ゴルフ愛好家の皆さん、こんにちは!
クラブフィッターのナオです。
最近、30年前からゴルフをしていた方が「今のクラブって、昔と比べてどれだけ進化してるの?」って聞かれることがありまして
私も気になって実際に調べてみました!
タイムスリップ!クラブの進化を体感
30年以上前のドライバーのヘッドはパーシモン(柿の木)で今のヘッドと比べると半分以下の大きさ。
総重量もかなり重めなものでした。
(ドライバーの平均重量は今が290gくらいで昔は350gくらい)
そこから2000年代に入りヘッドの素材がメタル→チタンに変わりヘッド体積は大きく、総重量はどんどん軽くなってきます。
ヘッド体積はパーシモンヘッドが約180㎤、現在のモデルは460㎤と2.5倍以上になっています。
クラブメーカーが研究を重ね制作してきたドライバーです。
反発規制に負けず実際にどれくらい進化したのか、現行モデルピンG440LSTドライバーは他の機種を何ヤードオーバードライブするのか?
古いドライバーをそのまま使っても大して飛距離はかわらないのか?
参戦クラブはこちら!
-
ホンマ EXTRA パーシモン(1980年代):もはや博物館レベルの激レア品!今の5Wくらいのサイズ感。
-
ヘッド体積180㎤、総重量353グラム、長さ43.75インチ
-
テーラーメイド R360Ti(2001年):この当時はデカヘッドだなーって思ってたけど、今見ると小さー。
-
ロフト9.5度、シャフト FTG+ツアー(ミツビシ)
-
ヘッド体積360㎤、総重量316g、長さ44.5インチ
-
ヤマハ インプレスV202ツアーモデル(2011年):玄人好みのシャープなデザイン。これがよく飛んだんだよな~。
-
ロフト10度、シャフト ランバックス TYPE X(フジクラ)
-
ヘッド体積415㎤、、総重量316グラム、長さ44.5インチ
-
ピン G440LST(最新):今をときめく最新鋭モデル!
-
ロフト10.5度、シャフト PING TOUR CHROME2.0 65
-
ヘッド体積450㎤、総重量310g、長さ45.25インチ
懐かしく人気だったクラブがそろっています。
テーラーメイドR360、ヤマハインプレスV202ツアードライバーは当時、私も愛用していました
いざ、勝負!!
結果は一目瞭然!以下の表をご覧ください。
モデル | H/S | 初速 | BS | 飛距離 |
---|---|---|---|---|
ホンマ EXTRA | 43.6 | 60.4 | 3548 | 238 |
テーラーメイド R360Ti | 45.1 | 64.6 | 2972 | 249 |
ヤマハ V202ツアー | 44.8 | 64.0 | 2120 | 252 |
ピン G440LST | 45.0 | 66.2 | 2375 | 263 |
(H/S:ヘッドスピード、BS:バックスピン)
スカイトラックで5球ずつ打った平均
なんと、ピンG440LSTが圧倒的な勝利!!!
詳しく見てみよう
-
ホンマ EXTRA パーシモン:重すぎてヘッドスピードが出ない!初速も遅く、バックスピンが多くふけ上がっています!でも、さすが木製、打感は最高。
-
テーラーメイド R360Ti:高反発ヘッドで初速は速め。ただ、バックスピンが多く、球が良くつかまります。ヘッドがかえりやすいのでしょう、フックが出やすいのが難点。
-
ヤマハ インプレスV202ツアー:バックスピンが少なく、左への曲がりも軽減。コントロール性が高く、安定感バツグン。難点は打点が狭いことですね。
-
ピン G440LST:ヘッドスピード、初速ともに最速!バックスピンも適量で曲がりにくい。まさに現代のモンスター!
【結論】最新クラブは飛ぶ!ただし...
パーシモンヘッドはお遊びで入れてみましたが、やはり最新ドライバーの進化は疑いようのない事実だと証明されました。
直近、2.3年前のクラブなら大して結果も変わらないと思いますが、、、
各メーカーが血のにじむような努力で、飛距離性能を追求しているんですね
しかし!
最新クラブなら誰でも飛ぶわけではありません。
シャフトやヘッドの相性、スイングとのマッチングなど、考慮すべき点はたくさんあります。
「結局、どれを選べばいいのさ!?」
そんなゴルファーには私のウェブサイト
Golfer-NaoへGO!
クラブ選びのヒントが満載ですよ!
今回の記事が、あなたのゴルフライフをより楽しくするきっかけになれば嬉しいです。それでは、また!