2022年9月
元気な父が?!! 81歳11カ月で
「前立腺がん」の手術をしました。
人生初入院、初手術です。
本心を何気ない会話の中で見つけてみる?
高齢者の「前立腺がん」の場合、
放射線治療を選択する場合が多いらしく
先生は、
後、2~3か月というわけではないので
家族で話し合って下さい、と話して下さいました。
そうは言ってもね~・・・
難しいぞお~
「治してもらわな! しょうがないわね!」と
母 (当時83歳)がそう言った、と、
お客様が話されたことを思い出し
父に、
それくらい強い気持ちがあるのら
手術?
そうでないのなら
放射線治療????
当の本人も
「どうしたらいいのか 分からへん」と・・・
そうやと思うわ~
「自分の事だけど 誰かに決めて欲しい!」
気持ちってありますよね?
父は
「(長く生きたから)もう、ええけど?」
「来年、生きとるか分からんけど?」と言いつつも
時間をかけて話を聴くと
「人間というものは
年をとっていても 欲どおしいもんで、
もう少し生きたいのお~と思うんや、
気分が悪いとか痛いとか何んにもないさかいの~」と・・
その言葉が決定打となりました!
手術をする事が正解だとは言い切れないけれど
少なくも?
「がんを取り除く手術をしてもらおう!」と
思ったようです。
気持ちを聴く時は、
両親の気持ちがぶつかり合わないように、
「食後」「おさんじ」「何かをしながら」
父は父、母は母で先生のはなしを伝え
父は父、母は母のはなしを聴き
最後に夫婦で話し合ってもらいました。
どう選択しても心は揺らぐものです、だけど、
進むべき道が決まりました。
本人が理解しておくことも大事だけど、
家族がしっかりと理解しておくことが重要なように思います。
先生ってすごいね~
話が通じる付き添い人を見て話しそうなものですが、
耳がとおい父を見て丁寧に話して下さるんですよね~
当たり前といえば当たり前だけど
でも?! いち日に何人もの!
おそらく? ほとんどが高齢者相手に?!!
通じているのか通じていないのか?!
忙しいのに大変だなあ~と思って・・
そんな先生の話を
家族がしっかりと聞いて理解しておくって
すごく大事だと思うのです!
なぜかというと先生は「患者の現状」
治療を行う上での「良い面」「悪い面」を
きちんと診てお話して下さっているからです。
家族は特に「悪い面」をきちんと理解し
そうなった時のことも視野にいれて、
日常生活においても
本人と関わることが大事だと思いましたね~
本人でないからこそ、
情報に振り回されない平常心を保つことも大事だと
検索すれば
都合の良い回答を出してくる情報
自分の不安がなくなりそうな
情報に吸い寄せられる?経験ありませんか?
不安という意味では
私も22年ほど前 そんな経験あるのですが・・
事実は変えられないですよね?
受け入れてからが始まりだと思います。
父の場合も誰かに聞いてみたり、
ネットで検索してみたり・・
そういった事はいっさいしていません。
先生に渡された「前立腺がんのすべて」と
先生の「面談記録」を読んだだけです。
なぜかというと
病状は人それぞれ違うし、
不安材料になる情報は要らないからです。
「前立腺がんのすべて」がすべてです。
先生のお話が聞こえるように
父の心情に気づけるように
本人でないからこそ
平常心を保つことも大事だと思います。
人間、生きていれば 死ぬこともある
今日、この瞬間も生きているのは奇跡だと・・
だからこそ毎日を淡々と丁寧に生きたいと思うのです。
術後、全摘した前立腺を見せてもらい
その説明を聞いたとき
先生の言葉の端っこにこだわりを感じ、
「完璧な手術をしてもらったな」と思いました
私が勝手にそう思っただけですけどね (笑)
そして、一か月検診では
先生から「100点満点です」と言ってもらえました。
これには父も喜んで自信になったようです。
とはいうもののこれで終わりというわけでもなく、
今後は、再発も視野に入れて生きていくことになります。
思ってはいても
今は元気だからいいか・・
なかなか本気になれない
目を背けられるものなら背けたい
「生きていくため」の「病」の話題
- 家族側の「つもり」になってみる
- 本人側の「つもり」になってみる
- 今後の「つもり」になってみる。
自分も家族もきげん良く生きるために
「他人ごと」を「自分ごと」として
「もしもの時」に備える生活をして身体を作る・・
「健康長寿」以前に大事なことだと思うのです、が
どんなもんでしょ~かねぇ?!
知りたいけど知りたくない?
分かってるけど分かりたくない??
意外と「そこそこ」が難しいっちゃ難しい?
気づいたきにはすでに病気?!
ちょっとやってみてください。
自分のためになるかもしれませんよ~