英検一級とHSK6級との比較 | 語学三冠でコンサルを狙うブログ

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試験嫌いを払拭すべく、英語、中国語、ロシア語の通訳案内士試験に合格して語学三冠を目指します。同時に中小企業診断士試験に挑戦し、コンサルを狙います。

よく英検一級とHSK6級の比較が語られることがあります。まず、HSKを知らない方もいらっしゃると思いますので、以下のサイトをご覧ください。

 

https://www.hskibt.jp

 

簡単に言えば、HSK(汉语水平考试)は、中国政府教育部直属の機関である「孔子学院总部/国家汉办」が主催し、中国政府が認定する資格です。その試験の最高峰HSK6級のレベルは英検一級と比べてどうなのかという疑問が生じるのも当然かもしれません。

 

まず一つの大きな違いはHSKには、口語(スピーチ)の試験がないということです。もし、口語の試験を受けたいならHSKKという試験を受けなければなりません。

 

このHSK6級には合格不合格の判定がなく、点数が結果になっています。ただし180/300(つまり6割)が合格基準となっているようです。正確な合格率は非公表のためこの級を通る人がどのぐらいいるのかわかりませんが、知っている感じだと割と4年ぐらい留学している人で取れている人は多い様です。中には半年で取ると言う人もいます。

 

その様なわけで、HSK6級の中身はどうなのかという疑問が多く聞かれます。実際、英検一級と比べレベルが低いのでしょうか?

 

私の素直の感想としては、HSK6級の問題の内容(試験の中身)は英検一級とさほど差はないように感じます。語彙にしても内容にしてもHSK6級のほうがとりわけ簡単であるという印象はうけません。

 

ただ、合格基準点に問題があるように思えます。

 

HSKが6割の180点に対し、英検はCSEスコアであるとはいえ、正解率は7割程度としています。ですから、HSK6級の合格基準を7割の210点にすれば、近づくのかなあというのが個人的な感じです。

 

旧HSKは11級までありました。ですが、11級をとるのは至難のわざで、中国が親中の外国人を作るためわざと基準をさげたという情報もあります(真偽はわかりません)。同じ様なことが昔超難関と言われた通訳ガイド試験にもいえそうです。観光立国を目指す日本としては通訳者の裾野を広げたいのでしょうね。

 

そう考えると、国家試験の基準の方が政策により恣意的に変えられてしまう可能性が高そうです。逆に、英検などでは簡単に操作すると権威が崩壊する可能性があるため基準を変えるのは難しいのかもしれません。

 

これらは私見であり、確たる根拠はないのでご参考程度に。

 

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