音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~ -12ページ目

音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

「SOUVENIR」

※ライブストリーミング配信

 

【日時】

2024年2月12日(月祝) 開演 20:00

 

【会場】

カフェ・モンタージュ (京都)

 

【演奏】

ヴァイオリン:漆原啓子

ピアノ:島田彩乃

 

【プログラム】

シベリウス:6つの小品 op.79 より第1番「思い出」

シベリウス:5つの小品 op.81 より第1番「マズルカ」

グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ短調 op.45

コルンゴルト:『空騒ぎ』からの4つの小品 op.11

ファリャ:6つのスペイン民謡

 

※アンコール

J.ボック/J.ウィリアムズ:「屋根の上のヴァイオリン弾き」 より 序曲

 

 

 

 

 

カフェ・モンタージュでのコンサートをオンライン配信で聴いた。

漆原啓子&島田彩乃による、グリーグのヴァイオリン・ソナタ第3番他のリサイタルである。

グリーグのヴァイオリン・ソナタ第3番で私の好きな録音は

 

●コーガン(Vn) ギンズブルグ(Pf) 1947年セッション盤(NMLApple MusicYouTube123

●ロメイコ(Vn) O.シトコヴェツキ(Pf) 2001年2月セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube123

●上里はな子(Vn) 松本和将(Pf) 2013年11月29,30日セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube123

 

あたりである。

今回の漆原啓子らの演奏は、これらの名盤の完成度はないにしても、ライヴらしい一筆書きの味があり、また彼女らしい音の分厚さや情熱性が曲に合っていて(島田彩乃のピアノも含め)、総合的には上記名盤たちにも並ぶ出来だった、と言っていい。

漆原啓子、巨匠というべき存在になって久しいと思われるが、それに甘んじることなく、弛緩も衰えも見せず、こういうトップクラスの名演を京都の小さな一角で粛々と行っているというのは、さすがである。

 

 

 

(画像はこちらのページよりお借りしました)

 

 


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大阪フィルハーモニー交響楽団

第575回定期演奏会

 

【日時】

2024年2月10日(土) 開演 15:00

 

【会場】

フェスティバルホール (大阪)

 

【演奏】

指揮:井上道義

バス:アレクセイ・ティホミーロフ *

合唱:オルフェイ・ドレンガー(スウェーデン王立男声合唱団) *

管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団

 

【プログラム】

J.シュトラウスⅡ世:ポルカ「クラップフェンの森で」

ショスタコーヴィチ:ステージ・オーケストラのための組曲(ジャズ組曲第2番)〔抜粋〕

ショスタコーヴィチ:交響曲 第13番 変ロ短調 作品113 「バビ・ヤール」 *

 

 

 

 

 

大フィルの定期演奏会を聴きに行った。

ショスタコーヴィチの交響曲第13番で私の好きな録音は

 

●エイゼン(Bas) コンドラシン指揮 モスクワ・フィル 1967年セッション盤(Apple MusicCDYouTube12345

 

あたりである。

今回の井上道義&大フィルの演奏は、この盤ほどの緊張感はなかったけれど、それでも滅多に演奏されないこの曲を生で、それもショスタコーヴィチの交響曲全曲にずっと取り組んできているこのペアの演奏で聴けるというのは、ありがたいことである。

 

 

 

(画像はこちらのページよりお借りしました)

 

 


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「シューベルトのお誕生日」

※ライブストリーミング配信

 

【日時】

2024年1月31日(水) 開演 20:00

 

【会場】

カフェ・モンタージュ (京都)

 

【演奏】

ヴァイオリン:須山暢大

ヴァイオリン:尾張拓登

ヴィオラ:多井千洋

チェロ:上森祥平

チェロ:一樂恒

 

【プログラム】

シューベルト:弦楽五重奏曲 ハ長調 D956 (1828)

 

 

 

 

 

カフェ・モンタージュでのコンサートをオンライン配信で聴いた。

須山暢大・尾張拓登(大フィル)、多井千洋(東響)、上森祥平(神奈川フィル)、一樂恒(京響)による、シューベルト晩年の大作、弦楽五重奏曲である。

この曲で私の好きな録音は

 

●アルカント四重奏団 マロン(Vc) 2010年12月13-16日セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube1234

 

あたりである。

この名盤に比べると、さしものハーゲン四重奏団も静謐さの表現において及ばないほどなのだが、今回の須山暢大らの演奏は、アルカントのデリケートさはないにしても、思ったよりしみじみとした歌があって、なかなか良かった。

 

 

 

(画像はこちらのページよりお借りしました)

 

 


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「始まりの三重奏」

ブラームスの室内楽

※ライブストリーミング配信

 

【日時】

2024年1月25日(木) 開演 20:00

2024年1月26日(金) 開演 20:00

 

【会場】

カフェ・モンタージュ (京都)

 

【演奏】

ピアノ:島田彩乃

ヴァイオリン:上里はな子

チェロ:江口心一

 

【プログラム】

シューマン/キルヒナー:カノン形式による6つの練習曲 op.56 (1845)

ブラームス:ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調 op.8 (1854/初稿版)

 

 

 

 

 

カフェ・モンタージュ主催の、メルセデス・アンサンブルによるシューマン室内楽全曲演奏会シリーズをオンライン配信で聴いた。

今回は同シリーズの番外編である。

 

→ 第1回 ピアノ三重奏曲第1~3番

→ 第2回 ピアノ四重奏曲

→ 第3回 ピアノ五重奏曲

→ 番外編1 ブラームスのピアノ三重奏曲第1番

→ 第4回 ヴァイオリン・ソナタ第1番、F.A.E.ソナタ

→ 第5回 ヴァイオリン・ソナタ第2、3番

→ 第6回 弦楽四重奏曲第1番

→ 第7回 弦楽四重奏曲第2番

→ 番外編2 メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1、2番

→ 第8回 弦楽四重奏曲第3番

 

 

 

 

 

ブラームスのピアノ三重奏曲第1番というと、彼らメルセデス・アンサンブルによる改訂稿の名演が記憶に新しいが(その記事はこちら)、今回は初稿の演奏。

この曲の初稿で私の好きな録音は

 

●デンク(Pf) ベル(Vn) イッサーリス(Vc) 2016年以前セッション盤(Apple MusicCDYouTube1234

 

あたりなのだが、この音源ほどのテクニック面でのスマートさは今回のメルセデス・アンサンブルにはないにしても、ブラームスらしい重厚感はむしろ上。

この曲(初稿)で最も説得力のある演奏の一つとなった。

 

 

 

 

 

なお、カフェ・モンタージュ主催の、メルセデス・アンサンブルによるシューマン室内楽全曲演奏会シリーズ(全8回+番外編3回=計11回)の有料配信アーカイブが、少しずつ無料公開されている。

シューマンのヴァイオリン付き主要室内楽曲全集としては、最も質の高いものであると思われる。

興味のある方はぜひ視聴されたい。

 

 → カフェ・モンタージュの配信ページはこちら

 

 

 

(画像はこちらのページよりお借りしました)

 

 


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大阪フィルハーモニー交響楽団

第574回定期演奏会

 

【日時】

2024年1月19日(金) 開演 19:00

 

【会場】

フェスティバルホール (大阪)

 

【演奏】

指揮:尾高忠明

管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団

 

【プログラム】

武満徹:オーケストラのための「波の盆」

ブルックナー:交響曲 第6番 イ長調

 

 

 

 

 

大フィルの定期演奏会を聴きに行った。

尾高忠明のブルックナーは、間延びせずさっぱりしているのが特長だが、そのぶん雄大さといった点については物足りなさを感じることもある。

その点、今回の第6番は、ブルックナーとしては比較的小規模な交響曲であり、尾高忠明の特質にも合うように感じた。

 

 

 

(画像はこちらのページよりお借りしました)

 

 


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