今回は演奏会の感想でなく、別の話題を。
2018年9月にイギリスのリーズで行われる、リーズ国際ピアノコンクール(ただし1次予選の日程は早く、2018年4月にすでに行われた)。
ちなみに、2018年リーズコンクールについてのこれまでの記事はこちら。
(2018年リーズ国際ピアノコンクール 1次予選 まもなく開始)
(2018年リーズ国際ピアノコンクール 1次予選通過者発表)
このたび、1次予選を通過した24名のコンテスタントたちの、2次予選の演奏曲目が発表された。
応援しているピアニスト、石井楓子の演奏曲目は、以下の通り。
Fuko Ishii
Beethoven – Piano Sonata No.22 in F major Op.54
Schumann – Davidsbündlertänze, Op.6
これは期待できそう。
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第22番は、先日の彼女のリサイタルで聴いたが、素晴らしい演奏だった(そのときの記事はこちら)。
シューマンの「ダヴィッド同盟舞曲集」は、第2部(後半部分)がYouTubeにアップされているが、これまた決定的な名演である。
また、第1部(前半部分)は、なんと明後日の京都公演で聴くことができる。
ロームミュージックファンデーション スカラシップコンサート
2018年8月26日(日) 18時半
京都府立府民ホール アルティ
石井楓子(ピアノ)
シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 op.6 より 第1巻
今から楽しみでワクワクしている。
ともあれ、2次予選もどうか通過してほしいものである。
それ以外のコンテスタントも、面白そうな曲がちょこちょこある。
Yuanfan Yangの弾くリストの「BACHの名による幻想曲とフーガ」は、名演になることがすでに分かっている(2017年ルービンシュタインコンクールで弾いていた)。
また、Eric Luの弾くショパンのバラード第4番もなかなか良さそう(2015年ショパンコンクールで弾いていた)。
Jinhyung Parkの弾くショパンのソナタ第3番は、スマート系のショパンになりそうで、それが吉と出るか凶と出るかが聴きもの。
Alexia Mouzaの弾くリストのソナタや、Aljoša Jurinićの弾くシューマンの幻想曲あたりも、うまくいくと名演になりそうで興味深い。
一方で、Yilei Haoの弾くヤナーチェクの「霧の中で」、Anna Geniusheneの弾くバルトークのソナタ、Siqian Liの弾くショパンの練習曲集op.10あたりは、彼らの持ち味を発揮しにくいのではと危惧しているのだが、もしかしたら良い意味で予想を裏切ってくれるかも。
9月6~8日に行われるリーズコンクール2次予選、楽しみである。
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