結論から言うと、もっと歴史学勉強しときゃあよかったなあ、という悔恨の記事です。
以前に書いたものとはちょっと違う切り口から。
今、中学校の歴史の期末試験の問題を考えています。
前にもお話しましたとおり、四観点で評価するための問題を作成中です。
そのなかで最後の一問がなかなか考えつきません。
「技能・表現」にかんする問題です。
できれば、なんらかの史料を読み取らせ、そこから当時の社会の姿を描き出すような、そんな問題を作りたいと思っています。
しかし、私自身が史料から歴史的事実を明らかにするという作業を(論文というかたちで)きちっとやったことがないので、どうしても文献から史料と解説を探すことになってしまいます。
となると、もちろんそうそう私の意図に沿った史料や文献が見つかるわけがないわけです。
もし史料から明らかにする作業を日常からやっていれば、自分で史料を見つけることもできたのかなぁと思います。
一度だけ古代史で史料を見つけてきて報告をしたことはありますが、それも十分なものではありませんでした。
ふだん歴史は勉強していましたが、その実証過程はすっとばして、研究の概要と結論だけを常に読んでいたような気がします。
その結果、ふだん論文や報告を聞いていても、その語りたいポイントを探り当てるのは得意なのですが、緻密に史料に基づいて実証するということは歴史学者に任せて考えない、という思考方法が身についてしまいました。
結果として、今子どもたちの前に立っていて、そういった部分での自分の能力の未熟さを感じます。
もちろん自分の専門である社会科教育という立場の選択が間違っていたとは思いませんが、もっともっと歴史学を学問として、特に手続きの面で学ぶべきだったと後悔しています。
まだもう半年は大学にいる身、少しでも歴史学を学んでいる人からそういった面を吸収したいと思っています。