英検一級試験の反省点 その一 二次試験面接編 | 語学三冠でコンサルを狙うブログ

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試験嫌いを払拭すべく、英語、中国語、ロシア語の通訳案内士試験に合格して語学三冠を目指します。同時に中小企業診断士試験に挑戦し、コンサルを狙います。

二次試験に際して、定番の『英検一級面接大特訓』を購入しました。

 

 

すぐに気づいたのですが、これはスピーチではなく、ある意味ディベートに近いものだなと。5問からテーマを1つ選び、2分間のスピーチをするというのは、不可能に近いものです。私もショートスピーチをすることはありますが、話は短ければ短いほど練らなければなりません。1分そこそこでよく練られた話などできるはずもないと思いました。

 

そこで、対策としては今ある知識が求められているのだと判断して、『英検一級面接大特訓』のテーマから、ランダムにテーマをとりあげ、その場の即興で話をするという練習をしました。ときには、妻と冠水公園の秋の景色をみながら散歩しているときに、テーマを出してもらいそれに即興で答えるということもしました。テーマの拡大には日本の討論系のテレビ番組(そこまで〇〇のような)の話題も参考になりました。

 

ただ、『英検一級面接大特訓』にある回答例はほぼ参考にしていません。あくまでも自分が知っている範囲内で答えようと心に決めていました。そうでないとボロが出るに違いないからです。もちろん、定形型のイントロ→ボディ1→ボディ2→結論のパターンで練習を続けました。

 

質疑応答については別にネイティブとの練習はしていません。なんとかなると思っていたからです。

 

当日、富山から朝バスに乗り、早めに会場につきました。待合室でもみなさん分厚い手書きのスピーチ原稿などをめくっておられました。高校生以下の人は私の部屋にはいなかったようですが、みたところ70代の方もおられ、学びをやめないその姿にはげまされました。「活到老、学到老」とはよくいったものです。ざっとみて男女五分五分で、平均年齢45才といったところでした。その日コロナウイルスのせいで私もマスクをしていましたが、大のマスク嫌いの私としては、息苦しく感じ机にうっぷして目を閉じておりました。

 

いよいよお呼びがかかり、少人数で下の階の会場へ向かいました。そこには4つの面接会場があるようでした。中の方からお呼びがかかりましたので入っていくと、フレンドリーなアメリカ人と思しき方と日本人の面接官がおられました。横にはタイムキーパーのご老人と若い女性もおられました。

 

簡単な自己紹介で、自分の仕事のことなど話しました。フレンドリーな方達だったので気持ちよく話せたと思います。その後、いよいよスピーチです。1番目のテーマにするときめていましたので、政治的なテーマを選びました。そして話していったのですが、ちょっとノリすぎたせいで、定形型のスピーチを忘れてしまい、まだ結論も言う前に、厳格なタイムキーパーのご老人に止められてしまったのですが、アメリカ人の面接官が「どうぞ最後まで言い切ってください」といわれたので、とりあえず結論めいたものを述べ終わりました。

 

私の言ったことが、考えを触発したみたいで、結構タフな質問もでたのですが、わからないことはわからないと断った上で、自説を述べました。それで、にこやかにサヨナラを告げて帰宅したのですが、おそらく通ったのではないかという手応えはありました。ただ、問題があるとしたらスピーチだろうと思いました。予想通りでした。

 

 

反省点

もう少しスピーチの定形化を図るべきでした。何回か受けることで克服できる問題かと思います。語学試験は、こう言う自分の弱点を知るにはとても良い機会です(「合格にとらわれず、試験に合格する」および「語学試験について」)。

 

参考「現代の語学学習は「読む」から「話す」へ」、「「話す」こと重視の学習のメリット」、「英語ができる人=英語が喋れる人