ひと狩りしようぜ!
※画像はお借りしているものです。
何となくタイトルやばめ、平和な感じがしないんだけど…
ネトフリからあなたへのおすすめって紹介されたやつだ。
いつも思うんだけど、なんでおれにはこの手の映画ばっかり紹介されるんだろう?
世界一純愛ラブストーリーが似合うはずなのに。
数年前、劇場公開してたんは知ってたけどこんな映画あったのなんてすっかり忘れてたよ。
ブラムハウス制作なんで、何となくどんなジャンルか想像がつくやつだ。
ある森の中で目覚めた12人の男女。
ここがどこなのか、なぜここにいるのかもわからない。
そこには大きな木箱があり、その中には一匹の子豚と数々の武器は重火器類。
すると、いきなり銃声が鳴り響き、男女は命を狙われていることを
知る。
(『ハンガー・ゲーム』や『メイズ・ランナー』みたい)
状況がわからず逃げ惑う男女。
彼らは、富裕層が娯楽のために無作為に選ばれた一般市民を狩る“マナーゲート”という人間狩りゲームのターゲットとされたのだ。
ガソリンスタンドに逃げ込んだ3人は、ガソリンスタンドの店主に偽装していた老夫婦に殺害されるが、一人の女性クリスタル(ベティ・ギルピン)は、老夫婦の罠を見抜いて殺害する。
ドン(ウェイン・デュバル)という男性とともに列車に飛び込み追ってから逃げるクリスタルは、キャンプを張っていた軍隊に保護される。
難民キャンプに連れてこられたクリスタルは、周りの様子から自分はクロアチアにいることを知る。
軍の車を奪い、ドンとともに次々と“マナーゲート”のハンターたちを片付けていくクリスタルだったが、“マナーゲート”のリーダー格の女性アシーナ(ヒラリー・スワンク)が残っていることを知る。
アシーナの棲む屋敷にやってきたクリスタルはそこでなぜ自分たちがここに連れてこられたのかを知り、アシーナとの最後の対決が始まる・・・
デスゲーム系?内容的には『パージ』、日本だと『バトルロワイヤル』だな。
前半、出てくる人が次々と退場していくので誰が主演なんかわからんかった。
かなりトリッキーな構成だな。
エマ・ロバーツが出てきたときは、あー、この人主役か、と思ったらいきなり頭吹っ飛ばされたし、実はベティ・ギルピンが主役とわかったのは中盤辺りからだもんな。
クリスタルが抜群の判断力でハンターを次々に仕留めて、そのたびにいちいち痛快な捨て台詞を吐くのが何ともクールだ。(コメディタッチな演出のおかげで血生臭くない。)
クライマックスのクリスタルとアシーナの壮絶キャットファイトは最近のかっこいいバトルアクションというより、ガチのけんか。
たぶん実際のバトルだとこんな感じになるんだろうな。
しかし、なんでも暴力で解決しようとするところが、アメリカ社会の闇を感じる。
銃が許されてるわけだから狩る/狩られるってのはちょっとたちが悪いよな。
作品の店舗はやたらと早くてスピーディーだ。
裏切りに次ぐ裏切りで、誰が主人公?とともにこの人本当に味方?なんでクリスタルは選ばれたの?
と謎が次々と明らかになる後半はまさにジェットコースタームービーだ。
この手の映画としてはかなり掘り出しなんじゃないかな。
ところでこれ、着物着たら鼠豆子だな。
鑑賞メモ:NETFLIX