長株扱いではあるものの、やはり半値になるほどのリスクは想定してなかったので、15%損切りルールを30%損切りルールに拡大するなどの手当は必要かもしれません。ただこういうのも、業績の伸びしだいですね。ちょっと中途半端な話ですみません。