あっという間の、一週間。

あの緊張の坩堝の中、電車に乗ってから、はや5日。


諸々の付き合いで、某タレントの引っ越し祝いに立ち寄った。

ものすごい人、人、人。

しかも、女性ばかり。素敵な男性など、見る影もない。


そんな日は、ひたすらビジネスと、girl'sトークに尽きる。


同行の友人は、Jと出会ったあの日も、同席していた。

彼女も今、少し背伸びをした恋に悩む最中。


彼女の相談を受けるうちに、

なぜか、酔いも手伝い激白。


「ねえねえ、あのね。J、覚えてる?

私実は、好きになっちゃったみたい」

ほんとに??彼、いい人だもんね。」

「うん。週末、会いに行って来たの。」

「え?ほんとに??」


ペラペラとそんなことを話ていた時、

彼女が、一人の男性を注目。

「ね、会場の皆が、彼に名刺交換を申し出てるよね。誰なんだろう?」


その先には、40代後半~50代だろうか。感じのよい男性が立っていた。


「さぁ?知らないな。じゃあ、ちょっと偵察してくるよ」


告白の恥ずかしさから、その場を離れ、そっとその人垣に近づいてみた。


すると、耳に飛び込んできたのは。なにやら聞き覚えのある名前。


一体、なんだったかと記憶の引出しを探る。

すると、とある地域サッカークラブの名前だ。と、気づいた。

そう。それは私の友人、友人のご主人(元J)、そして、Jの地元のクラブ。

彼らもOBとして、チームに顔を出すと、友人から聞いたことがある。


彼は、そのチームの経営陣の一人であるらしい。


友人の元に戻り、そう話すと、彼女は徐に近くのワインボトルを手にし、接近。


「あの、よろしかったら、お飲みになりません?」


「あ、ぜひ。いただきます」


そこから、会話が始まった。

彼は、会計士であり、会社をいくつか経営しているようだった。

ご子息が、サッカーで南米に留学中、という話題になったとき。


「実はね、さっきちらっと聞こえたんですが・・・」


そう言って、チームの話に誘導してみた。


「え?ご存知なんですか??」


「ええ、ちょっと。実は○○や、△△さんの奥さん、学生時代から親しくて。」


「本当ですか?それじゃあ、2人の結婚式で会ってますね、きっと。」


そこへ、友人が参入。


「あれ、Jさんも、そうなんでしょ?」


「おや、あなたも、チームをご存知ですか?」

「いえいえ、私はJさんと知り合いなだけなんです。いい方ですよね。」


「そうですね、gluさんも、彼もご存知なんですか?」


「あ、はい。まぁ、その。。。。」


「彼女は親しくて、先週も試合を観に行ってきたところなんです」



やめてええええええ!


「あ、それはいいですね。彼、いい選手です。今度一緒に観戦しませんか?」


「あ、はい。ええ、喜んで・・・・」


そんなわけで、人気者のお名刺を頂き。早速、翌朝ご連絡を頂いた。


今の私に、Jとの接点。あまりに、タイムリーな出会いに驚きを隠せず。

なんとまあ、縁とは奇なるもの。とは、よく言ったものである。


しかし、J。このことが耳に入ったら、驚くだろうな。

サッカーは、彼の大切なフィールド。変に介入はしたくない。

ちょっと、疎いくらいでちょうどいいんだと思ってたのに。

おかしなことになって、迷惑にならないと、いいんだけれど。


はー。どないしよ。。。。


帰京して一週間。ようやく冷静さを取り戻したのに、またも、彼一色に染まりそう。


あっという間の、最後の日。最後のデート。


「うおっ、こんなポルシェ、はじめてみたよ」と、無邪気な友人。

私は、今日もまた、緊張。自然体は、望めそうに無い・・・。


今日は、昨夜温泉の方に教えて頂いた、観光スポットに行く予定。

ドアを開け、彼の横に座るや否や。


「すっげー腹減った。ほんとに腹減った。着いたら、速攻で食べるけどいい?」


「もちろん。いいよ。何も食べてないの?」


「朝、パン食っただけ」・・・またパンであるw


和やかに、話しながら。3人は目的地に向かう。


「今日、お休みだったりしないよね?」

「それは大丈夫、ネットで調べて来た。でもさ。

○○って、ナビに入れてみて。何か、場所がいっぱい出るんだよ」

「うーん、よくわかんないね。とりあえず、このあたり?」

「ま、何とかなるでしょ」


昨日から思っていたのだが、このB型男。

意外にも、用意周到、計画性のあるタイプのようである。

細かに書きとめてくれるメモ。事前調査。無関心なように見えて、嬉しいGap。


道中、またも彼の電話が鳴り、ご機嫌で話している。

今回、彼が先輩・後輩・仲間。周囲から慕われていることが、垣間見えた。

だから、絶え間なく連絡が来るのだろう。話題の内容は今朝の新聞のようだ。


「まじで?まずいでしょ、それ。俺、クールなキャラで売ってるのに。

まあいいや。後で見とく。また夜にでも電話して。」


電話を切り、新聞に載っているらしい。と話し始めた。


「うん。見た・・・。すごい嬉しそうな顔してた。しかも、30cmは飛んでたよ。」


「でしょ?そうらしいんだよね。イメージダウンだよなぁ・・・」

「そう?逆にイメージ上がると思うよ。」

「ほんとかよ。まあいいや。かあちゃんに送ってやろうっと」

「きっと喜ばれるよ。すごいスクラップになりそうだね。」


写真が折れないよう畳んだ新聞を、"ち"が後部座席から出して来はしないか。

ヒヤヒヤしながらそんなやり取りをし、何だか嬉しそうな彼の横顔を見た。

そして、車で小一時間ほど行ったところで、目的地のWineryへ到着。


みな、一様におなかがすいていた。

とりあえず、ツアーの申し込みだけを済ませ、レストランを目指し一目散。

陽光溢れるまぶしいレストラン。高台からは、街が眼下に一望。

その景色のよさに、私たちは思わず嬌声を上げる。


「ほんとうに、いいところだね。ここは。みなさん、親切だし。」

「そうね。何もないけどね。家賃も半分でいいし」

「ま、俺はオフになるのだけが楽しみで、毎回東京に帰って飲んでるけどね」

「渋谷に集まる高校生みたいね。」そう言って笑ってみたものの。


へえ、そうなんだ。いつも帰ってきてるのね。そうですか、そうですか。

帰って来るとき、連絡してって言ったのに・・・。


そんな私の想いをよそに。"ち"と彼は、楽しそうに話している。

「あれ?隅田川沿いに立ってる、あのオブジェのビルはどこの会社だっけ?」

「S?K??あれ、Aだっけ???」

「え?なにそれ。」

「ほら、あの、うんこみたいなのがのってるビルだよ・・・」 (小声)

「うんち!」「あれは、Aだよ。」


「しーーーーーーーーっ!ここ、レストラン!!」


「!!!!!!!!!!!!!!!!」


「あ、おばちゃんに睨まれた。どうしよう・・・。」動揺する"ち"。


彼は笑って、席を立った。「俺、先にお金払ってきちゃうね。時間ないから。」


「私、今まで、お行儀悪くして叱られたこと無い子だったのに・・・。」

「よく見たら、"kiss my ass"なんて書いてあるTシャツ着てるし・・・。もうやだ。」


「だいじょうぶよ、ね。もうみんな見てないから。さ、行こうね。」


落ち込む"ち"を慰め、ツアーの時間まで間が無いため、急ぎ店を出る。

そして、今日のメインイベント。試飲。


ソムリエのお姉さまの説明を聞きつつ、まず、ひとつ。Vintageの白を選ぶ。

横の"ち"が、「わたしもそれー!」

「あのぅ。」

「おいおい、せっかくだから違うのにしないの?」

「えー。。。」

「あはは。いいよ。わたし、こちらの赤に変えて頂けますか?」


彼はと言うと。貴腐ワインを目的にしていたのに。

ボトル一本、54,000円也。試飲すら、2,100円。躊躇しつつ、諦めた。

ものすごく真剣に、甘くて飲みやすいものを選んでもらっていた。

(彼はワインがあまり好きではないのです)


結局、最初に選んだ白を3人とも購入。ツアーの時間まで、後10分。


ねえねえ、そのワインは、いつ誰と飲むのかしら?

と。突っ込みたい気持ちを押さえ、先を急ぐと。

目の前に、一枚の立て看板。


「タイムサービス!パン、20%Off!!」


そう。ここのパンが美味しいと、彼は楽しみにしていたのだった。


「ど、どうする?」

「いや、行くしかないでしょ。」

「迷ってる暇は無いね。行こう!」


慌ててベーカリーに飛び込み

パンを物色する男1名。

妙に嬉しそうである。


パンを入手し、車に戻る。

既にツアー開始時刻3分前。

しかし、一度車に乗って、戻らなくてはならないのだった。


これが、大誤算。およそ15分程度もかかってしまい、大遅刻。


「どうしよう、もう、ダメかなあ」

「入れろ!って、暴れてみるとか。キレてみる?」

「とにかく、受付で聞いてみるから。先に下りるね」


親切な受付けのお姉さんは、途中からの参加を快諾。

にこやかに、合流地点へ案内してくださった。3人、最敬礼。


私がどうしても見たかった、熟成倉見学には、間に合ったようだ。


中に入ると、天然の冷蔵庫。暗くて、涼しい。

ほの暗い庫内。目の前に、彼がいる。

目の前のカップルは、手をつないで進む。


私も、彼の腕に、背中に触れたい衝動に駆られる。


手を、つなげたら。いいのになぁ。


彼はこの街では、多くの人々から顔を知られる存在だとわかってしまった。

となると、日中堂々、彼女でもない私が人前で接近したら、あまりに申し訳ない。


悩んでいるうちに、ついぞ彼の両掌は、ポケットから出ることはなく。

15分ほどが経過。ツアーは終わり、また眩しい陽光の中に戻ってしまった。

妙な気遣いにより、玉砕。


・・・・・・後悔。


この後、念願の貴腐Wineの試飲を、2人で彼にプレゼント。

そして、私は別のvintageを試飲し。夕方のWineryを後にした。


後半、彼は言葉数が少なくなり。ちょっと疲れているように見えた。

そんな彼を見て、私はちょっと動揺。"ち"は、後部座席で眠っていた。

たったグラス2杯のWineで酔うわけも無いのに。暑くて、ぼーっとした。

2人の空間と、静かな時に耐え切れず。

「暑いー。」そう言って窓を開け、手を出していると、彼は悪戯か、窓を閉めた。


山を降り、街に入った頃。

「どうする?駅に送ればいい??」


あ。いよいよ彼と離れなくてはいけないのだ。

そう思ったら、なんだかまた、頭は一層真っ白になった。


「うん。でも、暑いからもう一回温泉入りたい、なー・・・・」

「まじで?また温泉入るの?!」

「ねえ、ち、どう?」

「私はいいよー。gluが入りたいなら。私も温泉好きだし。」

「じゃあ、またあそこに戻る?」

「え、それは悪いでしょ?どこか、ちょっと立ち寄れるところは無いの??」

「うーん、この辺にはないんだよね、多分。秘境はちょっと遠いしなぁ」

「遠いんだ。」

「うん。片道1時間はかかる。今度来た時、連れてってあげるよ


思わず、彼の顔を見た。「こんど???」

すると、あらぬ気配を察してか。「あぁ。もしも、また来ることがあれば、ね。」


・・・ちぇっ。なんだよ。わざわざそんな風に言い直さなくたって、いいじゃないか。


「昨日のところは、お風呂だけでも入れるから。あそこでいい?」

「本当に大丈夫?戻ってご迷惑じゃないなら。」

「それは平気だけど。多分、夕方は景色が綺麗だよ。」


と言うことで、またも山間の温泉に到着。

彼は「社長いるかな。挨拶してこようっと」。いち早く車を降り、消えていった。


彼を追い、宿のフロント。挨拶を終えた彼に、お礼を伝える。

「ほんとに3日間、ありがと。じゃ、またね。」

「うん。じゃ、俺はここで。また連絡するよ」


なんだか、もう。顔を見て話すことができず。目線は胸元に漂う。

ついに。この瞬間を迎えてしまった。何も、言えず。何も、できず。




温泉に入り、ちょっと動揺した顔を隠すために、顔を洗ってみた。


「分かりやすいなあ、gluは。まだ、帰りたくなかったんだよね。」

「うん。ごめん、つき合わせて」

「何で?いいよ。温泉好きだもん。でもさ。gluってすごいね。」

「私だったら、前の夜の寝た相手なんて、もう私のもの!オーラ出しちゃうけど。

gluは、彼にも、周りの人に対しても、平静を装うよね。」


傾いた陽射しに沈む街を見下ろし、放心状態。


結局、彼の計らいと、温泉の方のご好意で、無料で入浴。

「いつでも、また来て下さいね。お名前言って頂ければ、大丈夫ですから。」


ご好意に甘えつつ、お礼を伝え。今度こそ、本当に温泉を後にした。


やっぱり、チキンでかっこつけで、素直じゃなくて、可愛くない私。

埋まらなかった、縮まらなかった距離に、自己嫌悪。


東京行きの特急券を買い、残った時間で飲み物などをお買い物。


と、急に、決心。「ね、あのビルの中に、カード売ってるところあるかなぁ」。

帰りの電車で、お礼状を書く気になったのだった。最後の、少しの、悪あがき。

「ある、きっとあるよ!!」2人で駅ビルの文具店を探し、一枚のカードを入手。


しかし、これが。多々数行の手紙なのに。難産となった。

平素、どれだけ私が可愛げ無く、ダメな女であるか、はっきりと露呈。


「まず、下書きしてごらん。」という"ち"の勧めで、走らない筆を動かす。


試合前後のお疲れのところ、3日間、いろいろありがとうございました。


「は?全然ダメ!!glu、基調講演の原稿じゃないんだよ?やり直し!」


そして、移籍後初勝利、おめでとうございます・・・


「固い!固すぎるよ!!そして、とか不要!」


およそ、書き直すこと5-6回。ビールで勢いづけ、小一時間経過。


「だいぶ、よくなったよ。うん、可愛さがちょっとでてきた」

「あ、あのぅ。可愛くなくてもいいんですが。」


「あのね、glu。昨日も言ったけど、それじゃダメだよ。

ちやほやされて当前、良くしてもらって普通。モテるからって、ダメよ」


「そんなことないけど、彼はあんなに皆から愛されてて、人から良くしてもらってて。ファンレターだって貰うだろうし、どうしたら、いいのか・・・」


「余計な情報持ち過ぎ。人は人。だって、好きなんでしょ? あのね。せっかくさ、新聞こっそり貰って、大切にしまったり。宿の方に、何度も精一杯お礼を伝えたり。そう言うところ、可愛いのに。 どうして、隠すの?」


「彼、ありえないくらい、良くしてくれてたよね。考えられないくらい。だからね、そのことで、gluがすごく喜んだら。きっと、彼も嬉しいと思うよ。素直に、それを伝えたらいいんだよ。人は人。gluは、glu。ね?」

「『今度来たら』って言ったんだから、また来ればいいじゃない」


うん、そうだね。ありがとう。

恋愛を自らの手で掴みとり、結婚し幸せな彼女。

ほのぼのとした、普段の雰囲気とは打って変わって、説得力がある。


本当に、いい友人に囲まれていることに感謝しつつ。

今の私にできる限りの。ちょっとだけ、可愛い手紙を書いて。

帰りに、そのまま投函。(持ち帰ったら出さないと、一緒に出してくれた!)

ポストに ことり と音を立てて落ちたカード。彼の元に、無事に届くのだろうか。


帰宅し、明るくなるまで延々と、旅日記。blogに書き綴っているのですが。

少し、今までより長い時間を一緒に過ごし

少し、彼のことが分かって

少し、彼の優しさに触れ

少し、彼との距離が縮まり

少し、私のことも、伝えられたと思う。

これは、一般的には前進したと言うことになるのだと思う。


では、なぜ私は悩むのか。



いずれ諦めなくてはいけないのであれば、

もう、今。完膚なきまでに叩きのめされてしまえばいい。

そう思い、卒業と、一縷の希望。捨て身で臨んだこの旅だったのに。

予想を超え、肩透かしを食らうほどに。楽しく、眩しく、甘美な時間だった。


しかし。自ら諸々の雑念を払い、想いを伝えない限りは、もうどうにもならない。

彼とは、おそらくこれ以上の進展がないことを、私は察知している。


そして、彼はやっぱり、普通の人ではなくて。特別な人である。

私のみならず、周囲の皆から、愛されているのだと、気づかされてしまった。

わたしは、特別な存在では、ない。


それを解っても、直球で想いを届けられるほど、私は強くない。

それなのに、それなのに。大好き。そう、気づき、認めてしまった。

「連絡するよ」と言って、また何ヶ月も連絡が無いことは、想像に易い。

わたしは、この行き場のない気持ちと、3日間の想い出だけをエサに、

いつまでこの幽閉された恋を、生き延びなくてはいけないのだろう。


そう思うと。言い知れぬ切なさと、さみしさと。そして、募ってしまった想い。

いくつもの感情が交錯し、どうしようもなく。手も足も出ない状況に陥る。


もしかすると、やはり。


私はあの夜、彼の背中に手を伸ばすべきでは、なかったのかもしれない。

あの晩、何もなければ。この旅が、単に3人の愉快な膝栗毛となり。

友人として、割り切った新しい一歩が生まれたかもしれない。


出会った夜。私は、彼のことを、まったく意識していなかったのに。

彼の策に嵌り、一緒に帰り、ともに過ごすことになったあの夜から。

会うたびごとに、気持ちは揺れ動き。連絡のない数ヶ月で、冷却し。

何度も、何度も封印してきた想い。

その度ごとに紐解き、傷つき、頑なになり、1年の時が過ぎた。


なぜ、今。ここに来て。容易には会えない距離になってから。

こんな風に、中途半端に。想いを認め、退路を断ってしまったのだろう。

わたしはいったい、どうしたら、いいのか。分からなくなってしまった。


桜の季節は、いつも切ない恋の想い出。いったい、なぜだろう。

はらはらと、花が散るように。私の想いも、音もなく土に還ればいいのに。


まだ咲きかけの花に、散り行く姿を見る私は、やはり寂しい女なのだろう。


朝7:30。客室の電話が鳴り、起こされる。宿の朝食は、早い。


日曜日。3日間の滞在も、いよいよ最終日。

今日で、この旅が終わってしまう。

また明日からは、遠く離れた場所、遠く離れた想いを胸に

悶々とした日々を、送らなくてはならないのね。

そう思うと、やけにBitterSweetな、Sentimentalな気持ちが満ちてきた。


「おなかすいたー」


という"ち"に、もやもやを払拭され。そそくさと朝ご飯。

私は、胸いっぱいであまりお腹が空かない。


朝食を取り、温泉に入ろうと支度をする。

廊下を歩いたその時。テーブルの上の、一枚の新聞が目に入る。


地方紙の1面に、大きな写真。昨日の勝利シーンだった。

そして、その画面の中央付近に、彼が写っていた。

満面の笑みをたたえ、フィールドから30センチは飛び上がっていた。


なんだか、あったかい気持ちになった。


お風呂に着いて、私がいないことに気づいた"ち"が、呼びに来た声で

妄想の世界から、呼び戻され(笑)。朝から、露天風呂。貸しきり状態。


天気予報は、雨だったが。今日も快晴。風は強いが、気持ちのよいお天気。


2人でお風呂を楽しみ、その後、テラスに椅子を出して本を読み、歌う。


時間軸が、日常と大きくずれてしまったかのように。

ゆっくり、ゆっくりと時間が過ぎる。その全てを、惜しむように。

ゆっくりと、深呼吸した。


「glu、手紙、書くんだよ!ふふふ。」と、念を押される。

「gluはね、プライドが高いのが分かっちゃうの。私みたいに自分から行かないと恋が始まらない人は、あの手この手でアタックするんだけど。gluは、"そんなこと、できないよ"って。男の人に仕掛けてもらって、あたりまえだと思っちゃってるでしょ?ダメよ、自分で。もう後ろには引けないんだから。」


うーん。頭では、理解してるのですが。素面で朝になると、どうも勢いが出ない。


そんなわけで、悶々と考えながら、彼のお迎えを待つ。

と。電話が鳴る。


「もしもし?」


彼だ。


「あのさ、練習が長引いて今終わったばっかりだから、駅まで来てよ。」

「送ってもらうように言っとくから。いい?」


「はーい。わかったー。」


「じゃ、13:00に駅で」


ということで、慌しく身支度を整え、チェックアウト。


諸々お取り計らいをいただき、ご親切にして頂いたみなさまにお礼を伝え、ご挨拶。

と、朝見た新聞が、また目に入る。


「あのぅ、すみません。この新聞、もしよろしかったら頂けませんか?」


恐る恐る、聞いてみた。

すると、にこやかに快諾してくださった。


「もちろん!いいですよ!!東京じゃ、手に入らないですし。記念ですから!!」


10段抜きの、センター。普通に畳むと、写真が折れてしまう。

ちょっと悩んで、写真を避けて折り、バッグにそーっと忍ばせる。

その姿を見た"ち"が、「gluってさ、そういうとこ、かわいいよね」と、笑っていた。


「今日は迎えに来ないんですか?」宿の方は、残念そう。


「ええ、練習が長引いたようなので、来なくなったんです。ごめんなさい。」


そう言って、総出でお見送りしてくださる皆さんに、最敬礼をし、宿を後に。


金曜の夜、待ち合わせをしたあの場所で、もう一度彼を待った。


今日は一体、どんな一日になるのだろう。

すると、どうやっても目立つ車が現れた。


今日の彼は、街仕様。昨日までのジャージではなかった。


またも、私は緊張の坩堝に落ちてゆき、彼の隣のドアを開けた。


最後のデート。果たして女神は、かすかな笑みをくれるのでしょうか・・・?





3月19日。土曜日。晴れのち曇り。時々、雨。


温泉に入り、緊張しつつ"ち"と雑談。さすがに、手持ち無沙汰ゆえ

隣でお化粧をする"ち"につられ、私もマスカラなぞ塗って、彼を待つ。


19時半過ぎ。部屋のドアが、ノックされる。


私は、頭のてっぺんから、心臓が飛び出しそうなほど。緊張を感じる。


温泉にのぼせたのか、彼にのぼせたのかは定かでないが、
わたしは、暑くてしかたがない。


「はーい」と答えるが、ドアは開かない。私はフリーズして動けない。

"ち"が、「あれ?もしかして鍵かけたかも!」と言って、ドアを開ける。


宿の方と、ドアの前に立つ、長身ジャージの男1名。

「おいおい、ちゃんとあけてよ。」そう言って、入ってきた。

ちょっと疲れているようにも見えたが、やはり、充足感のある顔。

と、なにやら袋を渡される。


「昨日着てた服、忘れてったでしょ。あとこれ、ワイン。」


ほんっとにしょーがねーな。と言う顔で、私を見る。

その瞬間、ヒューズが飛ぶように、私は何もかも、わからなくなった。

「あ、ご、ごめん。ありがとう。そして、おめでと。」


「おう。すげー腹減った。めし。めし喰おうぜ。」


"ち"が、微妙な面持ちで私と彼を見比べる。


ビールを飲んで乾杯し、それはそれは、3-4時間ほど一緒に過ごしたのだが

ほぼ、なにも、覚えていない。


そのくらい、緊張した。


無邪気に"ち"が、話役を担当。2人に話を振ってくれるのはいいが・・・。

「サッカー初めて見ましたー!応援の人たちって、なんて言ってるの?」

「さぁ、そこらへんは適当に」⇒「オレー♪」一人歌いだす"ち"。

試合後のInterviewで、外人さん"どうもありがと"って言ってたね」
⇒いえ、OBRIGADOです。


"ち"は、兎に角、天然。それゆえ、あろうことか・・・


「周りの人が、○○○○(Jの愛称)いいねーって言ってたよね。」

「おいおい(笑)。そうなんだ。初めて観てて、試合わかった?」

「ずーっと、Jさんだけ観てました!こんなに注目してるの、私だけだと思ったら

gluに、あそこで垂れ幕出してるお姉さんたちが、上よ。って言われちゃった。」


・・・・・・おねがい、そのあたりでやめといて!


「おいおい、ボールとかゴールとか観ようぜ。それじゃ何もわかんないでしょ?」

「うん!でも、gluがいろいろ教えてくれたから。辛口コメント付で☆」

「え?」

私も凍てつく。声も出ない。リアクションもできない。


「お前、サッカーなんて観るの?辛口って何だよ。」Jは、ものすごく驚いていた。

「う、うん。最近はあんまり観ないけど。代表とか、観るよ。

辛口じゃなくて、そのイエローはナシじゃない?とか、そんな話、だよねっ!?」

どんなジャンルのスポーツも,観るのが好きな私。焦る必要はないのに・・・。

「だって、gluフットサルもやるもんね☆」

「まじ?フットサル!?ほんとかよ。ま、いいけど・・・。。」


しかし、さすが、初勝利の日。

彼の携帯には、元チームメート、お母様、友人、知人。

あちこちから、メールや電話が相次ぐ。


お母さまと話すJの姿を見て、なんだか「男の子だなぁ」と思った。

なんだか、青年というより。サッカー少年。

東京を離れ、なんだか、ちょっと雰囲気が変わったように思う。

ストレスから開放されているのか、のびのびしているのか、吹っ切れなのか。

いずれにせよ、会話の無かった頃と比較すると、威圧感が払拭されていた。


なんだか、ちょっと。そんな姿にほっとした。

しかし、しみじみと感慨に浸っている間もなく。すかさず"ち"が、

「Jさんて、携帯大好きっ子。肌身離さずいつも見てるね~」とナイス突っ込み!

「そりゃそうだよ。隔離された土地で、携帯だけが、外と繋がる手段だからさ。

しかし、今日はさすがに人気者だな。笑」


そんなこんなで、"ち"の不思議キャラにすっかり和みつつも

度肝を抜かれること、たびたび。私は、すっかりPanicに陥る。


ほんとに、なにも、覚えてないんです。


ご飯を食べ、ワインを飲み

Jは温泉に入ると言って、1人部屋を出た。


「ぐふふふふふっふ」

「緊張しすぎ!"ち"と話しすぎ!!

ねぇglu。今日も、彼の家に行きなよ。

一緒に寝なくて、いいの??」


あ、そう?そうですか??

でも、そんなこと、絶対に言えないし、絶対にできませんから。


そうこう話すうちに、彼が部屋に戻ってくる。

「あちー」と言って、ベランダにイスを出してぼーっとしている。

お約束、鍵をかけて閉め出したり、ふざけたりして、すっかり夜は更けた。


0時が近づいたころ。


「さてと、明日朝練習だから、そろそろ帰るね」


あ、そうだった。

今日も試合で、明朝も練習、2日後はまた試合だったことを忘れていた。

"ち"に促され、2人で部屋を出て、車まで見送る。


「おやすみ、勝利の女神さま。」

「うん。帰れる?」ほんとは、ここで、離れてしまいたくなかった。

「平気。明日練習が終わったら、電話するよ。寒いから、戻ってなよ。

「わかった。待ってる。気をつけてね。ありがとう。」


そう言って、とっぷり暗い闇に消え、帰って行った。


はぁ 大脱力。

また、やってしまった

挙動不審の嵐。1歩進んで、2歩下がる。要するに、後退。

恥ずかしくって、全然顔を見て話せなかった。

"ち"とばかり話してしまった。

いろいろ、変なことが露呈してしまった。


と言うより


私が、彼のことが大好きだってことが。どうやっても、隠しきれず。


と言うより


見え見え。バレバレ。 ですよね。


「ちょっと、暇ができたから温泉に行くよ。ついでに会いに行く」

なんていう、当初の余裕のある私は、風前の灯。


あまりの接近戦に、完全に、Panic。頭、真っ白。

何を言ったのか、言われたのだか。何をしたのか。何一つ定かでなく。


玉 砕


部屋に戻ると、"ち"が、あったかーく迎えてくれる。

「よしよし、glu姉。よくがんばったね。顔、超真っ赤だよ。」


お布団の上で、Girl's talk。と言う名の、反省会。


「ほんっとに、ほんとに大好きなんだね。彼に惚れちゃってるんだねえ。」

でもさ、Jさんいい人だね。口は悪いけど、すごい感じいいよ!

タケダとか、KINGカズみたいなのが来たらやだなー。って思ってたんだ。

礼儀正しいし、話聴いてくれるし、ちゃんと答えてくれるし。」

「あ、そう?それはよかった。"ち"がいてくれて、和んだよ。ありがと。」


「でもね、glu。あのさ。好きだって、ばれてるよ。絶対。だから、ね。

明日、手紙書いて渡しな。もったいないよ。ちゃんと、そばにいるんだよ。」

「・・・・・えー。手紙なんて恥ずかしい!女子高生じゃ、あるまいし。」


「何言ってるの?話せないなら、手紙書きなよ!」

「だいたいさあ、ほんっとに全くその気が無かったら、呼ばないし。」

「そんなことないよ。J、さみしいんだよ。ただ単に。」


「あ、でた。ネガ発言。だってね、普通に考えたら、ここまでしてくれないよ」

昨日も、一緒だったんでしょ?今日も、ずっと一緒で、明日もでしょ??

ちょっとでも好意が無かったら。寝るのだけが目的だったら、ありえないよ?」

「だいたい。びっくりしたよ。スタジアムであんなに興奮して喜んでたから、

いったい、どんなハイテンションでお祝いするのかと思ってたのに。

ちょーーー冷たいんだもん。"あ、おめでと"、だって。信じられない!


酔いと、疲れと、極度の緊張から解けた心地よさで

「わかった・・・。手紙、書くっっ!!!」と、気が大きくなる。


テレビでサッカーの番組が始まる。相変わらず、すっとぼけ"ち"。

CLの特集が始まると、「ジローラモ!好き!!」

・・・あのぅ。ロナウジーニョですよね。


彼女は、その辺りで寝入ってしまう。

私は、その後に続く国内サッカー。今日の結果に大満足し、睡魔に襲われた。
長ーい、長い一日が終わった。


明日は、いよいよ、この旅行最後の日。

どんな一日に、なるのやら。


もう。歯止めが利かない。コントロール不能な域。

今まで、誤魔化して、気づかないふりをし、スルーしてきた想い。

何回も諦め、何も無かったことにしよう。と思って、記憶から消そうとした相手。

それなのに。

この地に来て。少しだけ、彼の気持ちに触れて。素の顔を見てしまったら。

誰よりも、気になる存在であり、誰よりも、素敵だと。

そして、私の気持ちの中で。誰よりも、大きな存在であるということを。

私は、自分で、受け容れてしまった。

私は、彼が好きなんだなぁ

自分を失ってしまうくらい。すごく。すごく。

1時過ぎ。隣のかわいく優しい"ち"に感謝しつつ。深い、深い眠りについた。


金曜8時。東京よりやや冷たい風に、短パンの生足が寒い。
駅を出て、緊張しつつ電話。「タリーズの前にいて」と約束。


タリーズを探し、車を探す。

あ、いた・・・・。


なつかしい、品川ナンバーのCayenne。


ひとつ、大きく息をして、ドアを開ける。

3ヵ月ぶりに会う。髪が伸びたし、ちょっと痩せたような気がする。
まずはお約束。開口一番「おっそくね?」


うぅ、・・・やっぱり、そう来たか。続いて、


「しっかし、よく来たね。ほんとに来たんだ。素足、寒くないの?」

うん、うんうん。何もかも吹っ飛んだ。寒さも忘れるHeartWarming。

試合前夜のため、夕食は、遅れた私を待たなくてもいい、
と伝えてあったのだが、
「めし、食おうぜ」と車を走らせる。

待っててくれたのね。わーい。ありがとう。

食事中、彼は楽しそうに、新しい生活をいろいろ語ってくれた。
「みんな、いい奴なのよ。すげえサッカー好きでさ。

嫌な奴とか、気取った感じ悪い奴とか、いなくて。全員、仲いいの。すごくない?」

よかった。ほんとに楽しそう。なんだか、吹っ切れ感すら漂う。

「さ、帰って明日のミーティングしよーぜ」

ミーティング?

はて。なんのことかと思ったら。

「まぁ、いろいろ、さ。」


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家に入ると、相変らず、驚くほど綺麗な部屋。隅々まで整頓されている。


家中をきょろきょろ見回す私に、彼はまるでツアーガイドのようなagenda。

まずはチケットを手渡される。用意しておいてくれたのね。

ちょっと嬉しい。


そのまま、懐かしいソファーに座り、地図を開く。

「今ここで、駅ここで、グランドここ。明日泊まるとことは、ここ。」

地図にマーキングをし、説明してくれる。

さらに、タクシーや宿の連絡先、鍵の閉め方、丁寧にメモしてくれる。

かなり嬉しい。


引っ越しても、配置は前の部屋と変わらず。懐かしささえ漂う。
相変らずTVっ子。一通りの説明が終わると、ソファでChannelZapping。

本を読んでいた私に、もたれかかってくる。


「あのー、重いんですけど」


はっ!しまった。また可愛くないことを言ってしまった。

ここで、かわいく寄り添えばよかったと、激しく後悔。

しかし、彼は何事もなかったかのように、「明日の用意しなきゃ」。

そう言って、席を立つ。


そして、時計がかちり、と音を立て、23時を知らせる。

パンクチュアルも、相変らず。
「さて。お先。俺は寝るね。電気とTVと暖房、切って来てね」
と、ひとり就寝。

はぁ~。


一気に緊張が抜ける。

眠りの浅い彼。今夜は、明日に備えて、ゆっくり寝て欲しいと思い。

深い眠りに入るのを、ソファで本を読んで待つ。

寝入ったかなあ。と様子を伺い。1:30ごろベッドルームへ。

不思議なもので、何も見えない真っ暗な部屋。ベッドすら手探りで探す闇。

しかし、なぜだか、彼は左端で寝ているとわかる。
踏んだら、ごめん。と思いつつ、そっとベッドへ滑り込む。


少し反応があったが、寝ているようだった。安堵。


試合前夜。休息を妨げぬよう、ベッドの両端に離れて眠りにつく。


手を延ばせば、そこに彼がいる。

ずっと、会いたかった彼。

顔も、美しい体躯も、全てが、手の届く距離にある。
でも、守ってあげなければいけない距離。

何度も目が覚め、そのたびごとに、手を伸ばしたい衝動を抑える。
彼も、相変わらず眠りが浅い。何度も携帯で時間をみては、再び眠る。

何度目かに覚めた時、カーテンの外が朝だとわかる。
何時なのかはわからない。でも、朝になってしまった。
今日しか、一緒に眠れないと思うと。

思わず、広い背中に手が伸びる。

起きていたのか、起こしてしまったのか。

私の手に、彼の手が重なる。

急にこちらに向き、顔が近づく。

息も鼓動も。時までもが、とまった夜。


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予想外に撮影が長引いて、せっかくのデート、大遅刻・・・・

すっかり、窓の外は闇。
緊張で眠れず。

あと、5分で
Jに逢える。三ヵ月ぶり。
落ち着かないよ~!

あれから、あっという間に、2週間が過ぎ。


ちっとも、痩せなかった。

ちっとも、綺麗にならなかった。

連日連夜、visitor接待や、転職活動の準備。

午前様と、飲酒。体調不良とストレスで、お肌は荒れ気味。


うーん。いかんな。

それでも。

いよいよ、明日。彼に会いに行ってきます。

チキンの国の女王と名高い私。

沈黙と気まずい空気に包まれる恐怖から、

1人で行くことができず、MK同行。


「やっぱり、お友達と、行くよ」

「あっそ、わかった。何人?」


そんなやり取りをしていたのだが、

やっぱり、それじゃいけない!と思い直し。

金曜、1人先に行く、決意表明。


「ねえ、金曜の夕方から行ってもいい?」

「別にいいよ。だけどさ。

おれ、その日ダメって言わなかった?」

試合の前日だから、夜はつきあわないよ」

「え、放置プレイ?じゃあいい、1人で寝てるから・・・」


そうは言ったものの、どうしようかと思い悩む。


そしたら


Jは


「1人なの?その日は。」

「うん。だから放置プレイだとつまんないよ」

「いや、別にさ。迎えには行ってあげるし、夕飯は一緒に食おうよ」

「じゃあ、その日はうちに泊まる?」

「うん。一人で泊まるの恐いから、そうする」


ということに!


えへへへへへへ


土曜は友人と合流して、試合を観に行って

夜は一緒にご飯を食べて

日曜は、どこかに連れて行ってくれるらしい。


とりあえず。そんな感じ。なんです。


あとは、明日可能な限り早く仕事を切り上げ

可能な限り自然な振る舞いで

可能な限り可愛い顔をして

可能な限り素敵なお洋服を着て

可能な限り、素 直 に な ろ う と思います。


帰ってきて、泣いてるか、笑ってるか、淡々としているか

どうなのか分からないけれど。


みなちゃまの、あったかい後押しを頂いて。とりあえず、行ってきます


無事を祈っててください・・・・・


にやけと妄想の、とどまるところを知らないgluでした。
今日はちょっと余裕があるので忘れないうちに。

Commentのお返事も、少しずつ致しますね。

みなさん、ありがとう!



あっという間に、今週。金曜は、Xデー。


そんなわけで。着々と進む準備。

途中、体調不良や生理などが重なり、諸々断念&予定通り進行していないけれど

ちょっとずつ、女度up↑に向けてつつましい努力。


エンダモロジー3回目と併せ、

前回挫折したレーザー脱毛に行ってまいりました。


やや無防備な状態(笑い)で、クリニックへ来院。

まずは、脱毛。

カウンセリング&写真は前回済ませているので、今回は早速処置に。

アイキャップをかぶせられ、ノースリーブ1枚。

Bedの上に横たわる。


緊張


脇に冷たいジェルを塗られる。

テスト照射の後、

ぱちん、ぱちん。と始まる。


くすぐったいやら、痛いやら。

体がぴくん、と動いてしまいます。

そんな私の我慢をよそに。

逆にもお姉さんが来て、両脇を固められます。


痛みは、まさにゴムではじかれたようなもの。

我慢の範囲内なのですが、くすぐったい!

そして、焦げ臭い!!!!


両脇10分程度で終了。あっけないものだが、腋下には黒い焦げた物体が。

これじゃあ、ノースリーブは着られない・・・。


既に慣れたエンダモロジー処置室へ移動。

相変わらず痛い。

こあたんから、5回終わったらインターバル長くした方がいい

というAdviceを頂いたので、もうちょっとかな。

でも、結局Jに会うまでに、5回終了しなかったな。

顔のIndivaは、もう一度行っておきたい。


いよいよ、明後日!どうしよう~。

Jに電話したので、またそのお話は後ほどupします!


早くも緊張!

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ずっとビジターのアテンド、外出ばかり。携帯から失礼。


来日したフランス人上司が、ボスの目を盗んで

「なんで辞めるの?次はどうするの?」としつこく聞いてくる。


そんなひとときの幸せ。

ピエール・エルメのホワイトデー限定マカロン。

ベリー風味で美味です。
さくらのマカロンは売り切れで入手できませんでしたが、

甘酸っぱい好きなお味。

でも、日本で頂くマカロン、やっぱりParisのLadureeとは違うなあ。

ぱりっとしていない気がする。


それでも、ささやかな、喜び。

みなさまのホワイトデー。甘酸っぱい想いは、いずこに?