今回も前回に引き続き、
ティム・バートン版アダムス・ファミリー
「ウェンズデー」
を紹介したいと思います。
「ウェンズデー」では、
クリスティーナ・リッチさんの23年ぶりのティム・バートン作品出演が話題となっています。
そこで今回は、
ティム・バートン監督とクリスティーナ・リッチさんが23年前に初めて組んだ作品である
「スリーピー・ホロウ」
を紹介したいと思います。
「スリーピー・ホロウ」は、
世界一有名な都市伝説の「首なし騎士の伝説」をモチーフにした、ゴシック・ファンタジーです。
主演はジョニー・デップさんと
クリスティーナ・リッチさんで、
少し情けないヒーローを演じたジョニー・デップさんのコミカルな演技と、
クリスティーナ・リッチさんの
フランス人形のような超絶美少女ぶりが
大きな話題となりました。
物語の舞台は18世紀後半のニューヨーク郊外の小さな村で、首なし騎士による連続殺人事件の捜査に来たニューヨーク市警の科学捜査官・イカボッドと村の美少女・カトリーナが協力して事件を追う姿と、2人の淡い恋を描いた作品です。
監督は、
独特な世界観で多くのファンを魅了しているファンタジー映画の巨匠
ティム・バートンさん、
音楽は
ティム・バートン作品には欠かせない
ダニー・エルフマンさんです。
キャストは、
主人公のニューヨーク市警科学捜査官、イカボッド・クレーンを演じるのは
ジョニー・デップさん、
ヒロインの資産家令嬢、カトリーナ・ヴァン・タッセルを演じるのは
クリスティーナ・リッチさん、
カトリーナの継母、ヴァン・タッセル夫人を演じるのはミランダ・リチャードソンさん、
カトリーナの父、バルタス・ヴァン・タッセルを演じるのはマイケル・ガンボンさん、
そして、首なし騎士を演じるのはクリストファー・ウォーケンさんです。
他にも、クリストファー・リーさん、マーティン・ランドーさん、マイケル・ガフさんなど、ティム・バートン作品常連の豪華キャストが出演しています。
「スリーピー・ホロウ」の大きな魅力は2つあります。
1つ目は、
ティム・バートンさんにしか作れない独創的な世界です。
美しいけれど現実味が全くない映像と、
ゴシック調の衣装や美術、
そして、遊び心に溢れたストーリーといった、
「ティム・バートンらしさ」が全て詰まっており、
ティム・バートンさん以外には絶対に作れない作品だと思います。
2つ目は、
ジョニー・デップさんとクリスティーナ・リッチさんのハマり役です。
ジョニー・デップさんもクリスティーナ・リッチさんも代表作は沢山ありますが、
その中でも「スリーピー・ホロウ」で演じた役は、キャリア最高のハマり役だったと思います。
全く強くないのに命懸けでカトリーナを守るイカボッドを演じたジョニー・デップさんの、情けないけれどカッコいいヒーロー像は、多くの女性たちを虜にしました。
また、まるで西洋絵画の中から飛び出してきたような、クリスティーナ・リッチさんの「絶世の美少女」ぶりに、世界中の観客が騒然となりました。
クリスティーナ・リッチさんは、
「アダムス・ファミリー」や「キャスパー」などで、伝説の天才子役として一世を風靡し、
当時から「絶世の美少女」と言われていましたが、
「スリーピー・ホロウ」では、
メイクや衣裳の影響もあり、子役時代とはかなり違った印象です。
まるでフランス人形か西洋絵画のようなビジュアルで、
まさに
「絶世の美少女」と呼ぶに相応しい、
異次元の美しさでした。
特に日本では、元々ティム・バートン作品が女性人気が高かったことと、当時のゴスロリブームが重なり、若い女性のファンが多かったように思えます。
「スリーピー・ホロウ」は、
間違いなくティム・バートン監督の最高傑作だと断言できます。
ティム・バートン監督の良さ、ジョニー・デップさんの良さ、クリスティーナ・リッチさんの良さが、最大限発揮されており、
これ以上無いと言えるくらい最高に素晴らしい作品です。
なので、「ウェンズデー」を観る前には必ず観ておくことをお薦めします。
製作年:1999年
監督:ティム・バートン
音楽:ダニー・エルフマン
出演
ジョニー・デップ
クリスティーナ・リッチ
starring
ミランダ・リチャードソン、マイケル・ガンボン、キャスパー・ヴァン・ディーン、ジェフリー・ジョーンズ and クリストファー・リー
co-starring リチャード・グリフィス、イアン・マクダーミド、マイケル・ガフ、クリストファー・ウォーケン、マーク・ピッカリング、リサ・マリー、スティーブン・ワディントン
special appearance マーティン・ランドー
ここまで読んで頂いた方には伝わったと思いますが、
「スリーピー・ホロウ」は本当に素晴らしい作品で、
全ての洋画の中でもトップ10に入るくらいの名作です。
なので、「ウェンズデー」を観る予定の人も、それ以外の人も、ぜひ一度、騙されたと思って観て頂ければ嬉しいです。
きっと、何度も観たくなるような大好きな作品になると思います。
ティム・バートン版アダムスファミリー②「クリスティーナ・リッチ」
ティム・バートン版アダムスファミリー③「クリスティーナ・リッチ part2」