イギリスのリーズで開催されている、2021年リーズ国際ピアノコンクール(公式サイトはこちら)。
9月12日は、セミファイナルの第1日。
ネット配信を聴いた(こちらのサイト)。
ちなみに、2021年リーズ国際ピアノコンクールについてのこれまでの記事はこちら。
(2021年リーズ国際ピアノコンクール 1次予選通過者発表)
以下、使用されたピアノはいずれもスタインウェイである。
1. Xiaolu ZANG (China, age 21)
George Benjamin: Meditation and Relativity Rag
Ferruccio Busoni: Elegie No.2 'All'Italia!', BV 249
Robert Schumann: Humoreske in B-flat Major, Op. 20
Dmitri Shostakovich: Quintet for Piano and Strings in G Minor, Op. 57
シューマンは先日のブゾーニコンクールと同様(その記事はこちら)。
ショスタコーヴィチも明るくくつろいだ演奏で、凄みはないがこういうショスタコーヴィチも良い(第3楽章の急速右手オクターヴも鮮やか)。
2. Thomas KELLY (United Kingdom, age 22)
Frederic Chopin: Barcarolle in F sharp Major Op. 60
Thomas Adès: Three Mazurkas, Op. 27
Franz Liszt: Après une lecture du Dante : Fantasia quasi sonata
Claude Debussy: Etudes for Piano, L. 136
- Etude No. 7
- Etude No. 8
- Etude No. 12
Ludwig van Beethoven: Sonata for Cello and Piano No. 4 in C Major, Op. 102 No. 1
良く言うと豪快、悪く言うと荒っぽい演奏で、ショパンやドビュッシーは曲調に合わず、リストは迫力があるが、それでももう少し繊細なタッチコントロールが欲しいところ(ただ室内楽は意外と悪くない)。
そんなわけで、第1日の演奏者のうち、私がファイナルに進んでほしいと思うのは
1. Xiaolu ZANG (China, age 21)
あたりである。
次点はなし。
次回(9月13日)はセミファイナルの第2日。
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