家で静養と片付と帳簿。夜は緑魔子さまに拝謁しました。

いま仕事を休んででも見に行きたいイベントがあるとしたら、劇団第七病棟の公演以外にない。第七病棟は、演出兼俳優の石橋蓮司と女優緑魔子の劇団。2人は夫婦でもあるのです。唐十郎の脚本で、廃屋を舞台に演劇をするのですが、大体忘れ去れた記憶がテーマです。もともと4、5年置きにしか公演しないのですが、それも2000年を最後にその後がありません。

えっ、どんな人かって?

まあ、画像をぐぐって貰えばいいですが、月影先生がYOUの声を出していると考えてください。

そんな魔子さまも、女優業は無理ですか・・・と誰もが思うのですが、突然のNHK大河「風林火山」に老婆役(というか、魔子さんは魔女しか出来ない)で出演。いや、すげぇ。ホントすげぇ。甲高い声、怪しげな動き。誰だよ、キャスティングしたの!というか、緑魔子を世間に引きずり出すために、第七病棟マニアのディレクターが役を余計に作ったに違いない!!

というかよく考えてみれば、有薗芳記が出てる時点でこのドラマの怪しさを悟るべきであった。ちなみに有薗さんは勘助の子分役です。元第三エロチカという劇団の名俳優です。
水曜日に怒濤のように仕事をしてしまったので、週末は手が空くことが分かってました。じっくり考え、久しぶりのレストラン予約。老舗「レ・ジャルダン・デ・ザヴール」誇り高き中澤シェフのお店です。マニアしか寄せ付けない雰囲気が確かにあると思います。ただ料理はど真ん中のストレート。涙が出るくらい旨かった。ちなみに銀座は初めてでしたが(前は青山にあった)、フルオープンキッチン!!!鉄板焼きじゃないんだからさ(笑)。中澤シェフと食べる人達の血戦場って感じ。

「フェンネルのムースで包んだホタテ、トマトのピューレ」
「ナスとフォワグラのテリーヌ、トリュフのソース」
「真鯛のスープ仕立て(スープは松茸がベース)」
「雷鳥のロースト、はちみつのソース」
「カルダモンのレモンのソース、アイスクリーム添え」
「ブランデー入りチョコレートフォンダン、カラメルのアイスクリーム」
(うろ覚え)

まず全体に言えることは野菜の使い方が素晴らしい。鮮やかなグリーンは、本当にお皿を美しく飾り立てます。食感もいいし、メリハリの利いたドレッシングと塩と胡椒は素晴らしい。奥さんが食べていた名物の「ガルグイユ」はバターの使い方がとてもいい。やや秋に遅れた雷鳥。胸肉は半生で、足とお尻はがっちりローストされています。この独特の苦みが本当に美味しい。例えは悪いけど、「ほていの焼き鳥」の缶詰のすごーく美味しいやつです。いや、マジで。

ラランドワインはさすがに赤を勧められました。消去法的選択で「ピション・ラランド」(1979)。タンニンはしっかり馴染んで、枯れた感じになって美味でした。惜しむらくは風邪を引いており鼻が弱かったこと。ちょっと悔しい。

しかし、やっぱり中澤さんはアクが強い。懐に飛び込んでしまえば、かなり楽しく、美味しく、素晴らしい時が過ごせるけど、大半の人はうまくいかないだろうなぁ。そういった意味で鮨屋的なのよ。

シェフの著作権に配慮して写真は撮ってません。ウェブサイトをご覧下さい。見てるだけで涎が出てきます。





どらやき喉が痛いんだけど、翌日遊びに行くのを楽しみに自粛した一日。今日のネタはおやつ。

昨日、母に「”うさぎや”のどら焼きよ!」と言われて出された。普段どらやきなんぞはあまり興味がなく、バター塗って食べちゃったりするんだけど、老舗の看板に敬意を表して素で食べた。ところが、滅法うまいのである。あんこの甘さといい、皮のふわふわ感といい、コンビニやデパ地下で買うのとワケが違うのである。ホント感動した。

そして偶然は続くもので、実家帰りの奥さんが「”うさぎや”でどら焼き買ってきたよ」と持ってきた。笑いながら既に食べたこと明かし、もう1つ食べた。これも滅法うまいのである。

ところがネットで調べてみると二つの”うさぎや”が別物だということが判明。母は武蔵野出身なので”うさぎや”といえば阿佐ヶ谷のうさぎやらしい。ところが市川育ちの奥さんに”うさぎや”は、上野のうさぎやらしい。両者は暖簾分けというのでなく、戦っている間柄らしい。(他に日本橋にもある)まあ、どちらが美味しいか、あるいは好みかは、両者を同時に食したワケではないので判断はできないけど、老舗の焼きたてのどらやきがかなり美味しいものだということは理解したのである。

写真は上野のうさぎやのどらやき。