昨日の記事で志望校の合格確率の考え方について書きました。
当然ながら同じ第一志望であったとしても、受験生のレベルによって併願する大学は変わってきます。
今日は、東工大を第一志望にする場合の併願パターンを受験生のレベル別に紹介したいと思います。
あくまで私の個人的な意見なので参考程度にどうぞ。
【レベル1:東工大合格確率80%以上】
後期:東北、北海道、横国、筑波、神戸など
私立:早慶理工学部、東京理科大
このレベルは早慶理工どちらかには合格する可能性がかなり高いのですが、万が一に備え理科大を抑える人も多いかなと思います。
理科大はA方式(共通テスト利用)で受験すると早慶合格発表前に入学金を支払う必要があり、返金されませんので、高確率で早慶理工と入学金をダブルで支払うことになります。
したがって理科大はB方式(一般受験)をオススメします。
B方式で受験した場合、4年間毎年50-60万円もらえる特待合格も可能です(実際、アメンバーの方など複数特待合格者は出ています)。
このレベルは共通テストもそれなりに得点できるので、後期国立もそれなりに計算できると思います。
【レベル2:東工大合格確率40%以上】
後期:北海道、横国、筑波、千葉大、農工大、電通大など
私立:早慶理工学部、東京理科大複数学部
このレベルは早慶理工どちらにも不合格になる可能性が結構ありますので、理科大をしっかりと抑える必要があります。
下記記事で理科大乱れ打ち受験について書きましたので参考にしていただけると。
理科大はA方式(共通テスト利用)とB方式を併願することに加え、複数学部を受験し確実に合格をもらうと安心して東工大に向き合えると思います。
国立後期のため共通テスト対策もしっかりやるか、国立後期は捨てて早慶対策をするか、戦略を明確にしておくべきと思います。
【レベル3:東工大合格確率20%以上】
後期:農工大、電通大、首都大など
私立:早慶理工学部、東京理科大複数学部、MARCH
このレベルは早慶理工はかなり厳しくなりますので、理科大に加え、MARCHも候補になります。
私は、早慶理工は受かればラッキーくらいに考えて、早慶対策はせず受験し、理科大の乱れ打ち受験数を増やして対応したほうが対策し易いのではないかと思います。
【レベル4.:東工大合格確率20%未満】
後期:埼玉大など
私立:東京理科大複数学部、MARCH、四工大
一か八かで東工大に突っ込む層です。
共通テスト対策は最小限、理科も1科目に専念し、理科大取れれば御の字のつもりで取り組む感じになろうかと思います。
東工大は共通テストの配点はないので、共通テストを捨てる事も可能ですが、そうすると後期国立も捨てることになるので悩ましいところです。
東工大合格者の共通テスト平均点は阪大など地方旧帝大合格者平均点と遜色ない(むしろ高いくらい)ので、
共通テストを捨てて一発狙いの人はあまり合格していないと思われます。