「シューマンを待ちながら」
《メルセデス・アンサンブル》発足記念公演
※ライブストリーミング配信
【日時】
2022年5月21日(土) 開演 20:00
※配信は2022年6月1日(水) 21:00
【会場】
カフェ・モンタージュ (京都)
【演奏】
ピアノ:島田彩乃
ヴァイオリン:上里はな子
チェロ:江口心一
【プログラム】
ブラームス:ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調 op.8 (1853-1889)
シューマン:ピアノ三重奏曲 第3番 ト短調 op.110 (1851)
カフェ・モンタージュ主催の、メルセデス・アンサンブルによるシューマン室内楽全曲演奏会シリーズをオンライン配信で聴いた。
今回は同シリーズの番外編である。
ブラームスのピアノ三重奏曲第1番で私の好きな録音は
●カリクシュタイン(Pf) ラレード(Vn) ロビンソン(Vc) 1984年4、5月セッション盤(NML/Apple Music/CD/YouTube1/2/3/4)
●松本和将(Pf) 上里はな子(Vn) 向井航(Vc) 2013年5月12日倉敷ライヴ(動画1/2/3/4)
あたりである。
また、同じく松本和将・上里はな子・向井航による2017年の実演も忘れがたい(その記事はこちら)。
そのときとはメンバーを変えての今回の演奏、上里はな子は相変わらずの好調ぶり、他の2人は松本和将らの丁々発止とはまた違った渋みがあって、前回に引けを取らない最高のブラームスであった。
シューマンのピアノ三重奏曲第3番については、上記の演奏会シリーズ第1回(その記事はこちら)と同様の演奏であり、ここでは感想を繰り返さないが、シューマンとブラームスという世代の異なる2人の作曲家がほぼ同時期に書いたこの2曲を並べるということを上里はな子は前回もしており(その記事はこちら)、やはり何かしらの意味を持たせているのかもしれない。
(画像はこちらのページよりお借りしました)
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