登別伊達時代村旅行―改め:ディマシオ美術館 | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 翌、10日。

いよいよ今日は地獄の強行軍となる日である。

 

 この美術館は、2年前の6月に札幌のバンクシー展の帰りに寄った場所である。

 

 良かったら、その時のブログも合わせて読んでください。

 

 絵が好きな娘1号にもいつか見てもらいたいと思っていた場所でもある。

 

 ただ、場所が襟裳岬の近くの新冠にあるので、ここを見に来るだけでも連休が無いといけない場所だと、今まで諦めていた場所である。

 

 朝6時ごろにホテルをチェックアウト。

するとお会計は昨日は6,600円であったが、いきなり8,800円もとられた。

(そうか、延長が入ったんだ。)

 

 そー言えば昨日は疲れていたので、食事を終えたら、苫小牧観光なんかする余裕なんか無く、さっさとホテルに入ったもんなぁーー。

 

 気を取り直して、朝食を食べる為に、すき家を探そうとしたら、ホテルから出たらすぐ目の前にすき家があった。

「オオッ♪これはラッキー♪」

 

ここで、朝食セットを頼んで、優雅な朝食とした。

 

AM:7:00頃、苫小牧を出て新冠のある浦河方面に向かう。

 

 浦河は進行方向から見て、右側のはずなのだが、何故だかカーナビは左側を指した。

「うーーん??何でだ??」と悩みながら走ると、確かに標識も浦川方面は左側に走れと出ていた。

 

 

 その理由は直ぐに分かった。

 苫小牧の主流道路は片側4車線もある。

しかもフェリーが停まるので、物流のトラックは、朝、6時でもかなりのスピードで飛ばして走る。

 大体、80km/hでも遅い方である。

 

 その為、右折なんかしようものなら、たちまち大渋滞になるので、いったん左折させて交通量の少ない下道を走らせてから、今度はUターンを行い、本線の浦河行きのバイパスに乗るのだ。

 

 ナビに住所を指定したら、順調に浦河行きのバイパスに向かっていった。

ところが急に「右折をしてください。」と、指示が出たので、本線の合流地点だと思って、右折した途端・・・・・

 苫小牧方面の下道の道路にぶちあたった。

「うわっ!!またカーナビに騙された!!」

 

 再び交通量の多い本線に合流、また左折行きの道に向かおうとしたら・・・

なにやら急にお腹が痛くなった。

 

 これはまずい。と、思って、バイパス行きを外して、しばらく岩見沢方面の道を走って、途中の道を右折しながら、コンビニを探そうと思った。

 

 コンビニまであと1.4km。という看板を見つけ、大慌てでコンビニに向かう。

「危ない。危ない。カーナビのウソの指示が無かったら、バイパスで地獄の苦しみを味わうとこだったわ。」

 

 コンビニで一安心したオヤジは、もうバイパスを走るのを止めて、下道から走ろうと思った。

 

 7時に出たのでオープンは10時。

3時間もあれば充分に間に合うだろう。

1時間も走っただろう。

 

 AM:8:00近くにむかわ町の道の駅に到着。

 

 ここでトイレタイムと、スタンプラリー用のスタンプを押すことにした。

(通常はスタンプは道の駅のお店がオープンしていないと、押せません。)

 

 中に入ると、ここは5:00からお風呂をやっているので、車中泊の人には好都合である。

 また、お店の方も、朝早くからやっていた。

 

 

  むかわ町には苦い思い出がある。

 ここにはかって、むかわ町の化石の展示会場と、地球村というテーマーパークがあった。

 

 昔、娘2号が札幌にいたときに、この地球村に行きたかったのだが、勝手に日高=襟裳岬よりも、さらに遠い場所。と、思い込んでいたので、また今度の機会にしようと思って、行くのを止めた場所であった。

 

 実際は夕張から1時間ほど離れていた場所なので、その気になったら地球村を見てからでも、高速を使って充分にその日のうちに自宅にもどれた場所であった。

 

 そして、いつか行こうと思っていたら、その年、日高で大地震が起きて、残念ながら地球村のテーマパークは崩壊してしまった。

 

 結局、オヤジはその地球村はそれ以降、2度と見ることが出来なかった。

(過去、2回ほどは見に行っています。)

 

 それ以来、オヤジはいつか見に行こうという考えは捨てた。

 機会があれば多少遠くても、絶対に行ってみようという考えに替わったのだ。

 

 それが今回、6月に赤平の旧車のイベントに向かう時に、前日に稚内100年記念館を見にいった後に、赤平に向かおうと思って走ったこともあった。

 

 ともかく、自分が行動を起こさない限り、いつかという事は絶対に無いのだ。

 

 いつか行こうと思いながら、年老いて走れなくなり、後悔することは絶対に嫌である。

 

 それが今回、キノコ王国、登別、新冠と、たった2日間で広範囲の走りをすることとなったのだ。

 

 

 

 右側に太平洋を望み、淡々と走るS2000。

 

 ようやく、目的地が見えてきた。

 

AM:9:30分。予定よりも30分早く到着。

 オープンまでの30分、外回りの彫刻を見ながら過ごす。

 

 外では妖精さんが、オヤジ達を出迎えてくれる。

 

 係りの人が気を利かせてくれて、15分ほど早くオープンしてくれた。

 

 中を見たらやはり2年前の感動がオヤジを襲った。

 

 絵の好きな娘1号は娘なりに思うところがあるのだろう。

 真剣なまなざしで色々と見て回っていた。

 

 美術館のアイドルのマスク。(猫)

人なっこい為、簡単に頭をなぜさせてもらえるそうなのだが、何故かオヤジが頭をなぜようとしたら逃げていった。(クソっ♪ダークサイドのオヤジの心を読んだのか??笑い♪)

 

 

 

 そして10:30。

 この美術館のメイン・イベント、光と音でこの世界最大の油彩画をさらに、飾り立てるのだ。

 

 

 約10分間ほどかたずをのんで見ていたオヤジ達である。

 

 それが終ったら、外のガラスの美術館を見にいく。

 

 AM:11:00。いよいよ帰宅の時間である。

 

 これから約2時間後の、PM:1:00には帯広から苫小牧線の高速道路の、占冠に着いていなければいけないのだ。

 再びカーナビに帰宅の指示を与える。

これから分刻みでの戦いとなった。

 

 途中、トラックが横転していた。

 

 まあ、北海道人は一般道でもスピードの領域が高いから、一歩間違ったら、こんなことになってしまう。

 今回は確信犯的にスピード違反をおこしながら、占冠を目指して走る。

 12:50分、日高の道の駅に到着。

 娘1号がこの道の駅のスタンプを押していないというので、ここでトイレタイム+スタンプ押し+昼食用に走りながら食べれる、おにぎりとサンドイッチを購入。

 

 15分後、第一目的地の占冠に到着。

ここでもスタンプを押していないというので、トイレタイム+スタンプ押しを行った。

 これまでで30分の遅れ。

ここからS2000の実力を発揮!!

 常時、100km/h120km/hをコンスタントに出しながら高速道路を走り切る。

途中のパーキングでトイレタイム。

 空には後光がさしていた。

 

 新冠のデイマシオ美術館を出てから約4時間後のPM:3:00。

 ようやく足寄に到着。

 

 ここまで来たら、ようやく帰りの時間の予想が見えてきた。

 

 そして陸別から北見経由で、いつもの食材の買い物+夕食を終えて、PM7:30分。

無事に自宅に帰宅。

 

 今回の全走行距離は1133.7km。

 

 過去最高の走りと走行距離となっていた。