今回はマクロスワールド最強のエース:マクシミリアン・ジーナス様の名前について考えてみたいかも🍎
マックス様の単独特集は昨年10月31日の記事だけだから、ほぼほぼ一年ぶり
ちょっと神話バレ注意かも❓
マクロスワールドでは「天才」ばマックス様の代名詞、河森監督の2012年の雑誌インタビューのコメントでは「操縦センスだけで言えばシリーズ最強のパイロット」
“操縦センスだけ”という表現が気になるけど、少なくとも絶対LIVE!!!!!!までの内容ではライバル・イサムを超えそうな最強パイロットであることは間違いない気がする……
本人もその自覚は超あるらしく……
絶対LIVE!!!!!!終盤でのフォールドウェーブ大爆発
ただの天才だ
この雄叫びだけでYami_Q_rayは戦意喪失……💦
闇フレイアは悲鳴だけだけど、闇雲は「これが……」と言葉を詰まらせていたから、元々マックス様に関して何らかの知識があったのかも🍎
何か新作への伏線~な気がする描写かも……💦
マックス様の誕生日はまだ公式発表が無い……
でもWWIで撃墜スコア2位のルネ・フォンクとイサム・ダイソン様の誕生日が同じことから、もしかすると最強マックス様はWWIの最強撃墜王マンフレート・リヒトフォーヘンと同じ誕生日5月2日かもしれないと予想したのが前々回の記事……
リヒトフォーヘンは当然の如くドイツのプール・ル・メリット勲章……通称“ブルー・マックス”勲章を授与されているので、それがマックス様のパーソナルカラーの明るめの青色になったという噂もそれらしく感じるかも
もちろん5月2日じゃなかったとしても、それはそれで伏線の可能性大なのでお楽しみが増えるだけ……
これは公式発表が楽しみかも🍎
プール・ル・メリット勲章
そして誕生日だけでなく出生に関するお話が一切聞こえてこないマックス様……
ご両親に関する情報も皆無……
でも公開されている情報だけでもいろいろ妄想できるかも🍎
例えば名前“マクシミリアン・ジーナス”にもちゃんと「天才」と言う意味の「ジーナス」が入っているねって……勝手に思ってたんだけど……
公式の英語表記では……
マクシミリアン・ジーナス
Maximilian Jenius
……あれれれ……
英語の「天才」は「Genius」
マックス様の姓は「Jenius」
GとJ
綴りが違う
実は「Jenius」も「天才」を意味する言葉
……ただし……
「Jenius」
インドネシア語「天才」
英語圏でも「Jenius」は名前としてよく使われる単語だけど……
比較言語学によると「genius」も「jenius」も同じく「天才」を意味する言葉でその語源は同じらしい……
でもこの単語が「天才」という意味で使われるようになってから、まだ400年程度の歴史しかないのは意外かも……
それ以前は違う意味だった
英語「genius」は……
ラテン語「genius」に由来
意味は「守護神・守護霊」
ラテン語「genius」も遥か昔の紀元前5000年頃に存在したと想定されているインド・ヨーロッパ言語の共通祖先仮説言語・印欧祖語(Proto-Indo-European,PIE)における“gen~jen”(「生まれる」「発生する」という意味)から派生した言葉だとされている
インド時代に同じ印欧祖語から欧州言語Gと東南アジア言語に分裂して、さらにオランダによる植民地化を経てJの字が割り当てられるようになったらしい……
余談だけど……言語学・神話学上の理論的概念・祖語(Proto-Language)や祖神話(Proto-Mythology)は恐らくマクロス世界の“プロトカルチャー”という言葉のインスピレーション元だと思うから、いつか記事を書きたいかも🍎
そして印欧祖語の「gen~jen~生まれる」という意味から「人が生まれてから死ぬまでを守護する守護神霊」「生まれながらにしての守護者」「優れた予言能力を持つ者」「優れた生殖能力を持つ者」と言う意味での派生語「genius~jenius」が生まれて、西暦1600年あたりから「生まれながらにして優れた才能・知性を持った者」……今日の「天才」を意味する言葉として使われるようになったらしい……
だから「天才」という言葉の本来の意味は……
天才⇒守護神として生まれし者
ところで……
なぜインドネシア語の表記がアルファベットの「Jenius」なのかと言うと……
インドネシア語はそもそも多民族・多言語国家で共通言語を持たなかったインドネシアにおいて、オランダ領東インド時代の独立運動の過程で民族統一言語として作られた比較的新しい人工言語なんだよね……だから歴史は100年余りしかない……
なんでも最大多数派だったジャワ語などの特定民族の自然言語を共通語にすると、その民族の支配・優位性を認めることになるので、多民族の融和を目指してこの人工言語・インドネシア語が1945年の独立後の国家共通言語として採用されたという背景がある……
このような経緯もあるから、海峡マレー語の一方言をベースに造られたインドネシア語は民族的伝統を維持しながらも、旧宗主国言語のオランダ語なども取り込んだ……
多数の言語を持つインドネシアでは使われる文字も多数の種類があるので、その習得は困難、よって文字数が少なく学習しやすいアルファベット表記の採用となったらしい……
英語でもインドネシア語でも意味は“天才”⇒“守護神として生まれし者”で変わらないということは分かったけど、どうしてマックス様の姓にインドネシア語「Jenius」が選ばれたかと言う疑問が残る……
おそらく……
私の予想妄想では……🤔
古代インド神話が関係していると思ってる
インドネシアにおける守護神……
それはインドネシアの国章にもなっているインド神話の守護神鳥ガルーダ
インドネシア守護神鳥
ガルーダ
Garuda
インドネシア共和国国章「ガルーダ・パンチャシラ」
インド神話におけるガルーダは人々に禍を齎すと信じられていた蛇族・龍族(ナーガ族)を撃破する聖鳥として崇拝されていて、その圧倒的な輝きと発する高熱によって神々にさえ畏れを与え、崇められた存在として描かれる……
インド神話の宇宙創造神集団プラジャーパティから生まれた二人の娘ヴィナターとカドゥルーはともに聖仙カシュヤパの妻となり、ヴィナターは2つの卵を産み、カドゥルーは1000個の卵を産む……
500年後にカドゥルーが生んだ1000個の卵から1000体のナーガ族(蛇龍族)を産まれるも、ヴィナターが産んだ卵は孵化せず、焦ったヴィナターは卵の一つを割ってしまい早すぎて不完全に生まれてしまったアルナの呪いを受けて奴隷となり、残った一つの卵から長い年月の後にガルーダが生まれる……
実はこの時同じくプラジャーパティのひとりクラトゥとその妻サンタティから生まれた6万人の小指大の超強力小人族ヴァーラキリヤたちは、最強兵器ヴァジュラの使い手・雷帝インドラからの侮辱行為に憤っていて、この卵にヴァジュラの100倍の力でインドラを圧倒する能力を与える魔法をかけていた……
紆余曲折を経てガルーダは蛇龍族ナーガたちの命令で天界に赴き、天上の最高神たちの迎撃を一蹴、彼らの持つ不老不死薬アムリタを奪いとる……
このとき神々の王とも言える雷帝インドラがヴァジュラでガルーダを攻撃するも、ガルーダは雷帝インドラに対しても完勝
ガルーダにヴァジュラの100倍の力を与えた超強力小人族ヴァーラキリヤの魔法の威力を証明したかも🍎
参りました……とばかりに、最高神族のヴィシュヌやインドラもガルーダに永遠の友情の誓いを申し込み休戦、ガルーダには不老不死薬アムリタに依存しない不老不死能力を神々から与えられることに……
このときの交換条件が天界の神々にとっての敵対者・蛇龍族ナーガを食い殺して全滅させること……まぁ一部の神話では後日、ガルーダとナーガ族は和解することになるんだけど……
まだまだガルーダの神話はたくさんあるけど、とりあえずヴァジュラとの関係はこんなところ……
天才マックス様の姓にあえて“天才”の英語「genius」ではなくインドネシア語の「jenius」を選んだ理由……
それは「genius~jenius」の本来の意味「守護神として生まれし者」とインドネシアの神話的守護神ガルーダを重ねる為だと思うんだよね🍎
ジーナス
Jenius
バジュラを圧倒する守護神
として生まれし者
ジーナスだけでなく“マクシミリアン”という名前にもギミックが仕掛けられている気がする……🤔
先に書いたドイツのブルーマックス勲章からマックスと命名されたという噂もあるけど、私はそれは違うと予想妄想中……いつか別記事で書きたいかも🍎
あとは……河森監督のコメント「操縦センスだけで言えばシリーズ最強のパイロット」の“操縦センスだけ”という超・気になる表現
実は……神話的には……思い当たる節がある……そしてその伏線が絶対LIVE!!!!!!の終盤に描かれているような気がして仕方がない
それもいつか書けたらいいな