先週公開した10頭に引き続き・・・
POG 2018-2019
指名馬候補リスト
を公開して参ります
毎年この指名馬候補リストの中から10～15頭を主催POGで選ぶ事になるんですが
指名期限直前まで迷いっぱなし
でも時間掛けて迷って選んだ馬達への思い入れは、迷った分だけ大きいので
POGシーズン、そしてシーズン終わってからも指名馬達を追うのは楽しいもんです
では、早速続きをご覧ください
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POG 2018-2019 注目馬リスト その1は ⇒ こちら その2は ⇒ こちら その3は ⇒ こちら
新種牡馬編は ⇒ こちら
POG 2018-2019 指名馬候補リスト その1は ⇒ こちら その3は ⇒ こちら
その4は ⇒ こちら その5は ⇒ こちら
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11. サマーハの2016 牡 ◇☆
(馬名：シハーブ) 青毛 母10歳時 3/21産まれ
父：ゴールドアリュール 母父：シングスピール 半兄：シャケトラ(G2勝馬)
生産：ノーザンF 馬主：シルクR 厩舎：藤沢和雄(美)
【短評】
母サマーハはこれまで異なる種牡馬との配合で4頭の仔がデビューし、全頭が
勝ち上がっており、中でもシャケトラがG2を勝ち繁殖としてのポテンシャルを示
している。本馬の配合はゴールドアリュール×シングスピールでSadler's Wells
ミスプロ、Buckpasserと、ゴールドアリュール産駒の活躍馬に多く見られる血脈
を母が抱えており好感。馬格もあり、ダートの大物として活躍する姿を期待。
12. キングスローズの2016 牡
(馬名：スワーヴシャルル) 黒鹿毛 母9歳時 2/4産まれ
父：ロードカナロア 母父：Redoute's Choice 半兄：サトノアーサー(2勝馬)
生産：ノーザンF 馬主：ＮＩＣＫＳ 厩舎：堀宣行(美)
セレクトセール2017 ⇒ カタログ写真 動画(上場番号19)
【短評】
昨年指名し、ダービー出走を果たしてくれたサトノアーサーの半弟となる本馬。
初仔だったサトノアーサーの走りから、母父デインヒル系の屈強さを伝えている
のが判り、母の繁殖牝馬としての能力の高さを垣間見た。本馬の配合は若干
Northern Dancer過多な面は否めないが、ロードカナロア産駒の活躍馬に多い
NureyevクロスにRiverman等ポイントを押さており、大きく外す事は無さそう。
13. クリソプレーズの2016 牡 ◇☆
(馬名：クリソベリル) 鹿毛 母14歳時 2/10産まれ
父：ゴールドアリュール 母父：エルコンドルパサー 半姉：マリアライト（G1勝馬）
生産：ノーザンF 馬主：キャロットF 厩舎：音無秀孝(栗)
【短評】
母クリソプレーズは産駒を5頭デビューさせ4頭勝ち上がり、内3頭が重賞勝ち馬
で、2頭がG1馬という一流繁殖牝馬。本馬は父ゴールドアリュールで、クリソライト
の全弟。配合のポイントはNureyev×（Nureyev≒Sadler's Wells）のクロスでパワー
と前向きな気性を得ており、エルコンドルパサー譲りのパワーを伝える母の長所を
伸ばす形になっている。全兄同様にダートで存在感を示す競走馬となりそう。
14. グリューネヴォッヘの2016 牡 ◇☆
(馬名：グリューネリヒト) 鹿毛 母6歳時 3/31産まれ
父：ヘニーヒューズ 母父：スペシャルウィーク 兄姉無し：初仔
生産：ノーザンF 馬主：サンデーR 厩舎：高木登(美)
【短評】
母グリューネヴォッヘは現役時代ダートで2勝、近親にはG1馬ゴールドドリームが
居るダート指向の強い一族の本馬。ヘニーヒューズと好相性のフレンチデピュティ
を母が内包しており、Hold Your Peaceのクロスが発生するのでダート向きに芯を
通す様なパワー面での仕掛けがある配合。サウンドトゥルーやホワイトフーガなど
ダート馬を育てるのが上手な高木厩舎で砂の王を目指して欲しい。
15. クルソラの2016 牝
(馬名：クルミネイト) 鹿毛 母14歳時 5/18産まれ
父：ディープインパクト 母父：Candy Stripes 半兄：ピオネロ（6勝馬）
生産：ノーザンF 馬主：キャロットF 厩舎：堀宣行(美)
【短評】
14-15シーズンに指名し牝馬戦線で活躍したクルミナルの全妹となる本馬。
配合はディープ産駒に活躍馬の多いLyphardクロス、更にBlushing Groomを母が
内包している。檄気性と馬格を持った仔が出やすい母なので気性面での難しさが
出てこなければクルミナル同様活躍を期待出来そう。全姉は気難しい馬を育てる
のが上手な須貝厩舎だったが、全妹は掘厩舎でどう育てられるか要注目。
16. バディーラの2016 牝 ◇
(馬名：ミッキーバディーラ) 鹿毛 母8歳時 4/3産まれ
父：ディープインパクト 母父：Unbridled's Song 全兄：ダノンプラチナ(G1勝馬)
生産：千代田牧場 馬主：野田みづき 厩舎：音無秀孝(栗)
【短評】
母バディーラは繁殖初年度からダノンプラチナを産みG1馬の母となりポテンシャル
を示したが、若くして産んだせいか、産駒がやや体質の弱さを見せていた。本馬は
繁殖年齢的には充実期となる8歳時の産駒で、配合は既に高アベレージを叩き出し
ているディープインパクト×Unbridled's Songの組み合わせ。現時点で同時期の兄
以上に馬格もあり、体質的な弱さもなさそうなので活躍を期待出来そう。
17. スパークルジュエルの2016 牡 ◇
(馬名：サトノジョニー) 栗毛 母12歳時 1/29産まれ
父：オルフェーヴル 母父：Unbridled's Song 半兄：クリーンエコロジー（5勝馬）
生産：千代田牧場 馬主：サトミHC 厩舎：田中剛(美)
【短評】
母スパークルジュエルは8頭産駒をデビューさせ、牡馬4頭中3頭が中央で勝利
しており、牝馬の産駒に活躍が少ない極端な繁殖成績。本馬は好結果が期待
出来る牡馬で、種牡馬考察に記載したポイントをしっかりと押さえられている
好配合馬。馬名が某豆腐の商品を連想してしまいイマイチしっくりこないのだが
配合自体は個人的に良いと思うので、芝ダート問わず活躍を期待したい。
18. サミターの2016 牡 ◇☆ ※きさらぎ賞（G3）勝利
(馬名：ダノンチェイサー) 鹿毛 母7歳時 2/6産まれ
父：ディープインパクト 母父：ロックオブジブラルタル 兄姉：目立った活躍馬無し
生産：ノーザンF 馬主：ダノックス 厩舎：池江泰寿(栗)
セレクトセール2017 ⇒ カタログ写真 動画（上場番号53）
【短評】
母サミターはG1愛1000ギニー、ガーデンシティSを制したしたマイラー。
ディープインパクト×ロックオブジブラルタルの配合からミッキーアイルを想像
するが母母はRainbow Quest×（Green Desert×ミスプロ）の血統構成なので
ミッキーアイルよりしなやかなイメージ。気性面での難しさがなければ、若駒の
内は距離をこなす可能性も高そうなだけに、クラシック路線も狙えそう。
19. シーザリオの2016 牡 ◇☆ ※ホープフルS（G1）勝利
(馬名：サートゥルナーリア) 黒鹿毛 母14歳時 3/21産まれ
父：ロードカナロア 母父：スペシャルウィーク 半兄：エピファネイア(G1勝馬)
生産：ノーザンF 馬主：キャロットF 厩舎：角居勝彦(栗)
【短評】
母シーザリオは檄気性を伝えがちで、その気性面が走る方向へ上手く嵌れば
本馬の半兄エピファネイア、3/4同血兄リオンディーズの様にG1馬となっている。
配合的にはNureyev≒Sadler's Wellsの5×3で、キンカメよりもしなやかな体質を
伝えるロードカナロアとは合いそう。距離をこなしてダービーの舞台を目指す事
も大いに期待出来そうなので非常に楽しみ。
20. ジプシーハイウェイの2016 牝 ◇☆
(馬名：コルデトゥリーニ) 鹿毛 母7歳時 1/26産まれ
父：ダイワメジャー 母父：High Chaparral 全姉：アマルフィコースト（2勝馬）
生産：社台F 馬主：社台RH 厩舎：岡田稲男(栗)
【短評】
昨年の指名馬候補リストに入れたアマルフィコーストの全妹となる本馬。
アマルフィコーストを指名するのを避けた理由が、その全兄モンテエイネンが
余りにも気性的にキツイ面があり不安があったので、指名を避けたら大失敗。
ダイワメジャー牝馬はメジャーエンブレム含め気性が優ってカッと出ていく馬
の方が成功しているので、本馬には全姉以上の活躍を期待したい。
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※ POG 2018-2019 指名馬候補リストの続き その3は ⇒ こちら
※ 各馬、名前の前の数字はnetkeiba.comへのリンクとなっております。
※ 馬名、馬主、厩舎等記載している内容は確定の情報ではないので悪しからず。
※ 記事の内容に記載時と公開時の成績にズレがある場合があるので悪しからず。
※ 馬名、馬主、厩舎、デビュー◇、勝ち上がり☆印については判り次第随時更新予定。
※ リストからの除外＆変更等は下記に変更内容記載します。
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11. キューティゴールドの2016 牝
(馬名：ボニーゴールド) 鹿毛 母12歳時 4/9産まれ
父：ディープインパクト 母父：フレンチデピュティ 全姉：ショウナンパンドラ(G1勝馬)
生産：社台白老F 馬主：シルクR 厩舎：高野友和(栗)
【短評】
母キューティゴールドは、これまで6頭の種牡馬の仔を産み、その6頭全てが勝ち
上がり、その中には本馬の全姉でG1レース2勝のショウナンパンドラがいるので
非常に優れた繁殖牝馬なのが判る。配合はディープ×フレンチのニックス配合で
牡＞牝に活躍馬が出やすい組み合わせだが、全姉の成績と母の繁殖牝馬として
の能力を考えれば牡牝の違いは然程問題ない。
16. クロウキャニオンの2016 牝 ◇☆
(馬名：クールウォーター) 鹿毛 母14歳時 2/27産まれ
父：ディープインパクト 母父：フレンチデピュティ 全兄：カミノタサハラ(G2勝馬)
生産：ノーザンF 馬主：金子真人HD 厩舎：堀宣行(美)
【短評】
母クロウキャニオンは産駒を9頭デビューさせ全て勝ち上がらせる驚異的な母。
本馬はディープ×フレンチのニックス配合、牡馬＞牝馬の方が活躍しやすいので
ベルキャニオン、クリアザトラック、フォックスクリークと全兄達を指名しているが
パラダイスリッジ、ラベンダーヴァレイの全姉達も問題なく走っているので、今回も
杞憂に終わりそう。ただし、牝馬とは言え馬格の有り無しには注意したい。
17. サセッティの2016 牡
(馬名：レッドクレオス) 栗毛 母13歳時 2/7産まれ
父：ハーツクライ 母父：Selkirk 全姉：レッドセシリア（5勝馬）
生産：ノーザンF 馬主：東京HR 厩舎：藤沢和雄(美)
【短評】
このブログを書き始める前年のPOG指名馬レッドセインツの半妹となる本馬。
レッドセインツ以降に全姉レッドセシリア、半兄レッドライジェル等コンスタントに
活躍馬を出す母サセッティも優秀。配合はハーツクライ産駒の配合の核となる
トニービンをRivermanで刺激し、My Bupersのクロスでパワー面でも芯を通す
好配合。全姉、半兄達を超える様な活躍を期待したい。
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2017/12/09 POG 2018-2019 指名馬候補リスト その2 公開
2018/03/21 項11.キューティゴールドの2016をサマーハの2016に入れ替え
2018/04/12 項17.サセッティの2016をスパークルジュエルの2016に入れ替え
2018/05/04 項16.クロウキャニオンの2016をバディーラの2016に入れ替え
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