最近90歳前後の米国に住むユダヤ系のご夫婦をガイドしました。
ご主人は弁護士、奥様はゲノム研究者からツーリズム業界へ転身されたという、非常にユニークな経歴をお持ちの方でした。
ところが、ある博物館で思わぬ出来事が起こりました。
館内のトイレで、バネか何かで自動で閉まるドアで奥様が手を打撲し、怪我をされたのです。
ご本人も「打撲なのか骨折なのかわからないので、病院へ行きたい」とおっしゃいました。
すぐにエージェントへ連絡し、午後の訪問予定をキャンセル。
その上で、比較的空いていそうな町の病院を判断し、お連れしました。
診察の結果、幸い骨折ではなく打撲とのこと。
病院を出る際には、5名ほどの看護師さんたちが笑顔でお見送りしてくださいました。
そのまま宿へ戻ることも考えましたが、体調を確認した上で千本桜へご案内し、その後お宿までお送りしました。
ツアー中は、本当に何が起こるかわかりません。
だからこそガイドには、語学力や知識だけでなく、その場で状況を判断し対応する力が求められるのだと、改めて感じた次第です。