こんにちはクラブフィッターのナオです。
ピン公認フィッターとして25年以上ゴルファーのクラブ選びをサポートしています。

 

2025年2月、ピンゴルフよりG440シリーズが発売されました。
今回はキャロウェイ、テーラーメイドも同時期に新製品が発売され、外ブラ3社がガチガチのシェア争いを繰り広げています。今のところ、ピンが1歩リードですね。

 

ピンの新作ドライバー「G440MAX、G440SFT、G440LST 」のど真ん中モデル
「G440MAX」の評価、口コミをまとめてみました。

 

下からMAX、SFT、LST

飛距離性能の向上

G440MAXの核心は「飛び重心」設計にあります。従来の深重心を維持しつつ、フェース上の重心を下げることに成功。結果、初速とスピン抑制のバランスは確かに改善されています。

私の計測では、ヘッドスピード42m/sで初速61m/s前後、飛距離230ヤード程度を記録。まずまずの結果だが、革命的な数値とまでは言えませんね。

 

寛容性と飛距離のバランス

G440MAXの特徴は、飛距離性能と寛容性のバランスにあります。
高MOI設計により、オフセンターヒットでも方向性は安定。
ただし、操作性を求めるゴルファーには物足りなさを感じるかもしれません。
 

打感、打音の変化

カーボンクラウンの採用により、打感と打音は確かに変化しました。前モデルより音が小さくなり、低くなっている印象。好みが分かれます。
 

調整機能の充実

ロフト角とウェイト調整機能により、個々のゴルファーに合わせた設定が可能。
これは評価できる点です。
シャフトバリュエーションも豊富です。

 

課題も残る

クラウンをカーボンにして低スピン化を図っているはずですが、以外にバックスピンは多い。球は上がりやすいのですがふけ上がりに注意。
つかまりが良すぎるため、フックに悩むゴルファーには向かない可能性があります。シャフトで調整ですね。

また、価格も決して安くはない。

 

結論 着実な進化

G440MAXは、ピンの着実な進化を感じさせるドライバーです。
飛距離と寛容性のバランスは改善されているが、革命的な1本とまでは言えません。

シャフトバリュエーションが多いので試打をして、自分に合うスペックを見つけてください。

 

G440MAXドライバーの試打評価は↓記事をご覧ください