Dialogue in the Dark
記事を保存しておいて更新を忘れていました。
クリスマス前だったので、部屋にクリスマスツリーがあり、
オレンジ色の照明と合い重なって優しい雰囲気でした。
どんなに自分が気に入った高価な服やジュエリーを付けていようと、
不安を取り除こうとする限り、不安に捕われてしまいます。
手放すとそこには無限に広がる未知の世界。
私は探究心や好奇心が旺盛な方なので、
行ってはいけないようなところにも入り込んではしゃいでしまいました(笑)。
自分を大切に思う、思いたいのと同じように、
人が自分の側に存在するということの安心感、暖かさ、人の体温、心地好い温もり、
誰かが側にいないひんやりとした空気、不安感。
肌で感じる空間、奥行き、存在、命の温かさ…
些細なことに感動や感謝を覚える心の素晴らしさ。
終わりや先が見えないことに対する期待感や不安感が錯綜し、
見付けた大切なものが夢になってしまうような、魔法が解けてしまうような感覚。
光の世界は情報量が多過ぎて、表面的なことに捕われていることが
本質は表面的な視覚に騙されていることがいかに多いか。
刺激が溢れ、取捨選択もままならず、刺激に麻痺しなんとも思わないことも屡々。
大切なことが埋もれています。
普段、雑踏や満員の通勤電車で感じる人に対する不快感とのギャップに
通勤電車なんて男性が目の前や後ろにいると不快に感じることもありますが、
その他人の存在がありがたいのです。
自分が他人の一部、他人が自分の一部。
皆の安全を配慮し、楽しみを分かち合う。
一人が見付けた小さな発見が、八人の大きな喜びになりました。
砂や葉っぱだらけになって夢中になって遊びました。
世界平和すら感じました。
勿論、以上書いたことは、綺麗事でもあり、
幻想に捕われた人になる恐れもありますし。
両方の世界の両立、バランスですね。
私を含め八人が椅子に座り、椅子が一つ空いている中、
案内をしてくださったこずえさんが、「どこか一つ空いてますか? 」
と一言。
何気なく、私の隣が空いていたので手を使って導きましたが、
この演出には驚くと同時に現実世界について考えさせられました。
普段見えていない方に逆に見えない世界を教えられ、
非常に貴重な経験ができました。
見えないはずの光景が情景として心の中に残り、
まるでそこでその光景を目ではっきりと見ていたかのように。
ご興味ある方は是非。
人間が犯した罪・・・?
閲覧注意です。
死に纏わる記事です。
昨日は横浜で劇団四季のCATSを観てきました。
センター3列目の回転席で観覧でき、楽しかったです。
ほろ酔いの帰り道、女の人が泣きながら吐いていて、
お節介ながら世話をして電車に乗りました。
そして、家の周辺で発見してしまいました。
耳を疑うかと思いますが、ゴミ置き場の前で子ダヌキが息絶えていました。
私は東京(区内)に住んでますが、よくタヌキやアライグマを見掛けます。
見る時間帯は大体が深夜なのですが、21時台に見ることもあります。
最初、毎日夜にランニングしている弟が
「毎日のようにタヌキ見るんだけど。タヌキとランニングしてきた(笑」
と言っていて、
家族皆で「こんなとこにいるわけないじゃん。大丈夫?猫じゃないの?」
と大笑いしましたが、最近私はちょくちょく見るのです。
弟に謝りました(笑)。
ネットで検索すると区内での発見例が多々ありました。
ペットが逃げ出して生態系が崩れたのか、
食べ物を探してこの地域に流れ、住みついたのか・・・。
下條アトムの「こだぬきぽんぽ」を思い出します。
http://www.youtube.com/watch?v=VNQbKCDwsMs
私はこの前は親子連れを見ました。
子ダヌキが家の門の下を潜って、親ダヌキ2匹がそれに続いたのですが、
胴体が入らずジタバタしていて、それは爆笑でした。
タヌキの間抜けな話はいくつかあって、特に弟がする話は面白いです。
アライグマもよく駐車場で発見します。
しっぽもシマシマしていて可愛いです。
遭遇すると「ラスカルだ~」と嬉しくなってしまいます。
タヌキよりアライグマの方が動きが早いので写真はまず撮れないですね。
タヌキ、アライグマでさえ驚きなのに、
一緒にケーキ教室に通っている奥様方が「ハクビシンを発見した」と仰っていました。
本当かな…
私は、タヌキやアライグマに遭遇することが楽しみになっていましたが、
前述したように、昨夜(日付変わって25日今日)は悲しくなりました。
まさか可愛い小さなタヌキが死んでる場面に遭遇するなんて。
目立った外傷は見当たりませんでしたが、車に撥ねられたようです。
血はあまり出ていなくて、お腹辺りが禿げていたので腹部を強打したみたいでした。
ゴミ置き場の前だったので、恐らくお腹が空いていたのでしょう。
体は痩せていました。
クリスマスの日に可哀相で可哀相で…。
気になって眠れず、数時間後また見に行ったらまだ横たわっていました。
放っておけば、保健所かクリーンセンターか何処からか人が来ると思いますが、
ゴミとして焼却されるのは可哀相ですし、見世物になっていたので
見るに見兼ねて、その子ダヌキを袋に入れて
近くにある大きな公園に埋めに行きました。
毛が柔らかくて円らな瞳の可愛い子ダヌキちゃん。
とても愛おしく、涙が出ました。
埋める場所を決め、3、40cmほど
ショベルで徐々に掘っていくと、生きている土の香りが鼻腔を擽り
あっという間に肺が甘く濃い土の芳香で一杯になりました。
土は岩石や鉱物の粉末だけではなく、
落ち葉や動物・昆虫の排泄物、死骸などを含み、
その有機物は、微生物、菌類、土中生物により分解され、
そして形成されていくもの。
土にはものを変化させ育てる力、性質があって、
その養分は新たに育つ生命にエネルギーを与える。
土は命で溢れていて、変化の分岐点。
死が生へ受け継がれ、形を変え、
繰り返し再生する生命のシステム、自然の摂理に取り込まれ、
また新たな生命を生み出していく。
紅葉が美しい木の下、
土の温もりの中に子ダヌキを埋め、土に返しました。
新たな生命の誕生を願って・・・
フィリピン BANAUE 年末
漸くフィリピン編のメインの一つに入ります。
職場の人たちや政府の組織の方々との会食の際、
“交通の便が悪いし、バナウェは行かない方がいいと思う”と言われていましたが、
マニラでの一件で予定を変えた結果、日数が余ってしまい、
有名なジンベイスポットでのシュノーケリング&ダイビングか
世界遺産の棚田を見るかで友達と相談した結果、
「断然棚田でしょ!世界の八番目の不思議とかいうし!イフガオ族の村も行きたい!」
ということで、ルソン島北部にあるバナウェに行くことにしました。
12月29日出発。
その後の予定のフライトも全部変更しました。
マニラからバナウェへ行くには、夜9時過ぎのバスに乗るしかありません。
携帯で電話を掛けて予約し、タクシーでバス停まで行きました。
バナウェへは、夜行バスで10時間ほど掛かります。
因みに帰りはバスが故障して13時間掛かりました。
プチ食堂(?)でゴキブリが這う中、食事を済ませ、
バスを待っていたら、「日本人の男がいる!」と目を光らせている友達。
福岡から来ているというイケメン弁護士さん発見。
ここから、彼女の熱烈なアタック(?)が始まりました(笑
私は少し仲間に入ったり、親日のフィリピン人の女性と会話を
したりして時間を潰しました。
乗る予定のバスが到着。
友達の熱烈なラブコール(?)でイケメン君も私たちと同じバスに決定。
噂には聞いていましたが、バスの中は極寒地獄です。
冷房が効きすぎて、冷凍庫にいるようでした。
中には毛布などを持ち込んで乗車する方もいましたね。
私は、まさか冷房ガンガンのバスに乗ったりそんな地域に行くとは思っていなかったので
長袖は一枚しか持っていませんでした。
基本的にバックパッカーなので荷物は少なめです。
持っていた半袖Tシャツやベアトップを7,8枚着て、
その上にロンティーを着て、タオルを2、3枚首に巻きました。
それでも寒すぎました!!!!
先程のイケメン君が「余分にあるからあげる」とモンペルのジャンパーをくださって(太っ腹)、
それをずっと着ていました。
ありがたやありがたや~。
鼻水を垂らしながら2時間くらいは眠れました。
バスの中では後ろに座っているフィリピン人の男の子が私たちのことを
話していました。
内容まで聞き取れなかったのですが、ずっと気になっていて、
「あ、これは降りたら声掛けてくるな」と思いました。
こういう予感は外れたことがありません。
12月30日、朝7時半に到着。
嫌な予感ではなかったので、耳をダンボにして下車。
予感的中。
フィリピン人の子(16歳)は、屈託のない純粋で爽やかな笑顔で話しかけてきました。
ガイドをしたがっていることが直ぐ分かりました。
ボッタクリも多いのですが、「あ、この子は大丈夫だ」と思いました。
後から知りましたが、観光案内所で手配するより申し訳ないくらい安く済んでいました。
この子をK君にしておきます。
何故なら名前を忘れてしまったから。
帰りのバスの予約をする場所です。
正月の関係からかバスの運行状況が変わっていて、戻りの予定が1日間延びました。
ここでは、声を掛けてくる怪しいドライバーが多かったです。
16歳の子に守られながら移動。
不安定でちょっとドキドキしながらの移動でした。
取り敢えず、リッチな旅ではないので(=ホテルはお湯が出れば他はあまり望まないので)、
安くてお湯が出るホテル(ロッジ?)を私たちは希望していました。
それをK君に伝えると、K君お勧めの綺麗なホテルは二箇所満室でした。。。
決まったホテルがこちら。
日付が飛んでいますが・・・。
仄温かいお湯がチョロチョロと出たり出なかったりということを除いては、
食事も美味しくて、このホテルはよかったです。勿論暖房はなく、寒くて、必需品のドライヤーで温まりました。
因みに12月、1月は日本と最低気温があまり変わりません。
日中、日が出ると暑いくらいですが夜なんて底冷えします。
そんな中で、この格好。。。
客観的に見て、自分が可哀相なような・・・。バナウェ滞在3日目の私の姿ですが、友達に撮られていたことを知りませんでした。
1日目にジーパンが泥だらけになってしまい、ハーフパンツです。
バカンスを想定して持ってきたチープなハーフパンツ。。。
汚れたジーパンを見て、K君が「洗ってくる!大丈夫!直ぐ乾くから!」
なんて言ってくれて、勿論申し訳ないですし、
ドロドロでもよかったので遠慮しましたが、笑顔に根負け。
お言葉に甘えましたが、案の定乾きませんでした(笑
その日の晩にK君のお母さんが洗濯したみたいですが、
乾燥機が壊れていたとかでドライヤーなどを当てていたよう。
残念そうな顔と、心の優しさに胸打たれ、濡れたまま履いていました。
こちらは、ホテル内にある見た目は、ともかくとして美味しかったパン。
部屋からの眺め。
部屋に荷物を置き、直ぐに観光に入ります。
いつになるか分かりませんが、そのうち続きを書きます。