機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ キルケーの魔女
前作から5年の時を経て続編が公開された閃光のハサウェイを観てきました、
前作に引き続き爽快なロボット格闘戦ではなく人目線で見せる巨大人型兵器の脅威や戦争の恐怖、
空中戦ひとつとってもこれまでのような外からの客観視ではなくパイロットのバイザー越しに見るコクピットのディスプレイやアラート音など、
冒頭のボディカメラ視点の映像やオエンベリの虐殺などでは現実世界で現在進行中の戦争のドキュメンタリー映像などと重なるような見せ方、
閃ハサの原作が発表されたのは1989年、直後に映像化されていたらおそらくこの臨場感は醸し出せなかったと思われ、これまでよく言われてきた映像技術が追いついていない問題以上に直近の世界情勢などと重なる部分もあり絶好のタイミングでのアニメ化であったように思いました。
また、舞台となるオーストラリアのロケハンのために前作から5年のインターバルを要したと言われるだけに街並みから海面、ベッドやカーテンなど建物や船内のディティールに至るまで緻密に作り込まれまるで実写のような背景、
実写の背景の中でアニメ=絵のキャラクターが動いているようなアンバランスな構成で本来ならば違和感ありありになりそうな組み合わせ、
同じく緻密な背景ながらジブリなどではデジタルを導入したあとも敢えてセル画的絵画的な要素を残し二次元のキャラクターとのバランスを取っています、
リアルで美麗な背景画といえば新海誠作品も思いつくのですがそれでも今回よりは絵画的、
ドキュメンタリー的な映像作品であったからこそこのアンバランスともいえるほぼ実写背景が活きていたように思えました。
あと劇伴と主題歌、どんなに内容がよくてもこの2つが良くないと興ざめする性分なのですが、
劇伴は安定の澤野弘之氏、ユニコーン以来宇宙世紀ガンダムとの親和性は歴代ダントツ一番だと思います、
そしてエンディングはガンズアンドローゼズ、原作ノベルとほぼ同時期の80年代にリリースされたガンズの代表曲ですが意外にもこちらとの親和性もたいへん良く感じました。
あと、今回のサブタイトルがキルケーの魔女、絶妙な副題だと思うのですが、ガンダムで魔女で思い出すのは水星の魔女、内容こそ全然違うのですが、
キルケー、ペーネロペー、アリュゼウスといえばギリシャ神話のオデュッセイア、
プロスペラ、エアリアル、キャリバーンといえばシェークスピアのテンペスト、
どちらも魔法使いの棲む島に漂着するところから始まる復讐劇、
水星には閃ハサへの意外なオマージュがあったのかなとも。
CVについてもキャスティングというより逆にキャラデザの方を声優に合わせてきたくらいにはまっているツダケン=ガウマン、
そしてメイスの中の人がアーニャとフリーレンだと知ってびっくり、年上のお姉さんキャラなのでこっちだとザインも納得といった感じ、
因みにギギに破局させられたケリアとメイスは某スパイアニメでは(仮の)母と娘、
あとブライトとミライはオリジナルはどちらも故人となっていて後任引き継ぎとなっているのですがそれを感じさせないところが凄い。
そんなキルケーの魔女、じつは2回鑑賞していまして、
1回目は公開直後に、写っているのは
オリジナルショッパーとクリアファイル付きのポップコーンセット、
1週目の入場者特典はイラストカード、絵柄は2種類あって出たのはキルケー部隊のケネスとレーン、部隊よりも魔女(ギギ)の方がよかったかな…
内容についてもいきなり行ってもまあわかるだろうと高をくくって前作を見返すこともなく来たのですがけっこう忘れていました、
この翌週
公開に合わせて新しく発売されたグスタフカール00型と再販されたメッサーF01型のガンプラを購入、
HGなのですがMG並のボックスの深さ、
ランナーの詰まり具合もこのようにギッシリと、
さっそくササっとパチ組み、今後加工+塗装予定なのでバイザーなど一部取り付けていません、ゲート処理と再度分解組立できるようきつめのダボを削るだけでとりあえず形にしました、
主役機クスィーとライバル機ペーネロペーは未購入、デカい+高額というのもありますが量産型、ガンダム顔よりもモノアイやバイザー顔の方が実在感があって好きなので、
アリュゼウスも予約瞬殺だったようですがこちらも今のところ購入予定は無し、
むしろ今回の映画を観て欲しくなったのは下駄、
ギャルセゾン、
トップガンさながらブリッジすれすれをかすめていくあれを見せられたら欲しくなるというもの、
ケッサリア、
これまでもベースジャバーや水星の魔女のティックバランなど出てますがスターウォーズなんかと違ってガンプラ界隈では人型じゃないビークル類は需要が乏しくキット化自体厳しそうですが是非出してほしいところ、
そんなこんなでプラモを作り前作を見返しているうちにもう一度見たくなり2度目の鑑賞へ、
2週目の特典は設定原案資料集、
なんとフルカラーB5版の16頁、
前回のカード1枚と差がありすぎじゃないか?
背景画にキャラクターなどある意味パンフレット以上の充実度、
この次の3週目はアーセナルベースのトレカだったようで好きな人にはいいのかも知れませんがトレカ収集もカードゲームもしない自分にとってはこの2週目特典だけ突出しているように思えました、来て良かった。
パンフレットは設定画集付きの豪華版の方で、
年末年始の何かと要りようで困窮気味なので通常版にしようかとも迷ったのですが
帰ってみたところ前作も豪華版を買っていたようで(4年も空いていたので忘れていたという)
美術や
絵コンテなど充実の内容、アニメ実写を問わず基本絵から入るタイプなのでこういのに目がないのです。


















