イギリスのリーズで開催されている、2021年リーズ国際ピアノコンクール(公式サイトはこちら)。
9月17日は、ファイナルの第1日。
ネット配信を聴いた(こちらのサイト)。
ちなみに、2021年リーズ国際ピアノコンクールについてのこれまでの記事はこちら。
(2021年リーズ国際ピアノコンクール 1次予選通過者発表)
以下、使用されたピアノはいずれもスタインウェイである。
また、いずれもアンドルー・マンゼ指揮、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団との共演である。
Dmytro CHONI (Ukraine, age 28)
Ludwig van Beethoven: Piano Concerto No. 3 in C Minor, Op. 37
第2楽章が音楽的で良い。
両端楽章は、彼らしい力強さはあるものの、特に急速なパッセージなどではもう少し粒の揃った音を期待してしまう(ロマン派と違い古典派音楽ではこういうのがペダルでごまかしにくい)。
Álim BEISEMBAYEV (Kazakhstan, age 23)
Sergei Rachmaninov: Rhapsody on a Theme of Paganini, Op. 43
オーケストラとずれかけたり、あるいはずれないよう慎重になったりして、ソロ曲のときより大人しくなっている印象。
有名な第18変奏が終わったあたりからようやく軌道に乗ってヴィルトゥオーゾらしさを発揮できたように感じた。
Thomas KELLY (United Kingdom, age 22)
Ludwig van Beethoven: Piano Concerto No. 4 in G Major, Op. 58
これまでは粗い印象を受けた彼だが、今回の協奏曲では、粗い箇所もあるもののソロ曲ほどには気にならず、むしろ「古典派らしさ」を気にしない振り切ったヴィルトゥオーゾ風のスタイルが堂に入っている(終楽章の見得を切ったようなピアノの第一音目など良い例)。
そんなわけで、ファイナル第1日の3人の演奏を気に入った順に並べると
1. Thomas KELLY (United Kingdom, age 22)
2. Álim BEISEMBAYEV (Kazakhstan, age 23)
3. Dmytro CHONI (Ukraine, age 28)
といったところか。
本命は第2日の2人、ということになりそうな気がする。
次回(9月18日)はファイナルの第2日。
ついにファイナルの最終日である。
小林海都が弾くのは日本時間で19日の午前3時から。
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