2021年リーズ国際ピアノコンクール セミファイナル 第1日 | 音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

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クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

イギリスのリーズで開催されている、2021年リーズ国際ピアノコンクール(公式サイトはこちら)。

9月12日は、セミファイナルの第1日。

ネット配信を聴いた(こちらのサイト)。

ちなみに、2021年リーズ国際ピアノコンクールについてのこれまでの記事はこちら。

 

2018年リーズ国際ピアノコンクールが終わって

2021年リーズ国際ピアノコンクール 出場者発表

2021年リーズ国際ピアノコンクール 1次予選通過者発表

2次予選 第1日

2次予選 第2日

2次予選 第3日

 

 

 

 

 

以下、使用されたピアノはいずれもスタインウェイである。

 

 

1. Xiaolu ZANG (China, age 21)

 

George Benjamin: Meditation and Relativity Rag

Ferruccio Busoni: Elegie No.2 'All'Italia!', BV 249

Robert Schumann: Humoreske in B-flat Major, Op. 20

Dmitri Shostakovich: Quintet for Piano and Strings in G Minor, Op. 57

 

シューマンは先日のブゾーニコンクールと同様(その記事はこちら)。

ショスタコーヴィチも明るくくつろいだ演奏で、凄みはないがこういうショスタコーヴィチも良い(第3楽章の急速右手オクターヴも鮮やか)。

 

 

2. Thomas KELLY (United Kingdom, age 22)

 

Frederic Chopin: Barcarolle in F sharp Major Op. 60

Thomas Adès: Three Mazurkas, Op. 27

Franz Liszt: Après une lecture du Dante : Fantasia quasi sonata

Claude Debussy: Etudes for Piano, L. 136

 - Etude No. 7

 - Etude No. 8

 - Etude No. 12

Ludwig van Beethoven: Sonata for Cello and Piano No. 4 in C Major, Op. 102 No. 1

 

良く言うと豪快、悪く言うと荒っぽい演奏で、ショパンやドビュッシーは曲調に合わず、リストは迫力があるが、それでももう少し繊細なタッチコントロールが欲しいところ(ただ室内楽は意外と悪くない)。

 

 

 

 

 

そんなわけで、第1日の演奏者のうち、私がファイナルに進んでほしいと思うのは

 

1. Xiaolu ZANG (China, age 21)

 

あたりである。

次点はなし。

 

 

次回(9月13日)はセミファイナルの第2日。

 

 


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