岩井俊二監督による、自主制作的なショートフィルム。
心を病んだ人々が収容される施設で出会った、ココ(CHARAさん)、ツムジ(浅野忠信さん)、サトル(橋爪浩一さん)は「世界の終わりの日」に、塀の上を歩き出す。
岩井俊二さんには、当時の日本がこんな風に見えていたのだろうか。
狂気と詩情が綯い交ぜになって、美しい映像と音楽が続くロードムービー。
儚くも哀しい結末に見えるが、歪んだ世界からの解放される瞬間なのかもしれない。
しかし、何を描いても岩井俊二色に染め抜くその才能に感服m(__)m
岩井俊二監督による、自主制作的なショートフィルム。
心を病んだ人々が収容される施設で出会った、ココ(CHARAさん)、ツムジ(浅野忠信さん)、サトル(橋爪浩一さん)は「世界の終わりの日」に、塀の上を歩き出す。
岩井俊二さんには、当時の日本がこんな風に見えていたのだろうか。
狂気と詩情が綯い交ぜになって、美しい映像と音楽が続くロードムービー。
儚くも哀しい結末に見えるが、歪んだ世界からの解放される瞬間なのかもしれない。
しかし、何を描いても岩井俊二色に染め抜くその才能に感服m(__)m
架空の山間の村「恋尾」を舞台に、過疎化が進む暮らしとそこに生きる人々の心の動きが美しい自然の移ろいとともに描かれる。
第50回カンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を史上最年少受賞。

(ネタバレ含みます。御注意!)
切ないくらいに懐かしい映像。
光はもちろん、影すらもあたたかい。
萌える山々に抱かれて暮らす人々の表情は美しい。
それを丁寧に写しとったフイルムは愛おしさに溢れ、心に滲みこんでくる。
しかし、素晴らしい自然に抱かれながらも山間の集落の暮らしは厳しい。
期待された鉄道新線の計画も中断し、村は高齢化、過疎化が進む。
田原孝三(國村隼さん)の存在感が素晴らしい。
泰代(神村泰代さん)、栄介(柴田浩太郎さん)、幸子(和泉幸子さん)も味わいのある佇まいが物語に溶け込んでいて秀逸。
みちる(尾野真千子さん)から目が離せない。
田原家とそこに関わる人々の暮らしや、言葉は少ないが、たくさんの心の動きを細やかに掬い上げていて、美しくも寂しく切ない詩を眺めているような映画で感動した。
地元の中学校の下駄箱を掃除中だったという尾野真千子さんが凄いのか、それを見つけて抜擢した河瀨直美さんが凄いのか、これこそ神の御業かも( ̄▽ ̄;)
敗戦後、GHQ占領下の日本、吉田茂の側近として奔走した白洲次郎を軸に、終戦から憲法制定、独立に至る日米の駆け引き、その歴史の裏側を描く。
第二次世界大戦のみならず、有史以来幾多の苦難の歴史の果てに、ようやく享受している平和らしきものに包まれて育った私に語れることは限られている。
そういった歴史の多くの記録や、映画、ドラマ、舞台による数多の表現を冷静に等しい位置から俯瞰することはそんなに簡単ではない。
それぞれの育った環境、受けた教育、その思想や信条によって考え方も様々だろう。
現在放送されている連続TV小説『あんぱん』(脚本/中園ミホ NHK)でも、時期こそ違うが戦時下の人々の様々な感情のあり方が描かれていてあちこちに感情が揺さぶられてしまう。
(ネタバレ含みます。御注意!)
さて、映画の話。
白洲次郎(浅野忠信さん)や吉田茂(小林薫さん)が、敗戦後母国のためにGHQと粘り強く交渉した話は今までも数多の作品で何度も取り上げられ有名だが、ふたりの個人的な交流を軸に史実を再構築し、日本の未来を見据えたラストが印象的。
宮沢りえさん、柄本明さん、石橋蓮司さん、松重豊さん、伊武雅刀さん、佐野史郎さん、渡辺大さん、大鶴義丹さん、青木崇高さん、浅田美代子さん、梅宮万紗子さん、野間口徹さん、奥田瑛二さんなど、キャストも豪華絢爛。
この時代から俯瞰すれば、その経緯に相当の瑕疵があるとはいえ、敗けたこの国が懸念されていた理不尽過ぎる民衆の蹂躙にも塗れず、体裁上は一定の礼を備えた敗戦処遇に対して、戦時中並みの思考回路で感情的に抵抗する閣僚や役人たちにこそ違和感を覚えてしまう。
その全てを肯定する気はないが、米国の思惑とはいえ、象徴天皇制が残され、東西ドイツ分断に比べれば、復興に向けた国の体裁が残されたことに意味はあるだろう。
ラスト、波打ち際で戯れるふたりの目線の先に今の日本があるm(__)m
「ハードボイルドヨコハマアクションムービーコンペティション2012」(審査委員長/押井守監督)で審査員特別賞を受賞したインディーズの同名短編映画(監督/山岸謙太郎)のリメイク作品。
あの押井守さんが監督で主演に清野菜名さん。
そりゃ、観るでしょ。
(ネタバレ含みます。御注意!)
美しく静謐な映像の中に散りばめられる狂気。
微かなノイズを孕み、危うさを感じさせながら物語が進み、まさに「ラスト15分」で一気呵成に弾ける衝撃。
藍(清野菜名さん)のアクションがそれを後押しする。
金子ノブアキさん、りりィさん、本田博太郎さんなど、脇を固めるキャストも抜群の存在感。
ただ実写映画はアニメに比べると、類型的演出や細部の粗さで映像の説明的要素が過剰になりがちで、個人的には「70分」は緩んで感じられる。
折角のノイズや危うさが前置きっぽく見えて、逆に「15分」が浸み出してきてしまったのが惜しい。
それでも、この世界線は嫌いじゃない。
中学・高校の頃、りりィさんの歌をよく聴いていた。
彼女の声に時を超える( ̄▽ ̄;)
同名小説の映画化である。
原作者がラジオの構成作家をしていた頃、男子バレーボール部顧問の女性教師というリスナーから聞いた、「優勝したら部員におっぱいを見せる」と約束した実話をモチーフに、高校バレーを取材して創作された。
岡田惠和さん脚本、綾瀬はるかさん主演と推しふたりによる作品。
まだ若い小島藤子さん出演もアツイ!
(ネタバレ含みます。御注意!)
もちろん、青春コメディ映画。
元教師から見れば、かなり粗い展開。
それに「おっぱい」ごときではしゃぐ中3も少しイタイ(;゚Д゚)。
しかし、そこさえ目をつぶれば、話の運びはうまいし、生徒たちがいきいきとバカっぽくて楽しくなってくる。
もちろん教師としてはかなり問題が多いが、いかにも天然っぽい寺嶋美香子(綾瀬はるかさん)が抜群に光っている。
同僚教師(青木崇高さん)、城の父(仲村トオルさん)、教頭(光石研さん)に、田口浩正さん、市毛良枝さん、小林勝也さん、小島藤子さんなどキャストも良い。
公立中学なら、あれで途中解雇は考えずらいが、ま、明るいラストはいい感じ。
「話がバレずに勝ったらどうしていたんだろう」と「実際に約束したという女性顧問の顛末」のほうが気になっていた私こそ、イタイ中学男子のよう( ̄▽ ̄;)