以前、篆刻を楽しんでいる記事を書きましたが、篆刻を学ぶには、まず書道を学べと色んな本や記事で目にしました。
なので、久しぶりに書道というものをしてみようと思います。
子供の時は嫌いだった書道を、あえてやってみます
今日の曲
【墨の匂い】
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まずは道具から
書道をするといっても、道具は何一つないので揃えました。
まずは硯から
墨汁もいいですが、せっかくなので固形墨を磨って本格的にしてみたいと思ったので、本石の硯を選びました。
小学校などの習字セットについてくる軽い硯だと、固形墨が磨りにくいと書いてあったので
お次は大事な筆選び。
これは実際に物を見て買わないと、持ちやすいとか分からないので文房具屋さんで買いました。
同じものがコチラ
楷書と行書に対応出来る、少し柔らか目の筆です。
結局は篆書が書きたいという願望があったので、羊毛などの柔らかい筆の方が書きやすいらしく、羊毛を探しました。
とはいえ、本屋さんに付属した文房具店だったので、あまり筆の種類もなく。
小筆も買いたかったけど、大筆とセットになったものしかなかったので一旦諦めました。
書道用の文鎮と下敷きは、とりあえず百均で買いました
こだわらなければ、硯も筆も墨汁も固形墨も半紙も、すべて百均で揃うので500円くらいで始めれるんですよね
凄い世の中です
今回揃えた筆、硯、固形墨
筆に墨をつける前に、一度水につけて絞ってから墨をつけると、筆を洗った時、墨が残りにくいそうです
固形墨は、奈良の墨にしました
実際に墨を磨っていくと、懐かしい墨の香りが漂ってきます
どれくらいすれば濃くなるのか、よくわからないのでとりあえず水がトロっとするまで磨りました。
大体5分くらい磨っていくと、ものすごく濃い墨になりました
写真では伝わり辛いですね
習字の苦い思い出
一応、小学校1年の頃に習字教室に通い始め、年間で級位がリセットされる検定に参加していました。(強制的に)
毎年4月に10級からスタートするのですが、毎月提出する課題で級位が上がっていきます。
習字が嫌いだったので辞めたかったのですが、辞める条件が「1級になること」だったので、1年で1級まで行かなければならない苦行。
小学校3年くらいでやっと1級に到達して、念願の習字教室退所を果たしたのですが、それ以来習字への苦手意識が付きまとっていました。
一緒に通っていた姉は習字が好きだったようで、高校でも選択授業で書道を選び、段まで行ってました。
カッコいい字を書ける姉に憧れましたが、自分も書きたいとは思えなかったですね
姉に書いてもらえばいいや~くらいの気持ちでした(笑)
実際に書いてみる
基本、書道をしている人でも、作品として出す物は楷書、行書、草書あたりしか書きません。
しかし、私はそんな基本をすっ飛ばして、始まりの文字と言われる「篆書」を書きたいと、ほざいています
とはいえ、さすがに筆使いもままならない奴が篆書なんて書けるわけもないので、ちゃんと基本から学びたいと思います。
まずは、書道の基本が詰まっている「永」という字。
ネットでお手本を探して、見つけたのがコチラ
このサイトがかなり丁寧に書いてくれていたので活用させていただきました
では、実際に書いてみます。
十数年ぶりに書いた一枚目がコチラ
そして、しばらく練習してみたのがコチラ
案外覚えている物ですね。
特に変な字にはなりませんでした。
あと、書いているうちに楽しくなってきてあっという間に1時間経っていました。
驚きです
せっかくなので、段級の認定に挑戦してみようかなと思うくらいでした
日本書道教育学会
書道をするにあたって、せっかくなので段級認定を調べてみました。
「日本書道教育学会」の「不二」という冊子を定期購読すると、毎月課題提出することで段級が認定されるそうです
ちょっとやってみようかな・・・?
10級から始まり、飛び級や降級はないそうなので毎月1級上がるか上がらないかの挑戦が出来るということですね
やる気になれば、また記事にしたいと思います
まとめ
習字に対する苦手意識がなくなっていることに気づけたのも、休職で時間がたっぷりあったからこそ。
せっかくやるなら、ちゃんとした道具をそろえようと思ったのも良かったかもしれません
安く始めることが出来るのもメリットですが、良いモノを使うと気持ちよく書けるんだという事にも気付けました
墨の香り、書いている時の筆の滑り方、何が悪いのか、お手本を見ながら修正してく様。
「やらされてる」習字ではなく「やりたい」書道というのも、大人になったからこその感覚かもしれませんね
時間を持て余している方は、一度書道をしてみてはいかがでしょうか
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