過去にも何度か、併願成功率について具体的な数値を紹介していますが、
今日は、東大・京大・東工大受験者の早慶理工学部併願成功率(合格率)を紹介します。(駿台ベネッセより)
最新2023年のデータになりますが、2022年との比較も併記しておきます。
(2023年) | (2022年) | ||||||
【東大理Ⅰ】 | 全体 | 合格者 | 不合格者 | 全体 | 合格者 | 不合格者 | |
慶應理工 | 76.6% | 97.0% | 61.5% | 78.8% | 99.0% | 66.4% | |
早稲田基幹 | 66.7% | 97.1% | 47.3% | 65.3% | 94.6% | 50.0% | |
早稲田先進 | 73.0% | 94.1% | 58.7% | 65.0% | 97.0% | 49.3% | |
【京都工】 | |||||||
慶應理工 | 48.6% | 73.5% | 33.0% | 44.1% | 74.0% | 26.0% | |
早稲田基幹 | 36.6% | 63.4% | 15.4% | 48.5% | 81.4% | 25.0% | |
【東工大】 | |||||||
慶應理工 | 33.5% | 61.8% | 17.1% | 22.9% | 63.0% | 10.7% | |
早稲田基幹 | 28.2% | 54.7% | 8.5% | 28.2% | 61.8% | 11.6% |
(表の見方)2023年東大理Ⅰ慶應理工を例にすると、→東大理Ⅰ受験者で慶應理工併願者の合格率76.6%、東大理Ⅰ合格者で慶應理工併願者の合格率97.0%、東大理Ⅰ不合格者で慶應理工併願者の合格率61.5%という意味、以下同様。
この表からいくつかコメントします。
・東大理Ⅰ合格者は、早慶理工にめったに落ちない。
・京大・東工大合格者だと、早慶理工どちらか取りこぼしている人は半分くらいいる。
・東大不合格者だと早慶理工合格率は半分程度なので、東大チャレンジ層が滑り止めにするためには早慶理工両方を受けるべき。
・京大・東工大不合格者になると合格率がかなり低くなり早慶理工両方受けても両落ちは十分ありうる。京大、東工大チャレンジ層は早慶両落ちを想定すべき。
また、2022年との比較で言うと、早稲田基幹理工合格率が京大合格者で81.4%→63.4%、東工大合格者で61.8%→54.7%と明確に難化しているように感じます。
奏が受験する前2020年頃までは早慶理工の難易度に差は殆んどなかったと思いますが、2021年入試ころから慶應理工のほうがやや受かりやすい印象がありました。
それが明確な数字となって現れてきているように思いましたが、受験された方、肌感覚と合っていますでしょうか?