まだだ、まだおわらんよ・・・ -6ページ目

宇治神社の知恵の輪くぐりと宇治上神社の日本最古にして特殊な構造の本殿

宇治神社の船着場の屋根をくぐって

 

道路向かいにある宇治神社の鳥居をくぐります、

 

Ⓒ武田綾乃・宝島社/『響け!ユーフォニアム』製作委員会

中洲にあったしだれ桜のこともありますし今度は桜の季節にも来なければ、

 

手水舎のうさぎ

 

Ⓒ武田綾乃・宝島社/『響け!ユーフォニアム』製作委員会

こちらも登場していました。

 

石段を上がって

 

宇治神社の拝殿、桐原殿

 

その先2つめの鳥居をくぐると本殿、

ご祭神は菟道稚郎孑(うじのわきいらつこ)、応神天皇の子で仁徳天皇は異母兄、

仁徳即位にあたって皇位継承における悲劇の主人公としても知られています。

 

知恵の輪くぐり、

一般に知恵の輪というとぐるぐる巻いた金属の輪をはずすパズルゲームで、神社の藁の輪といえば厄払いの茅の輪を思いつきます。

 

それを察してかちゃんと「八の字にくぐる必要はないですよ」との注意書きがありました、そういえば夏越の大祓は6月なので季節はずれです。

 

稲の収穫後で七五三詣での時期でもある11月限定の設置で稲穂の実のように多くの知恵を授かり実り多い人生を送ってくださいとのこと、

 

自身常々「知恵が足りない」と自覚はしているのでこれはありがたい、七五三なんて忘却の彼方のお年だけどご利益あるといいな。

 

宇治神社といえば見返りうさぎ、さっきの手水舎から授与品までうさぎでいっぱいです。

 

菟道稚郎孑が河内からこちらに向かう道中迷っていると振り返りながら道案内をしたという伝承から、それ以来人々を正しい道へと導く神の使いとされています。

 

Ⓒ武田綾乃・宝島社/『響け!ユーフォニアム』製作委員会

瀧先生のおみくじと地獄のオルフェの豆知識、記念すべき第1話ですね。

 

こちらの境内にも歌碑が、

宇治公園に架かる橋の名前にもなっている平安六歌仙、喜撰法師の万葉歌碑、

わが庵は都のたつみしかぞすむ世をうぢ山と人はいふなり

 

私の庵は都の辰巳の方角(南東)にありそこで穏やかに暮らしています、にもかかわらず世の人々は憂いて宇治の山に隠っていると言っているようだ、

 

宇治神社の拝殿の横を抜けてさわらびの道を進んで行くと、

 

宇治上神社の鳥居、

 

Ⓒ武田綾乃・宝島社/『響け!ユーフォニアム』製作委員会

 

その奥にある

山門をくぐると拝殿、

 

後ろに回り込むと、

摂社である春日神社、

 

左に進んで拝殿の真後ろに位置するこちらが本殿、

 

ご祭神は3柱、

左殿(向かって右)が菟道稚郎子

中殿(向かって中央)に応神天皇

右殿(向かって左)に仁徳天皇

平安時代後期の造営で現存する中で日本最古の社殿とされています、国宝にしてユネスコ世界遺産古都京都の文化財17件のうちのひとつ。

 

1棟の建物のようですが外から見えているのは覆屋でこの中に一間社流造の内殿3棟を1列に並べて建てられており、それぞれ3柱が祀られているというレイアウト、

 

中央の扁額には正一位離宮大神、

 

振り返ると拝殿の中が、この中でご祈祷などが執り行われます。

 

帰り道も紅葉を眺めながら、

 

手づくり郷土賞の記念碑、

国土交通省の事業なのですが統合前なので建設大臣と刻まれています。

 

朝から曇り空で途中雨まで振ってきたのですが宇治上神社辺りから雲が切れて日が差し帰る頃には青空に。

 

帰りはここのところずっと対岸から見ていただけの京阪の宇治駅へ久々に、

 

お茶の京都DMO、ラッピング電車はJRなのに事務所は京阪の駅にあります、

JRの宇治駅にはありません。

JR奈良線の線路はこの駅ビルの真裏、京阪のホームに辿り着くよりも手前を走り抜けているので問題はないのでしょう。

 

久々に打ちっ放しの複数の円で構成された駅の中へ、まるで美術館にいるような空間、

 

去年と同じ位置にユーフォニアムのフォトスポットもありました。

 

ちなみに去年のパネルはこんな絵柄、

 

こうやって見ると京都の有名どころはほぼ網羅しています。

カーブが多く線形の都合からスピードが出せないため阪急やJRより所要時間がかかっても10分や20分のハンデなど乗り継ぎ時間に初乗り運賃などを含めると軽く吹き飛びます。

さらに洛内を網羅する市バスを除く路線バスや路面電車の嵐電と叡電は京阪系列です。

 

交通系ICカードなので券売機は使ってませんがここはイメージで、

 

駅と今回巡った神社や橋の位置関係はこんな感じになっています。

赤い線が今回、黄の線が前回、

 

この日の授与品、縣神社、宇治神社、宇治上神社でそれぞれ御朱印とお守りをお受けしてまいりました。

 

 

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