「営業が苦手で…」
「広告に抵抗があって…」
そんな声をよく耳にします。
一方で、同じ営業や広告でも、
どこか楽しそうに取り組んでいる人がいますよね。
自然体のまま、押しつけることなく成果を出す人。
この違いは、スキルや経験の差ではありません。
実は「ものごとの捉え方=考え方の違い」にあります。
「売り込みが苦手…」の正体
そもそも、
“売り込まれる”こと自体が気持ちよい人はいません。
人は本能的に「押しつけ」や「圧」を感じると、
身構えてしまうようにできています。
でも、もしその内容が
自分の悩みや欲求にぴったり合っていたら――?
「ちょっと聞いてみようかな」
と自然に思えるはずです。
ここに、紀元前の思想家・孟子(もうし)の哲学と
現代の脳科学が深く関係しています。
惻隠(そくいん)の心とは?
孟子は「人は本来、善の心を持って生まれてくる」と説きました。
その代表が“惻隠の心(そくいんのこころ)”。
つまり、困っている人を見たとき、
思わず「放っておけない」と感じる心のことです。
たとえば…
・前を歩く人が物を落としたら、思わず拾って渡す
・子どもがつまずきそうになったら、反射的に手を伸ばす
・自転車が倒れそうなら、無意識に支える
こうした行動に「損得勘定」はありません。
孟子は、これを“人間の本性が善である証拠”としました。
脳科学で見る「惻隠の心」
現代の脳科学では、人の脳を3つの層で説明します。
1️⃣ 爬虫類脳(脳幹)
👉 一瞬で「敵か味方か(安全か危険か)」を判断する部分
2️⃣ 哺乳類脳(大脳辺縁系)
👉 安全だと判断した相手に「親近感」や「安心」を感じる部分
3️⃣ 人間脳(大脳新皮質)
👉 「正当性」や「論理性」を判断し、最終的に信頼を形成する部分
つまり、人は
「安全 → 安心 → 論理」
という順で相手を受け入れるようにできています。
売り込みと提案の違い
営業が苦手な人の多くは、
“売り込み”と“提案”の違いを混同しています。
売り込みとは?
・自分のため(利己的)
・相手を選ばない
・一方的に情報を押しつける
→ 相手の脳には「危険・圧迫」と映り、防衛反応を起こす。
提案とは?
・相手のため(利他的)
・本当に必要な人に届ける
・相手の状況に合わせて差し出す
→ 「安全→安心→納得」という流れで、自然に受け入れられる。
この違いを理解するだけで、
“営業=嫌なもの”という思い込みはガラッと変わります。
商売とは「余計なおせっかい」
突き詰めれば、商売とは**「余計なおせっかい」**です。
頼まれる前に、
「きっと役に立つはず」と思って行動すること。
人は誰でも「自分で決めたい」と思っています。
だからこそ、選択肢を“押しつけずに差し出す”ことが、
信頼を生む鍵なのです。
もしあなたが、
「しつこく思われたらどうしよう」と感じているなら――
それは優しさの証拠。
ただ、その優しさを“行動に変える”勇気さえあれば、
あなたの提案は必ず誰かを救います。
おわりに
チラシも同じ。
届け方次第で、「売り込み」にも「提案」にもなります。
どうすれば“売り込まずに選ばれる提案”に変えられるのか?
その答えを、具体的に学べる場を用意しました。
もしあなたが、
「お客さんとの信頼を築く“伝え方”を学びたい」
そう思ったのならこちらを覗いてみて下さい👇
➡️
出会って90秒で好印象『相手の懐に潜り込む』コミュニケーション術
「地域に愛される商売を、チラシで実現したい」
そう思ったなら、こちらを覗いてみて下さい👇
➡️50点のチラシでも反響が取れるポスティング講座
「SNS発信を“やさしさの延長線上”で続けたい」
そう感じたなら、こちらを覗いてみて下さい👇
➡️ インスタグラム 少ないフォロワーでもマネタイズする方法
あなたの「余計なおせっかい」が、
きっと誰かの助けになります。
その最初の一歩を、今日から踏み出してみませんか。