個人的に投資している銘柄が何銘柄かあり、基幹的な資金を投入しているのが電算システム、サブで投資しているのがHameeです。その他、最悪ゼロでもいいや、という感じで少しずつ投資している銘柄があります。


で、電算システムは開示はよくないし、経営陣の対株主の意識は古そうだし、何より利益成長に対する姿勢の鈍さがいかがなものかと思いつつ、それでも地味に今期も過去最高売上、利益を達成をする見込みなので、株価は買値を下回ってさえない展開が継続していますが、一応見捨てずに保有している状況です。利益成長を先取りしてやたらとバリュエーションが上がる局面がなければ、かつ、当然ですが利益成長ストーリーに変化がなければ、株価が下がっても保有継続というのが個人的な成長株投資のルールです。電算システムが成長株と言っていいのか今やちょっと疑問ではありますが。


 で、問題なのはHameeです。これはもう大問題ですね。サブの投資なのでたかだか1,000株ではありますが、1,800円くらいで買ったのが今700円くらい、180万円の投資で100万円の損って、投資家失格レベルです。反対売買規制ルールがあったという言い訳はありますが、きちんと銘柄調査をしていたら、もっと早く投げられたかもしれません。というのは、先週発表された決算内容と同時に発表された業績下方修正の中身がひどすぎるからです。すでに反対売買禁止期間は超えているので投げることもできるのですが、社内手続き等が面倒なので放っておくことにします。これ、今は700円くらいですが、このままだと300円くらいになるかな、と思います。が、扱っている商品自体は悪くはなく、アプリケーションの社外販売も販売者数の伸びが減速しているのはよくない兆候ですが、それなりに売れてはいるので、たちまちつぶれてしまうようなことはないと思います。


にしても、社長が変わったせいなのか、こうなることが分かっていたから社長が変わったのか、このあたりはわかりませんが、小さい会社は何か間違ったり流れがかわるとたちまち厳しいことになりますね。逆に言えば、ここから業績がぐっと回復する可能性もあるかもしれませんが、株主ではあるもののそこまできちんと調べて分析しているわけではないので、この銘柄の買いはお勧めしません。個人的には、株価が下がっていても、企業業績の読みが外れていなければ個人的には負けた気はしないのですが、企業業績が失速するとなると、これは完全に間違えた、負けた、となります。無念。


ちなみに、0になるかもしれないけど大幅に上がるかもしれない(というか、大幅に上がると読んで買った)テックポイントは、買ってしばらくは米中問題等のあおりを受けて利益が伸び悩む時期もありましたが、その後の利益拡大は想定以上で、業績にはとても満足しています。もっとも、株価は買値の3分の1くらいかな。ちょっといくらで買ったか忘れましたが。個人的な目標株価は現値の10倍近くなので、500円を割るようなら、かつ、経営の中身に問題がなければ買い足そうと思っています。こちらも、業績は最高益更新を続けているのに株価が下がっているパターンです。これは、買わないうちに上がってしまったら手が出せなくなるだろう、と思って買ったので、下がることは想定の範囲内で、業績がおかしなことにならない限りは持ち続けるつもりで継続中です。


 日本株全体を見るにつけても、TOPIX予想PERは歴史的にも割安な水準にあります。利益成長が止まってしまえば仕方がないですが、利益が成長して配当も増えていけば、例えば今の株価で計算したら5年後の配当利回りが10%とか、そういうことになる銘柄も多々あるだろうと思います。Twitterなどで毎日自分の運用の話をあれこれ書いている人たちは毎日の売り買いで利益を出したり損したりしているのだろうと思いますが、中長期の個別銘柄投資は、上記のようにリスクは高いものの、今のタイミングであればエントリーするのに悪くないだろうと思います。