その後、 | クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

クラブ・ミッドナイト:正伝!! =Sの称号= 第2章

TYPE Rの称号を与えられなかったもう一つの悲運の車

 朝一番にそのお坊さんにラインを送ったオヤジ。

 

 すると30分ぐらいで返信がきて、昼からお坊さんはカタナを見に来ることとなった。

 

 ここでカタナがすぐに売れたら、まるで小説の様であるがそうは問屋は卸さない。

 

 昼からカタナの置いてある場所に案内するオヤジ。

 

 室内は冬の為、まるで冷凍庫である。

 実に寒い!!

 

 

 お坊さんもやはりマニアだったらしく、もう一台のバイクのビューエルの存在を知っていて、実際に見た途端、驚いていた。

 

 

 一通りみてもらってから、家の中でオヤジの買ったカタナの年式を調べる事にした。

 お坊さんは最初はCBR650を購入する予定だったらしい。

 そこで、もし、カタナを買うとしたら、これからの維持が出来るかどうか考えていたそうだ。 

 

 確かにCBR650を買えば、これからのバイクライフ。

 すぐに乗れて安心に楽しいバイクライフは確実に送れるとオヤジは答えた。

 

 ただ、やはり絶対的な存在感や所有感はカタナのほうがはるかに上という事も付け足した。

 

 またカタナのネガティブな事も伝えておいた。

 

①フロント・ブレーキは全然効かない。

②手放しをすると左に寄っていく。

③チューブタイヤである。

④Uターンは全然できない。

⑤クラッチがクソ重い。

 

 これはオヤジがカタナを買う時に、ブログでお世話になっている、ジンジンさんからのアドバイスのうけおいだが。(笑♪)

 

 これがオヤジがカタナを手に入れた当時の様子ね。

 

 

 またオヤジ自身が感じたカタナ乗りの方法で、

 

 クリップ・オンのハンドルの為、長時間、乗りっぱなしだと背中が痛くなるので、危険でない道で、たまーにカタナの車体を左側に傾け、左手をハンドルから離して体を休めながら走らないと疲れる。というアドバイスも伝えた。

 

 さらにもし誰もバイク屋の知り合いがいないなら、と、オヤジがビユーエルやカタナに乗るときにお世話になったバイク屋を紹介しておいた。

 

 ここで即決したら、多分、このお坊さんはカタナを買って後悔することが絶対に出ると思う。

 

 お坊さんは友人にカワサキの旧車乗りの人がいるから、その人とカタナを買った場合の維持の方法を相談したいと言ってきた。

 

 オヤジはカタナの車検証のコピーと、オヤジのカタナの出た年式の資料を渡しておいた。

 

 旧車が好きな人でカタナと聞くだけで、相手の言い値で買う人は多いと思う。

 

 しかし、そういう人ほど、何か故障が起きた途端、前のオーナーに責任を押し付けてくるのが多い。

 

 やはり旧車の維持のリスクを充分に考えてから購入の有無を行いたいう事なので、一安心のオヤジである。

 

 お坊さんには、当然、ノークレーム・ノーリターンという事。そして春迄はカタナは売る気は全然無いので、カワサキ乗りの友人としっかり相談してから、考えてくださいと答えてお坊さんと別れたオヤジであった。

 

 何事にも縁があると考えているオヤジ。

 

 もし、このカタナがお坊さんに縁があれば、お坊さんの元に行く事になるし、縁が無ければしばらくオヤジの手元に残ることとなるだろう。

 

 春先にはきっと答えが出ると感じているオヤジである。

 

 

 

 

 

 

 もし、良かったら今のオヤジの生き方に、多大なる影響を与えてくれた、この二人のブログに遊びに行ってみて下さい。