7月19日

タリンからリガへバスで移動します。

調べた限り、タリンからリガへの列車の直行便はなく、列車で行く場合にはエストニアの国境駅まで行き、ラトビア側の列車に乗り換えてリガまで行く必要がある。エストニア側は1日に4便、ラトビア側の列車は1日2本しか列車が運行されいない。時間的制約と乗り継ぎに難があると判断して、バスで移動することにした。バスはほぼ毎時間出ている。所要時間は4時間半である。


 タリンのバスターミナルはフェリーターミナルからも鉄道駅からも離れている。市街地の東側にある。バス会社が数社乗り入れているが、チケット売り場は1ヶ所である。ネットでチケットを購入することも可能である。コインロッカー、ATM、市バスのチケット売り場、売店、食堂、有料トイレの付帯設備がある。


 出発アナウンスはない。出発20分位前にバスが到着するので、まず荷物を預け、パスポートとチケットを見せて乗車する。乗車率は見た目9割だった。バスは定刻に発車した。

今回乗車したバスはトイレ付き、コーヒー、紅茶飲み放題であった。一番びっくりしたのは、座席の前にある液晶画面で見られるコンテンツの豊富さである。飛行機のそれよりも充実しているように感じた。ただし、イヤフォンを自前で用意する必要がある。



途中の景色は森林に覆われた地帯と一面麦畑で覆われた平野が大半を占めた。単調そのものの景色だった。

 出発から2時間ちょっとでエストニアからラトビアに入る。国境では以前の検問所は廃墟と化していた。バスはあたかも隣町に行くような感覚で通過した。

(リガ市内)

ほぼ定刻にリガバスターミナルに到着した。バスターミナルは川を挟んで中央市場の真向かえに位置する。リガ中央駅にも近い。