今週月曜日にプロモーションがオフィスに発表されて以降、かつてプロジェクトでご一緒した人を中心に、これまでに30通近いお祝いメッセージを頂きました。

最近は某地方都市にあるクライアントの拠点に常駐して仕事をしており、普段は東京のオフィスに顔を出す機会がなく、危うく忘れ去られそうな状態かと思っていたのですが、こうやってちゃんと節目節目のタイミングで、忘れることなく祝福していただけるのはやっぱり嬉しいものです。

中には、入社1年目の頃に大変お世話になった方で今は海外のオフィスに移られた方からも丁寧にメッセージをいただき、これは本当に嬉しいサプライズでした。

厳しいプロジェクトで一緒に働き抜いたメンバー同士は、いわば「戦友」のような存在です。普段はなかなか感じることは少ないのですが、そういった人達に囲まれて仕事ができるというのは非常に幸せなことだなあと感じた数日間でした。








前回の記事で「経営者視点で考える」ことの難しさを書いたのですが、具体的にいえば、例えば、「経営視点での課題抽出」の難しさがあります。課題が正しく特定されないと打ち手が間違ってしまいますので、この課題抽出という作業は極めて重要なステップです。

ところが、この際によく陥りがちなのは、起っている現象をとらえて、それを課題だとしてしまうことです。例えば、ある鉄道会社で電車のダイヤの乱れが頻繁に発生しているとしましょう。その時に「電車が遅れる」「ダイヤが乱れる」というのは現象であって、課題ではありません。

現象を間違って課題と捉えてしまうと、その打ち手は、いわゆる「モグラ叩き的」な表面的なものに留まってしまいます。上記の例だと、「遅れが発生しないように、現状にあわせてダイヤを見直す」というような打ち手です。

経営的な視点で考えようとすると、現象の奥にある真の課題を見極めて、そこに対して手を打つ必要があります。よく、「なぜを5回繰り返して真因にたどり着け」、と言われているのと同じです。上記の例だと、例えば「駅のプラットフォームの乗客の動線が悪く、つねに乗り場が混雑しているため乗降に想定外の時間がかかっている」、「運転手/車掌のスキルレベルのバラツキが大きく、恒常的に遅れを発生させる人がいる」等が課題(正しくは課題仮説)として考えられます。

真の課題に対して手をうつことで、これまで通りのダイヤでも遅れが発生しないようにできるばかりか、同じ時間帯に1本多く電車を走らせてもダイヤ乱れが発生しないオペレーション体制を築くことができるかもしれません。それによって混雑緩和、さらには顧客満足の向上が実現できるかもしれません。これは、もし表面的な現象しか見ていなかったとすると、達成ししえない姿です。

「なぜ」を繰り返して経営視点での課題を見つけ出すというのは、実際にやってみると禅問答のようで、なかなか答えが見つからずに苦労することが多々あります。一方で、それを見つけることができると、これまでにない革新的な打ち手を考え出すことができ、大きなインパクトを産み出すことができるのです。


プロモーションしたことで、日々の仕事において、より「経営者視点」でのアウトプットを出すことが期待されています。ところが、この「経営者視点」というのが何なのか、どうもまだ雲をつかむような感じなのです。

「経営者視点」の対極にあるのが「現場視点」です。現場では日々さまざまな問題が起っており、その実態を正しく理解して問題を解決していくことは、これはこれで必要です。ところが、我々の仕事のアウトプットとして付加価値を高めていくことを考えた場合、この現場視点での問題解決だけでは限界があります。

私自身は経営者の経験はありませんし、また事業の責任者として経営を任された経験もないですので、経営者の悩みというものを「想像」するしかありません。前職で経営企画のマネージャーとして経営者にダイレクトに仕えるポジションにいましたので、経営者が何を考えているか容易に分かりそうなものなのですが、しかし、いざ「経営者の立場になって考えよ」となると、全然勝手が異なるのです。

「事業の全体像を見渡す」、「施策の優先順位をつける」、
「経営判断のリスクや蓋然性を考える」、「考える時間軸を延ばす」、「プロセスではなく結果を考える」、「組織間の情報伝達をスムーズにする」、等、経営者視点で考える時のいくつかのキーワードがはあるのですが、実際の問題に直面したときに「こう考えればよい」という明確な答えが出てこず、自分の血となり肉となっていない感じです。

当分の間、苦闘が続きそうです。

このブログを書くきっかけとなったお手本ブログがあります。

「外資系 戦略コンサルタントの着眼点」というブログですが、タイトル通り、私と同じように外資系の戦略コンサルティングファームに勤めていた方(Eさん)が書かれていたものです。何がすごいかというと、マネージャーというポジションで毎日激務に追われているはずにもかかわらず、質の高いコンテンツをほぼ毎日書かれていたことです。
(ちなみに、いまはもう転職されており、ブログの更新はされていません)

私がこのブログを書き始めた頃(2010年4月)は、私はまだ転職前でした。最初はEさんのブログをお手本にして、なるべく毎日記事を書くようにしていましたが、転職してからは時間がとれなくなり、いや正しく言うと、意識的に時間を取ることをしなくなった為に、最近ではまったく更新できていませんでした。

そこで、プロモーションを期に、Eさんを見習い、再度毎日ブログを更新していくことにチャレンジしたいと思います。次のような理由からです。
・何かを見た/読んだ際に、自分の考え/スタンスを明確にする癖をつける
・その考えを、文字で完結に読み手に伝えられるようにする
・1日1回は仕事とは異なることに頭を使って、考える視野を広げておく
・後々、「あの時はこう考えていたんだなあ」と自分で振り返れるようにする

仕事の都合で毎日更新することが難しいこともあると思いますが、その場合でも、「数日間放ったらかし」の状態にはならないように、頑張りたいと思います。

さてさて、いつまで続くかな?

ブログの存在があることを忘れそうなくらい(半分忘れていましたが・・・)更新をしていませんでしたが、今日は記念すべき日なので、久々に書くことにします。

今の仕事について3年強。ようやく、次のポジションにプロモーション(昇進)することができました。

これまで何回かブログに書いてきましたが、思うようなレベルのアウトプットが出せずに悩み、メンタル的にもギリギリの状態に追い詰められたこともあります。一方で、クライアントの皆さんからの信頼を頂き、個人名で賛辞の言葉を頂くなど、この仕事ならではの醍醐味も何回か味わうこともできました。

今振り返ってみて、なぜこの仕事を続けてこられたかというと、クライアントと一緒に悩み・考え・仕事を進めていくことの喜び、何カ月か1回感じることができる「確かに成長しているな」という実感、そして厳しくも自分を支えていてくれるシニアメンバーの方々の存在があったからだと思っています。きれいごとの連発ですが、本当にそうだと思っています。

ひとつ上のステージに立つことで、いくつかの事が変わります。プロジェクトの推進責任者として、リーダーシップを発揮して仕事のアウトプットレベルや仕事の進め方をコントロールしていかなくてはなりません。また、メンバーのポテンシャルを引き出してチームとしてのアウトプットを最大化しつつ各メンバーの育成を図っていくことも必要です。さらは、オフィス運営に関してこれまで以上に貢献をしていくことが求められます。

これまで以上に大変になるのですが、逆に、これまで以上にできることも広がります。
前向きに、次なる目標を目指して、また頑張りたいと思います。