天野喜孝デザインのUtopiaSmileトレイン、パンダくろしおのニューフェイスを目撃する
万博以来馴染みの風景となった環状線野田駅のホームの端、
271先頭のハローキティはるかに、
ユニバラッピングの323、スーパーニンテンドーワールドトレイン、
環状運転のノーマル323とともにルーティンでやってくる225(または223)関空紀州路快速と221大和路快速
そこにまだ走っていた323系JR WEST ParadeTrain、そして同時にその後ろから姿を現したのが今回のメインターゲット、
パレードトレインは万博アクセス用に誕生したラッピング車、ミャクミャクカラーは運行を終えましたがこちらはまだ健在、
未確認ですが走るパビリオンな擬似オープンカーなLEDパネルはもう稼動してはいないでしょうし、一番左の梅田貨物線を走り抜ける姿をもう見ることができないと思うと少し寂しいですね。
まずは右の内回り線に到着する万博パレード号を、
速やかに照準を左に移動、最初は望遠で正面のパンダ顔を、
いつもの「なか卯」を基準に手前に引いて、ここは架線柱の陰の位置が刻々と移動するのですがこの日は雲が架かっていて日差しも強くなく、また、ちょくちょくある外回り線の電車に被られることもなく、
白浜からパンダがいなくなってくろしお60周年記念の赤青ラッピングも始まった今、パンダラッピングも終了してしまうのかと危惧していたらまさかの新顔、
これまで第3編成のサステナ号だけ正面のパンダ顔の上にひとつだけ子パンダの顔があったのですが、その同じ位置に複数のパンダが、
よく見ると輪郭の水色の部分も以前は一色べた塗りだったのが模様が入っています。
Smileアドベンチャートレイン、サステナブルSmileトレインに続いて新たに加わったニューフェイス、Utopia Smileトレイン、Smileの位置やカタカナ表記とアルファベット表記がまちまちでちとややこしい。
冒険、持続可能の次は理想郷と来ましたか…
これまでHC601とHC605がアドベンチャーだったうちHC601をユートピアに貼り換え、
これで287系6両編成の内訳は
HC601ユートピア
HC604サステナブル、
HC605アドベンチャー
パンダ以外では
HC602が60周年赤(スーパーくろしお復刻カラー)
HC603が60周年青(オーシャングリーンの波模様)
HC606がロケットカイロス
続けてキモである連結部分に描かれた(貼られた)サイドラッピングを順に、
これまでおそらく写真ベースだったパンダやアドベンチャーワールドの動物たちが柔らかなタッチ、それでいて少しクセのある画風のイラストに変更されています。
クセのある…それもそのはずで、既に表題にも描いていますが今回のパンダくろしおを手掛けたのはあの天野喜孝氏、
そう思って見るとこの動物の配置なんかもFF(ファイナルファンタジー)モンスターっぽく見えてきます、この中にボムとか紛れ込んでいても違和感なさそう。
最近ゲームはやらなくなりましたがかつてはFFシリーズのファンで1~10辺りまで夢中でプレイしたものでした、
初期のファミコン時代は今のようにリアルで繊細な描写の3Dキャラではなく2頭身のドット画、そんな環境下で氏のパケ絵や挿絵で想像を膨らませたことでよりゲームの世界観に没入できたともいえます。
ファイナルファンタジーシリーズでその名を知った人も多いと思いますが、
アルスラーン戦記などファンタジー小説の表紙絵から、
さらに遡るとガッチャマンやタイムボカンシリーズなど初期のタツノコプロのキャラクターも同氏のデザインによるもの、ドロンジョさまも氏がいなければ誕生しなかったのです。
写真集から絵画展まで網羅するほどの昔からのファンなのでまさかくろしお号に天野絵が描かれる日が来ようとは、
また、これは後日別の場所で写したもので後方被られていますが
そんなパンダラッピングの新顔を見送ったあと、
西九条で大和路快速に乗り換えて
大正駅手前の京セラドームから
場面は一気に飛んで王寺ー法隆寺間の第一大和川橋梁、
奈良でJR奈良線に乗り換えて、
木津駅のお向かいのホームに学研都市線の尼崎行きの電車、
まだ非電化だった頃はこの駅に尼崎まで行く都会的な電車が発着するなど想像もできませんでした。
たどり着いたのはこちらも最近お馴染みの風景となった宇治、
この日はいにしへや銀河など目玉になる列車が来るわけでもなく自分以外に堤にギャラリーは1人もおらず、
そこに緑のラッピングの221系、
くろしおを待っている時にこの日お茶の京都がJR奈良線に充てられているのを発見したので急遽立ち寄る(ほぼ遠征ですが)ことに、
裏かぶりですが205系との離合はむしろ歓迎、望むところです。
京都府内での初お茶の京都トレイン、あいにくの曇り空ですがようやく京都府内を走る京都PRラッピング電車を、さらに言うとお茶の本場宇治で写真に残すことがかないました。
いにしへの日は春のヘッドマーク289に秋の安寧と悠久、いずれの日もおおさか東線を走っていたのでここでは会えずだったのです。
とは言ってもそこまでレアでもないお茶の京都ラッピング電車のためだけに宇治までのほぼ遠征を決断できるはずもなく、
これよりこの前の積み残しの回収に参ります。









































