本を読むときの順番がありまして・・・
まず始めに、
本を広げて「装丁」を眺める。
装丁の意味を想像する・・・
この絵は何を表現しているとか
色んな工程を経てやっと読み始めます。
一汁一菜でよいという提案
土井善晴 著 (新潮文庫)
シンプルな「装丁」
生命の始まり
大地を想像していました。
表紙の文字は土井先生 直筆
「NHK+」で拝聴する先生の
物腰やらかい口調とは逆に
しっかりとした信念を感じる書体です。
本を読み進めていくと・・・
(ここからはネタバレ?あり???)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20220317/15/gigilio/3f/6b/j/o1080060815089028687.jpg?caw=800)
ーいや、この下手くそな書き文字を表紙にするために
- 紙のご飯の色
- 文字の菜の色
- 帯の味噌の色
それぞれのバランスを綿密に計算し尽くした結果の「深いもの」なのです。ー(本書より)ー
装丁は
一汁一菜を
表現していました。
一汁一菜を意識した生活は
一時の感情や便利なものに流される自分を
見直すきっかけになると思います。
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